2004 双子姉妹の恋.../25.二人の新年(R-15)
[注:最後に性的な表現があります。ご注意ください]
登場人物
友部 彩 双子の姉 製薬会社 新薬開発研究課 1982年
友部 舞 双子の妹 ハウスビルダー 設計担当 1982年
友部 聖(あきら)彩・舞の弟 TX大医学類学生 1985年
友部 友梨 舞・彩の母
山下 敦 ハウスビルダー 設計担当 1976年
山下 翔 舞・敦の長男 2007年
高山 耕一 製薬会社 新薬開発研究課チーフ 1972年
山辺 早奈江 不動産会社 営業課長1980年
本田 香織 不動産会社 営業担当 1986年
半田 幸恵 つくば市要の地主 1975年
半田 充 幸恵の長男 TX大自然学類学生 1984年
今日は大晦日、聖と早奈江は新居で年末年始の準備をしている。
スキー場や温泉地へ行って、上げ下げ無用の正月をという話も有ったが、折角新居が先月完成したので、この真新しい我が家で新年を迎えるのも、今年しか無いということになり、二人新年の準備をしている。
とは言え、今までそんな事をしたことは、無かった聖は、多少経験がある早奈江に一々聞いて、正月飾りや鏡餅に苦戦している。
大体、神棚も無い家で、しめ縄を何処に吊るすんだということになり、紛糾した。と、そこに、舞と敦が顔を出した。
舞「あら、正月の飾り付け…」
聖「丁度良い、姉さん、この輪しめは何処に飾るの...」
敦「聖君、それは松の小枝を挟み、要所に置くか壁に吊るすんだよ。後、車とか自転車にもね」
早奈江「初めてなので、教えてください」
舞「そうよね、最初はそんなものよ。うちなんかも最初の年は喧嘩だったわ。大体家風が違う二人が一緒になるんだから、一々バトルよ、ねっ、敦さん...」
敦「まー、そうだね。うちは僕の実家の流儀で決めたけどね」
早奈江「なら、ウチはあーちゃんの実家の流儀で良いわ」
舞「それなら、神棚をまず祭らないと...、でもそんな場所あるの...」
敦「一応、南か東向きの壁なので、そこに想定はしていたけど。神棚は一ノ矢八坂信者の神主様に詔をお願いしてからだね、色々とあるから、今すぐには、無理なので、来年今年はパスだね...」
聖達の様子を見ると、舞達は帰った。
聖「さーな、少し休もう…、姉貴達も帰ったし...」
早奈江「そうね、隅々までチェックしていったね、小姑ね」と日頃の不満が顔を出してきた....
聖「心配なんだよ、初めての新年だからね。さーなは田舎に帰らなくて良いの...」
早奈江「うん、新年の挨拶に一緒に行ってくれる...」
聖「ああ、行くよ。今年は雪は有るの」
早奈江の実家は、福島・会津若松市内の造り酒屋なので、つくばから高速で3時間半で行くが、昨年の同棲を始めた時に一度挨拶に行ったきりで有る。
早奈江は、一男三女の次女なので、跡継ぎについては10代の頃から自分には関係ないと思っていたし、免除されているので、今の職業に就いた。
だから今回の帰省も気楽な帰省になる。
大晦日と元旦は、自宅で過ごしたが、二日目は会津へ帰省することにした。
友部家と交流があれば、行くのだが、現状では無理なのでしょうがない。
早奈江の愛車はゴルフの5代目GTIである。昨年新車で購入したが、今の所気に入っている。
聖を助手席に乗せて、常磐道を北上中である。
今年は雪も多くなく、スタッドレスタイヤに交換している。
早奈江「お父さんたちには、新築祝いを貰っているので、御礼しておいてね」
聖「わかった」
山辺家の裏側には、内玄関があり、そちらからは入る。
元禄頃の建築なので、小屋組も高く、この時期は冷え込んでいる。
早奈江「ただいま、帰りました」と奥へ声を掛けると母の恵が出てきた。
恵「お帰り、さっ、聖さんも、上がってください」と如才なく案内する。
母は商家の出で、そういう点は社交的で有る。
座敷に通されて、義父の光太郎に挨拶する
聖「明けましておめでとうございます。昨年はお祝いを頂きありがとうございました」
光太郎「いや、こちらこそ、早奈江がお世話になっております」と自家の大吟醸を注いできた。
おせち料理も出て、聖は結構飲まされたが、アルコールに強いので、いつの間にか光太郎がうとうとしていた。
台所で母親と早奈江が話している。
恵「どうなの、あちらさんは...」
早奈江「大きな変化は無しね、新築祝いも持って来たけど、彩さんが持って来たしね」
恵「私達も行った方が良いの...」
早奈江「それはダメね。あーちゃんが国家試験に合格して研修医になる時まで、待っているわ」
恵「じゃー、あと2年...」
早奈江「そう、あと2年」
その晩、二人は離れの奥座敷で寝ることになった。この部屋も、明治に建てられた古い座敷である。
早奈江「そっちへ行って良い...」
聖「良いけど、まだ酒臭いと思うよ...」
早奈江が隣の聖の布団へ潜り込む。
早奈江「ホントだ、まだ酒臭い…、ここでHしても良いわよ」
聖「そうなの、緊張するな...」
早奈江、聖の息子を確認すると、既に臨戦態勢になっている。
頭を潜らせ、息子を咥えて、刺激をし始めると、更に膨張してきた。
早奈江「これなら、大丈夫ね」と息子を自分の花弁に押し当てて、徐々に咥えていくと、二人は夢中になり始めて行く。
奥座敷とは言え、自宅のように大きな声は出せない。
早奈江は喘ぎ声を押し殺して、腰を回し始めた...。
それが、2008年1月の出来事だった。