MILES OF AISLES/JONI MITCHELL and THE L.A EXPRESS レコード棚から その10
ジョニー・ミッチェルの第2回めです。1974年発売、自分がCDを購入したのは2010年頃だと思う。
既に30年以上過ぎて、聴いたわけだが、その完成度の高さに驚き、2^3ヶ月こればかり聴いていた。
バックのL.A.EXPRESSとの馴染み方も素晴らしく、またジョニーの歌唱も乗りに乗っている。さらに録音状態が良くて、一瞬ライブ盤だということを忘れる位、バランスや音質が優れている。
コンサートのライブ盤だから、観客とのやり取りも随所に入っていて、臨場感もある、ある意味スタジオ録音盤よりも魅力的である。ジョニーのライブ盤だが、初期のヒットした曲も多く収録されて、ベストアルバムとしても、お勧めである。
収録曲は18曲で、いずれも完成度が高い。
その中でも自分のお気に入りは、<2>Big Yellow Taxi ,<4>Woodstock,<8>A Case of You,<14> Both Sides Nowとまー、多い。
<2>はリズミかるにテンポよくコンサート会場を盛り上げる、<4>CSN&Yのアレンジとは異なり、シンプルに聴かせる作者自身の意図が良く伝わってくる演奏である。<8>は情感豊かに歌い上げる<14>日本語のタイトルで「青春の光と影」でヒットした曲である。ソロから入り、途中でドラム、ベースが入って厚みを加えて行くアレンジも素晴らしく、名曲である。
下記にYOU TUBEをリンクしたが、一度CDかレコードで聴いてほしい。
例により、ALL MUSICのレビューを引用しておきます。結構辛口コメントである。
Miles of Aislesのレビュー by TiVo Staff
1974年にバックバンドのL.A.エクスプレスとレコーディングされたライヴ作品『Miles of Aisles』は、カナダの歌姫ジョニ・ミッチェルの最初の<>枚のアルバム(『Court』と『Spark』以前)の曲をかなりストレートにアレンジしたヴァージョンで構成されている。このアルバムには、ロベン・フォードのソウルフルでサンタナ風のリード・ギター・ワークと、非常にタイトなリズム・セクションが収録されているが、ミッチェルが自身のアコースティック・ギターまたはピアノのみで伴奏しているのがベスト・トラックだ。この設定では、ミッチェルは、声と感情の両方で、彼女の初期の素材の微妙な山と谷をナビゲートすることができます。
傑出したトラックには、驚くほど(1974年でさえ、彼女が何回も歌わなければならなかったことを考えると)心のこもった繊細なバージョンの「Both Sides Now」と、非常に甘く歌われた「Blue」が含まれます。彼女の他の作品と比べると決して本質的なものではないが、『マイルズ・オブ・アイルズ』でのパフォーマンスは、ミッチェルがしばしば自分自身を真剣に受け止めすぎていると考える人々にとって興味深い、ある種の無愛想さを持っている。
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