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イースターを本来の意味へと戻しましょう=これも分離の完了の1つです

本日はイースター、復活祭の日です。

復活祭とはキリスト教の行事で磔刑にされた

キリストが3日後に復活したことを

祝うお祭りです。

一方、イースターと言う言葉は

春の女神エオストレに由来します。

イースターの象徴であるウサギや卵も女神に

関係の深いものです。

つまり、イースターと復活祭は元々は別のもの

だったのが習合していって現在の形になっている

と言うことなのです。


日本人にとってはイースターはクリスマスほど

一般的ではありませんが、地球の歴史的には

大切ですのでぜひ知っておいてください。


ではまずは、キリスト教的な復活祭から。

キリスト教の祝日なのですが

正教会ではパスハ(Пасха)

ラテン系カトリック教会ではパスカ(Pascha)

スペインではパスクワ(Pascua)と

呼ぶのが一般的です。

これらはユダヤ教の祭『過越』を表す

「ペサハ(Pesach)」を語源とします。

ではユダヤ教の「ペサハ(過越)」とは?

こちらははるかモーゼまで遡ります(壮大!)

以下は「出エジプト記」のくだりを

ざっくりおまとめしたものです。


イスラエル人は、エジプトに避難した

ヨセフの時代以降、長い期間の間に、

奴隷化されられていました。

神は、モーセを民の指導者に任命して

約束の地へと向かわせようとしますが

当時のファラオはこれを妨害します。

そこで神は、エジプトに対して十の災いを

仕掛けます。

その十番目の災いは、人間から家畜に至るまで

エジプトの「すべての初子を撃つ」という

ものでした。

神は、二本の門柱と、かもいに、

子羊の血がついている家は災疫が過ぎ越す

つまり、災疫から免れるとモーセに伝えました。

その後紆余曲折いろいろあって

(便利な表現ですwww)

モーセとイスラエルの民は無事エジプトを

脱出することができたというものです。

えー色々とツッコミどころが満載

ではありますが、それはそれとして

過越はイスラエルの民にとってのいわば

「独立記念日」「自由を獲得した日」として

大切な日となっています。


とここまでご理解いただいてからの〜

キリストさんですね。

「最後の晩餐」レオナルドダヴィンチの名画

ここに描かれているのは実は過越の一場面

「セデル」ー過越の祭りの初日の食事会の模様

なのです。

「セデル」では子羊を屠り神に贄(にえ)として

捧げます。

この最後の晩餐の後、イエスは「神の子羊」

全人類の罪を贖うために磔刑(はりつけ)

となります。

その暗喩(メタファー)が描かれているのです。

そして3日後に復活するのですが、そのお祝いが

復活祭ということになります。

これが「分離」「二元性」なのですよ〜。

神の子の尊い犠牲によって世界は救われた

まさに「救済」という分離のアトラクション

だったのです。

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