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書きたいだけ書く日記【2021/12/13~12/19】

2021/12/13(月) Money

 結構寒さの体感が硬質。前日の夜から寒かったのはこの冷え込みのためかと思う。
 朝ごはんに白粥と塩鮭の焼きほぐし、りんご(ふじ)。朝からちゃんと鮭を焼いてほぐして、なんて贅沢な朝食と思うも息子1は「白粥は味がないね」と言う。そうよね。塩鮭は夏の終りにいただいたものを冷凍していた、最後のもの。年末用に注文した新巻鮭も来るしおせちも注文したので、ただいま年末に備えて冷蔵庫・冷凍庫空けよう大作戦の真っ只中。

 ちょっと前に紹介されてやったフリーのお仕事の報酬がクオカードで来てウッとなる。ついにこっちもそうなってきた。書物業界の一部ジャンルでは、当たり前のように図書カードやクオカードがギャラとして送られてくる。それはまるで公募のアマチュアコンテストの賞金みたい。そういうレベルの原稿を望まれて依頼されたのか、「依頼されて書く」という一連の流れはそういうお遊びの一環なのか、遊びだからこういう金券が来るのか、と考えてしまう。私は音楽の方も書きものも依頼を受けるからには誠心誠意、仕事としてやっているのに、生活の糧にしにくい金券で支払われるのがあまり納得いかない。金券じゃ税金は払えない。換金すれば何%か失う。   

 一番好きなのは振り込み、次は現金払いである。クオカードでくれるぐらいなら上がりそうな仮想通貨で欲しい。といいつつ、仮想通貨で本当に来たらギャッとなってすぐ電話するだろうな。
 こうしたお金の話をしたり考えると頭の中でこれが流れる。

  裕福なお家の子である後輩がカラオケで必ずこれを歌って、当時の私はもやもやしていたことを思い出した。「叩きつけてやるー」の部分が今も耳に残る。元気にしているかしら。

2021/12/14(火)Playlist

 今日から新しく2つ書きものを始めた。自分の気付きや備忘録的なものを蓄積する場所にしつつ、そのうちコラムのようにして公開するのもいいな、と思いつつ。興に乗って書いて、合わせて3000字ほど。
 これをやりつつ気分転換的に、お仕事に使う新しい曲を探す。色んなものを間違えて覚えていて、欲しい情報にたどり着くまでが長くて疲れる。

 本日の息子ピアノ、プレイリスト。

ハイランド讃歌(吹奏楽曲。フィリップ・スパーク)
アンダー・ザ・シー(アラン・メンケン)
いつも何度でも(木村弓)
カントリーロード(ジョン・デンバー、ビル・ダノフ、タフィー・ナイバート)
I LOVE YOU(尾崎豊)
きらり(藤井風)
Hopes and Dreams ~ SAVE the World(トビー・フォックス作曲。ゲームUndertaleの曲)

 相変わらずジャンルまぜこぜ。『I LOVE YOU』は初めて。私が歌っているものを覚えて、それを再現したらしい。だんだんあやしくなっていったのが面白かった。息子1はこういう時は楽譜とかは見ず、頭の中に鳴っているものをなるべく再現して弾いているらしい。だからよく覚えていないものは怪しくなる。
 息子1の、6月までお世話になっていたピアノの先生が「ピアノは受験勉強の気分転換に良いと思う」と言っていて、そうかもね、ぐらいしか思っていなかったものの、そうなのかもしれない。まあピアノ曲は全く無いので先生の言ったことは当たっているがかなり遠いけれど。

2021/12/15(水) なりきり英語

 息子2がLINEで動画を送ってきた。この人が送ってくるものは要注意(この前はずっと揉めている同級生との口論で、「こういうことよくないわよ」と注意した)。今回はQueenの「Don't stop me now」を自分で歌っているもので、なかなかうまい。フレディ・マーキュリー風の英語発音まで再現しているので、どういうことか尋ねたら、You Tubeに本物っぽく歌うやり方の動画があったらしい。なんでも、あいましゅーてぃんすたー、りーぴんとぅざすかーい、らいかたいが…みたいにカタカナになっているらしい。いつの時代も人は考えることは同じ。中学時代、シンディ・ローパーの『True Colors』とか『We are the World』を歌詞を見つつ覚えて歌っても自分の口から出てくる発音がダメ過ぎて、捨て身の策として聞こえる通りにカタカナで振り仮名をつけて歌って、なりきっていたので。

2021/12/16(木)カニカマ愛

 カニカマが好きだ。しかし何でもいいわけではない。回転寿司のカニカマ天のお寿司が好き。

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 回転寿司チェーンは各店、カニカマには並々ならぬ情熱を注いでいると思う。そもそも品がいい。どこのもとてもうまい。カニカマは揚げてなんぼだ。なんなら寿司じゃなくていい。カニカマ天で出して欲しい。しかしスシローのはおいしいのにくどいのよね。
 昼飯、外でちょいと食べたい時、回転寿司は都合がいい。好きなだけ食べてすぐ出られるのは魅力。今日は茶碗蒸しとカニカマ天握りと海老天握り、真鯛の握りで終了。まあまあたくさん食べられた。

2021/12/17(金) 焼け野原、謎のエモ

 スマホに着信していた、とあるメッセージのお知らせに気づいただけでわかりやすく体調が悪くなる。笑ってしまう。やっぱりか。離れてわかることってあるのね、と思う。長年に渡ってこの人も私の体調不良の原因だったのか、とも。

 今年は何だったのだろうと、考える年の暮。これ、今月に入ってからずっと通奏低音のように私の中にある。しんどかったな、今年。私は今年、だいぶ死んだ。息子2の進路を考えるだけで少し死んで、家から出す時も何分の一か死んだ。出してからも死んだ。ちゃんと納得してもこれだ。納得ずくだからハゲたりしんどかったり体調の方に来たのだと思いつつ、結局体調が死んだことでメンタルも死んだ。短歌も音楽も死んだ。これまでもいろいろあって数年単位で心身とも大きく調子を崩したことはあったけれど、人生最大の大崩れだったと思う。子は最大のウィークポイント。疾患持ちの子を、今まで小学生だった子を家から出すというのは親にとっては小規模な死だと知った。
 息子を送り出してからは焼け野原からの復興だったと思っている。なにも面白くないし何もないし、私がここにいる価値が見いだせないことからの復興。この数ヶ月、何がどうなったのかわからないけれど、色々目覚めた感がある。取り戻したというより新しく入れ直した感じ。音楽の方は演奏活動をやめて、ひたすら好きなものだけ聞いて、体の中にあたらしい魂が入った。もう一度、忘れ物を取りに行く気になった。書きものや短歌も同様。全てに渡って何がしたいのかを考え直した。結局今年は死と再生の年だったのかと思っているところ。まだ今年は残っているから、さらに考えていく。
 TBSのドラマ『最愛』最終回視聴。あれは松下洸平と井浦新と吉高由里子を愛でる番組だった。すなわち私のためにある。なんだろうな、松下洸平。朝ドラ『スカーレット』の時も思ったけれどなぞのエモがある。結末に唸る。献身を愛でくくるのはちょっと甘いかな、と思う。愛は使いやすい、変幻自在の言葉だからな。

2021/12/18(土) 調子わりー

 寒い。最低気温マイナス0.3℃。数字を見ただけで精神が死んだ。
 ここのところの朝のスタートの悪さ。書物にしろお仕事にしろ全然ダメ。朝ちゃんと始められたらつつがなく過ごせるのに。ということで、自分に揺さぶりをかけるべく、家事的なことに手を付ける前にお仕事の方のソフト立ち上げちゃう。そして短歌を作る。並行で色々やる方なので、やっぱりデュアルディスプレイなのかな、と思う。大画面ディスプレイは私の夢。
 洗濯大量。ひどい天気が挟まるとすぐ大量になる。片付け物や洗濯・掃除をしながら歌っていた鼻歌が、『夏のヒロイン』(河合奈保子)。何故。

 「夏の○○」みたいな歌が流行りまくった時代の二匹目の泥鰌ソングという認識でいたけれど、良い。認識をさらに上方修正。私はこの歌はかなり好き。アイドルの歌として本人のルックスと歌唱力との相乗で完成度が高いと思ってきた。今、色々調べて動画を見て聞いて驚く。馬飼野康二作曲。キレッキレの馬飼野作品だった。ところで馬飼野さんの近影は『忍たま乱太郎』の魔界之小路先生なの、たまらない。

 息子1を連れて学校へ。部活の物販受け取りへ。部活をやるお子さんがいるところではポピュラーなこれ。買うと何割か部にお金が入る仕組みになっている物販。息子1は引退済みだけど注文はしていたのでその受け取り。息子を見て、飛んでくる後輩たち。後輩たちのマシンガントークを笑顔で聞いてやる息子。なんなの、この尊い光景。みんな可愛すぎ、素晴らしすぎ。そして息子1はやはり永遠の兄貴キャラ。
 そのままショッピングモールへ行き、翌日に控えた強歩会なるほぼマラソン大会でいるというものを買う。今年は最後なので綿密な準備を整える。
 短歌、調子悪いなー。作れるけれどざーっと出来ないというか。今は短歌一番なので先に書きものに手を付けちゃ悪い気がして書きたいけど書けないし。読みたいものは読みたいし。
息子1、私の鼻歌を聞いて、「あ」と言ってピアノに走り、弾き始める。

怪物(YOASOBI)
夜を駆ける(YOASOBI)

息子、『夜に駆ける』のピアノ弾きのためにあるような美しいあの間奏のところでなんかあったらしく、「ゥオオオオオオォ」など怪しい声を上げて弾いて面白い。

2021/12/19(日) 節穴

 息子1の強歩会にて4時45分に起きる。鮭おにぎり、玉子焼き、豚汁、りんご、といった朝食を用意するも緊張なのか高ぶりなのか食べられず。
 強歩会、という名の通り、走れない人は歩いてもいいものの24kmの行程。菊陽町まで走り折返し。去年は走り込みをして挑んで50位。今年は受験生で全く出来ていないのでどうなることやら。
 5時過ぎに学校からメール。降雪・降雨予想で8km短縮とのこと。息子、くやしがりつつ登校。
 スタートから15分後に合わせて、家の最寄りに出る。この時間ぐらいで歌の辺りに到達する。ヒートテック2枚、タートルネック、カーディガンなどありったけ着込み、帽子をかぶり防寒対策をして。行った先のコース沿いの空き地や角には着膨れた上に帽子マスクで誰が誰だかわからない妖怪じみたシルエットの女親たちがたくさん。同好の士。誰かわからずともみんな明るく挨拶を交わす。せっかく出たのに、車のヘッドライトと暗さでまったくわからず。すごすごと一回帰宅する。8時20分、復路で見つけるためまた行くも見つけられず。知ってる子達を応援して帰る。
 結局。帰宅した本人に尋ねると往路も復路も私の目の前を通ったのは間違いないらしい。一体私はどこを見ていたのか。節穴にもほどがある。

 息子を送り出して早朝見たニュース番組に、辻岡義堂アナがとても沈痛な泣きそうな表情でいて、なんだこれは、と思っていたら神田沙也加さんの訃報だった。絶句。
 危うい人だと思っていた。憶測は排除してテレビの番組だけ見ていても、人や事象との距離感のコントロールがうまくない人だと思っていた。好意を持つ人やものとの距離感の詰め方が危うい。それはいろいろと渇望しているからなのだと思っていた。どういう状況で亡くなったのかは置いといて、気の毒で悲しいし、同じではないけれど色々とコントロールしにくい気質を持つ者として、彼女の半生を考えてしまう。

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