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書きたいだけ書く日記【2021/08/09~08/15】

ひたすら大雨の一週間。

2021/08/09(月)台風は行った

 台風は枕崎から上陸し、宮崎を横切って豊後水道を通って呉あたりに上陸していた。予想通り大した被害もなく寝ている間に通過。私を含め、私の周りでは誰も台風準備をする人など無く、強さとコースで読み切っていた印象。いちいち反応してたら身がもたないもの。そしてやばい台風の時はみんな黙って独自の必勝対策を取る。
 ネット上で支持される知ったかぶりの人々、いけすかない。おだやかにルールを守っているような態度と口ぶりで、上手に誰かを隅に追いやる。弱者を擬態するのにも驚く。実は叩いても死なない本当に強い人なのに。そういう正しさ・まともさがこわい。
 上野の双子パンダ、ずいぶん大きくなったけどどのぐらいになったら常時母親にまかせるのだろう。いっぺんに2頭ともまかせるんだろうか。ずっと取り替えっこで1頭ずつ育児してきて、そもそも自分の子が2頭いる認識はあるのだろうか。

2021/08/11(水)とっとこハム太郎の曲

 朝から雨が降りしきっている。昼前から降ると思っていたので薄く開けたままだった廊下の突き当りの窓を閉めた。
 朝ごはん、ハムチーズトーストと梨、ゴールドキウイ。私は前日の余りのラタトゥイユ風スープ。二人を送り出して、調子が振るわないので寝る。このところまたベッドの人になりつつある。
 昼によく濡れて帰ってきた息子1のサポートに起きる。後輩たちと水たまりに突っ込みながら帰ってきた中学3年生。昼ごはんにマルメイナポリタンを出す。息子1、文句を言わず喜々として食べる。私は納豆と大豆ミートのメンチカツときゅうりの浅漬。食欲は全く無いけれど食べられるのは私の特技。
 午後から少し音楽のことをする。PCでしているそれとは別に、その間高校野球をつけっぱなし。ブラスバンドの応援を聞くため。どこの楽譜とか考えながら。とっとこハム太郎、良い。演奏したり声出してる子達も楽しいのではないかしら。音の色がぜんぜん違う。つやっつやのプリプリの音。
 オットの同僚が仕事中、路上で冠水に突っ込んで身動きが取れない車に助けを求められたものの、自分もどうしようもなくてお手上げだった話を聞いた。なんて冠水にみんな突っ込めるんだろう。浅いと思うのかね。私には出来ない決断をする人々に驚く。

2021/08/12(木)ひどい雨

 ひどい雨。昨夜から強く降り続けている。
朝ごはんにサラダとスクランブルエッグとハム、トースト(私は無し)梨、ゴールドキウイ、コーヒー。いつもコーヒーは飲むけれど書いてなかった。
 午前、息子2のワクチン接種の説明を聞きに。聞いた上で保護者の承諾書を書いて出した。これで息子2はチャンスが来るとすぐ接種となる。
 雨はずっと降り続けている。Mr.Maxに寄って、食料品と昼ごはんにする弁当を買い込んで帰る。切れている脱衣場の電球を買い忘れたことに家に着いてから気づいて、車から下りずにもう一度行く。帰宅と同時にまたしてもよく濡れた息子1も帰って来た。
 お昼に私は焼き鳥などとサラダ。オットはわがまま満腹弁当、息子1はカツカレー弁当。
 午後、書き物がしたいのにきつくて寝てしまう。夕方から復活。
 晩ごはんは厚揚げと生姜の煮物、ハマチの刺身、中華スープ、ごはん。
 雨、熊本市内の多くの場所で冠水していたとのこと。検索して画像を見る。電車通りは深い。自分が出かけていたらいろいろと死ぬレベル。警戒して早帰りしてよかった。夜になってやっと少しやんだけれど、また降ればまた冠水するんだろうな。
 感染者、熊本120人。福岡は初めての1000人超え。結構極まっているのに、そう縮こまった気分でもないのはどうしてだろう。かといって、開放的でもないのだけど。

2021/08/13(金)雨降りすぎ

 雨降って降って。また災害発生。土砂崩れや浸水が熊本だけでなくあちこちで起きている。珍しく、家の前が冠水してないのはしばらく前に排水路の掃除をしていたからか。
 メンタリストの人が炎上発言をして順調に炎上。ビジネス上手ね、と思うくらいには清らかではない私の心。
 私は炎上発言する人も、それに対してどんどん発言する人も、全部いざとなると同じ側につく人たちと思っている。階層や対立する構造が得意な人たちはこわい。子供の頃から常に少数の方で、責められたり端に追いやられることが多かった私としては、ともすれば私の反対側になるかもしれない人たちとしか思えないし、それが世の常だと思っている。こういうのを見ていると、どこにも仲間も味方もいない気分になる。

2021/08/14(土)夜半の怪異 

引き続き雨が強い一夜だった。雨の音では起きないと思っていたのに起きてしまった。一昨日から蝉の声を聞いていない。雨でみんな死んだんじゃないの。蟬は害虫の一種と思っているので感慨はなにもないが雨で死ぬのは哀れすぎる思う。
 オット仕事、7時20分に送り出す。朝食、ロールパンのサンドイッチ(ハムレタスきゅうりゆで卵)。私はパンなし。
もりもりと書く。祖母の戦争体験を私が勝手に書くだけだから一銭にもならないけど、誰かに知らせたい思いで書く。
 祖母の戦争体験は3つに分けた。その①を今日更新。

 TBSの #きおくをつなごう の企画の方が、NHKの #あちこちのすずさん より趣旨が合うと感じたのでそっちのハッシュタグをつけた。
 祖母は嫌がるかもしれないけれど、あの人の持つあれを知っていて埋もれたままにすることは、私には出来ない。
 昨日から猛然と書いた。7000字ほどだから大した事業をなし遂げたというより、思うように書いた爽快感。
 短歌研究年鑑の調査票、出しに行きたいのに雨が強すぎて出る気になれず。ポストに投函だと間違いなくハガキが濡れ、東郵便局は雨で殺到した人々の車でとても危ない(東は本当にお祓いが必要なレベルで駐車場が危険。事が多いだけでなく病気で急にそこで倒れる人もいたり)。
 石牟礼道子のムック本を再読する。土に近く、かつ上品な石牟礼作品。こういうものを読まないと心が枯れる。
 そういえば石牟礼道子は完全に祖母の同学年の同い年。
 晩ごはん、鳥のザンギと生野菜、味噌汁。味噌汁は油揚げ大根人参オクラ豆腐で九州の麦味噌。久しぶりで揚げ物。気力が枯渇しているので揚げ物と考えるだけで腰が引けていたけれどやれば大したこと無い。頑張れば熱くて美味しいものが食べられることをすっかり忘れていた。

 夜寝ようと電気を小さいのに落として横になると、まるで庭の土の部分を人が歩いているようなざわめきが窓の外から聞こえる。猫だろうと寝ることにしたけれど、やはり聞こえる。しばらくしてあきらかに外に置いているペットボトルのビニール袋をいじるような音がして、意を決して部屋を真っ暗にしてからカーテンの端から覗くも誰もいない。ただ雨が息をするように打ち付ける音のみ。打ち付けにの音に強弱があるからそれか、とまた戻るもまたイレギュラーな音は続く。
ははーん、と思う。今はお盆。まあこういうこともあるということで寝る。怪異には慣れているし、死んでいる人は弱い。体を持っていないもの。悪意ある生きている人の方がよっぽどこわい。
どこのどなただろうと思うも、身内ならこんな訴え方はしないだろうし、無関係を決め込んで寝た。

2021/08/15(日)寝ながら啖呵

 口は悪いし好かんものは好かんけど、それを私として私を計るやつは私もその狭量さでお前を計ってやる。
 起きて、そういう言葉が頭に浮かんでいた。どんな夢。こんなこと普段思ってなかったけど、まあ、その通りと思う。しかし寝ながら啖呵切るのか。
 午前中いっぱい起きてこない家族にぬーっとなる。誰かにいらいらさせられるのはもちろん好きじゃないけど、自分が人をいらいらさせるのも好かん。それなのに理由なきいらいらが湧いてくるので、うっちゃるのに忙しい午後だった。知らん顔して、普通に家族とやり取りして、私の中のいらいらの発出源を無視して枯らしてやる作戦。いらいらが少しでも私の得ならばそれでいい。だけどそうではないから、枯らしてやるのだ。
 一日陰惨な気持ちが続く中、湧き続けるいらいらをうっちゃり続けた。
 天気は曇り。日差しはもう数日見ていない。たまに弱く降る。曇りでも明るい時間もあって、この数日はひどい降り方の中にいたからこれで晴れているぐらいの気持ち。
 セミが鳴かない。オットが「ミンミン言わせる器官が濡れてて乾き待ちなんじゃないの?ちょっと雨が切れると頑張って鳴き始めるやつもいるから」と言っているけど、涼しいし結構雨で死んじゃったんじゃないかしら。
 夜ごはん、長崎一口餃子、鳥と鴨のたたき盛り合わせ、野菜サラダ、ごはん。
 夜、オットはリモートの指揮者の会へ参加、息子1は学校と塾の宿題で大忙し。私は短歌研究の調査票をようよう送信する。心配になってハガキも出しに行く。静かに、少しだけ雨が降っていた。気にするほどでもないのでそのまま行く。通りに車がいない間にスキップでどこまで行けるのか、やってみる。結構行けたけれどポストまでは無理だった。

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