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国境の南、太陽の西/村上春樹...aaltoのちょほほ日記@2024/11/25

この村上春樹氏の初期の長編小説を最近audibleで改めて聞いて、思わず図書館で借りた。
自宅の本棚を探したのだが、見当たらなかったので、多分処分してしまったのだろう..ちょほほ。

改めて読むと、何故かこの自伝的書き出しから、段段と創作部分への移行が絶妙に旨いことに気が付いた。ふと自分が最近書いている恋愛小説と同じだなと..。

その自伝的前半と創作部分の後半を繋いでいるのは、やはりヒロインの登場であり、すこし謎めいた美女..もしくは強く惹かれる人物であり、この「国境の南..」では、見事に美女に変身した幼馴染みである。

そういう意味で、この創作は見事である。そしてその時に、主人公には妻や娘がいるわけで、例の「不倫」状態になる訳で、妻は別れても良いと言い出す…。そこで別れたら、物語には成らないから、最後で恋人は去り、主人公は妻や娘を裏切ること無く、守るという結論になるが..。

現実社会では、往々にして愛人へ走り、修羅場が生まれることになるので、不倫と言われ糾弾される…。

今連載している「横浜のお嬢様」もその不倫と言われる恋愛は数多くしても修羅場や悲劇を回避する若しくは作らない主人公とヒロインの物語であるが…。ある意味、勝手に理想と思っている…ちょほほ。

だって、恋愛はしたいですよね、しないより…ちょほほ。

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