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2003_横浜のお嬢様_part2.../5. 息子はライバル

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登場人物(2003年時点)
幸田麗華 日仏食品ビジネスサポート部長  1976年(27歳)
幸田(会澤)耕一 セダ 課長         1970年(33歳)
幸田大介 輸入商事 会長         1940年(63歳)
佐藤愛子 大介の妻            1966年(37歳)
江戸直樹 幸田商事 社長         1950年(53歳)
江戸(有村)かす美 日仏食品ビジネスサポート課長1968年(27歳)
大阪真由美 幸田商事 輸入課長      1963年(40歳)
山崎修  幸田商事 カスタマー課長    1960年(43歳)
ルシア・マルガリータ・ロペス ワイナリー勤務 1978年(25歳)
 

2003年の正月は、慌ただしく麗華の出産で始まった。

まだ初七日も終わらない内に、無事第二子が誕生した。

元気な男子で、翔と命名された。

耕一「翔は元気だね。体調はどうだい...。」

麗華「うん、疲れた。少し寝るわ...」

耕一「ああ、おやすみ...」

麗華の病室のドアを閉めると、自分の車へ戻った。

iPhoneには着信のサインが....

ルシアからのメールが来ていた。あれから会社のメールは避けて、ルシアとメールを交わしていた。

だからルシアに麗華に一筆取られた件は、話していなかった。

来月2月にEUに出張なので、その件だろう。
だが、また前回と同じく大阪真由美が同行するので、またチクられても困るので、一計を案じていた。
今回、イタリアのオーガニックファームへ見学と契約を予定していたので、それを真由美に担当させて、その間にルシアと逢い引きしようと企んでいる。

2月になり、大阪真由美とイタリア、スペイン、ポルトガルへの出張に行く前日、麗華から再度釘を刺された。

麗華「こーちゃん、今度の出張は真面目に仕事オンリーでね。確認だけど、ルシアとか連絡していないわよね...」

耕一「まだ、疑っているの...残念だな。大阪さんが一緒だからな、何も出来ないよ...」

麗華「何...大阪さんが、いなかったら、また浮気するつもりなの...」

耕一「いや、それは、言葉の綾だよ...しませんよ、一筆書いたし...冗談じゃない...」

麗華「うん、それなら、良いわ、来て...」

耕一「あっあ...」

耕一は、麗華の隣へ移り、久しぶりに麗奈の熟した肢体に舌を這わせて行く、二つの丘陵を過ぎて、濡れ始めた花弁へ行く手前で、そこを迂回し、太股へ舌を這わせると、麗華は悶え始めて、耕一の頭を手で、自分の花弁へ誘導し始めた...

と、その時隣のベビーベッドに寝ていた翔が突然泣き始めた。

それを聞くなり、麗華は飛び起き、翔の元へ駆けつける。

一人、取り残された耕一は、麗華が翔に母乳を与えているのを、恨めしそうに見ている。

既に、麗華の豊満な乳房は、耕一のものでは無く、息子達の取られてしまっている現実を改めて認識した。

翔が母乳を満足するまで飲み、ゲップをするのを確認して寝かしつけると、麗華は自分のベッドへ戻るが、耕一は既に寝入っていた....

その穏やかな寝顔を見て、麗華は複雑な気持ちになった。

この人は、向こうでまたぞろ浮気をするのではないだろうか、このまま溜まったままで、出張に行かせるのは、危険では無いか...。

猜疑心に襲われた麗華は、耕一を揺すって、起こすと、耕一の息子を刺激始めた。

初めは、夢うつつだった、息子は徐々に硬直しはじめた。

それを咥えると、上下に動かし、舌を絡めた...流石に、耕一は目覚めて、麗華の豊満な乳房を揉みしだいた…。

子供が生まれる度に、麗華の豊満な乳房の所有権争いが、耕一と息子達の間で、起こるが、大体母親は息子を優先し、旦那は次点へ回される…

母性のなせる技で、如何ともいがたい…それが、浮気へのトリガーになることもあるようだ...。

それにしても、この年の統一地方選挙は4月3日の予定である。

そちらに、注力しないと、いけない。お願いだから、浮気なんてしていないで、バックアップしてい欲しいと思う麗華だった。
 
それが、2003年2月の出来事だった。


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