前川國男邸・その2 ディテール/前川國男 建築探訪 その10

画像1 今回は、前川國男邸の詳細や未掲載の画像を紹介したい。居間の2階と階段。展示では階段は使用できないが登り易い勾配になっている
画像2 棟持形式の南面、独立柱は電柱を加工した。戦前で資材が不足していた。
画像3 外壁は檜、縁甲板、縦張り、オイルステイン塗り、オイルステインは昭和17年ごろ新製品、すべて新規
画像4 東面、中央の窓はサニタリー、右のドアは、キッチン・機械室
画像5 アプローチ前の説明板 概要と平面図
画像6 玄関アプローチ、玄関ドアは見えない、正面の漆喰壁の右 左側 大谷石の目隠しは鉄筋補強
画像7 居間に展示されてあった 矩計図
画像8 床は黒のモザイクタイル、壁は白モザイクタイル、天井は檜縁甲板、オイルステイン塗り
画像9 当時、衛生陶器の品番を指定するのは、稀でレーモンド事務所で学んだと
画像10 主寝室、南面 木製建具の納まりが美しい、戸車、レールは真鍮
画像11 収納扉は檜 ソリッド
画像12 収納の小物入れ、引き出しは造付け
画像13 左側食堂との渡し口は、前川氏の要望で追加された
画像14 登りやすそうな勾配且つ美しい
画像15 南面開口部詳細 雨戸、ガラス戸、障子 棚板下は暖房のスチームラジエーター(当時)
画像16 木の詳細はレーモンド事務所風である
画像17 雨戸は折りたたむ式(建込みはガイドレール式)戸袋は片開き式・復元は片開き式で新規作成
画像18
画像19 居間入口扉、幅は広く図面上6尺 檜 親子ドア 軸吊り
画像20 大谷石の目隠し、高さは来訪者が分かるように低い
画像21 桁と破風はダボハゼ込栓で緊結されている。ここまで堅牢な納まりは初めて見た
画像22 棟木と破風、軒裏は現し オイルステイン塗り
画像23 北ファサード ガラス戸はほぼ再利用
画像24 門灯

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?