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書きたいだけ書く日記【2021/08/23~8/29】

2021/08/23(月)においの記憶

 10時、歯のメンテナンスで歯医者へ。いつも通り特別な清掃とフッ素。その後、皮膚科へ。光線治療。円形がもう一個あった、と言ったらさらに大捜索。後頭部のそれっぽいやつは髪の分かれ目とのことで、他にはなく2個に光線を当てる。買物して帰る。きゅうりは2本で238円。まだまだ手を出さなくていい値段。
 昼から書き物をして、日記をnoteを上げる。

 夜、家族でご飯を食べているとふわっと、特徴的な匂いがした。オットが飲んでいたノンアルのカシスオレンジのにおいかと思ったけれど、違う。香水のにおい。実母がつけていたものによく似ていて、面食らってしまった。その様子をこわごわ見ていた夫と息子1が追求するので、話す。明日は実母の祥月命日なんだけど、この時点では考えていなかった。アピールかと思うも、こういうなんの落ちもないアピールもねえ。そもそも夢にすら出てこないくせに。
 やっぱりカシスオレンジだろうと思って寝た。

2021/08/24(火)母の命日/パラ開会式

 朝ごはんにキャベツの炒めもの、卵焼き(野沢菜ちりめんじゃこ入り)、ごはん、キウイ。息子1部活へ。
 実母の祥月命日。毎年よく晴れる。あの日も晴れていた。あの人がどんな風に死んだのか、私が残さないと消えてしまうことにはたと気づく。あの時のことを知っているのは私一人になったしまった。そしてこれが必要かもしれないのは今のところ直系子孫のうちの息子達。いるのかな、と思うけれど、今私は祖母の母とか父方の人々のこととか、もう知りようのない人たちのことを知りたいことから考えると、この手の情報は未来の人に必要。ということは書き残すしか無いんかい、となる。なんだか棒立ち気分。もしかして血縁全部の知ってる限り全てを書いておいたほうがいいのか。
 中井貴一さんが亡くなったお父さんの歳が節目ごとに気になって、と佐田啓二さんの享年を追い越した時分に話されていたのを思い出す。それは私も全く同じで、親を早くに悲劇的に失うとそうなるのかもしれない。実母の死んだ38歳になった時も思った。今年は息子1が私が実母を喪った歳になった。実母は自己実現の方に目が行っていて私にあまり興味がなかったけれど、私は息子たちと一緒にいて、まだ生きている。息子たちには母親がいる。実母ももう少し生きていたら状況も変わって私との関係も違ったかも、と思うと気の毒だと思うようになった。
 といったことを家族の誰にも話さず、ツイートもせず思っていた。みんな亡くなった身内のこととか、過去のことはこんな感じじゃないのかな。人に話しても喜ばれない気がするから、自分の中に置いておく。そしてそのまま伝承されずに失われる。
 晩ごはん、ハヤシライス(豚)、アボカドとキャベツ、ツナのサラダ、コールスローサラダ。アボカドサラダ、旨し。
 オットは8時半からzoomで指揮者の集まり、息子1は塾で、私一人でパラの開会式を見る。息子2が車いすユーザーなので、つい人の車いすをじっくり見てしまう。うちは使ってる本人と家族、満場一致でPanthera社の車いすが好き。Panthera社製はスタイリッシュで取り回しが良い。各国代表にたくさん使われていた。
 演出の途中、飛び立ちたいけどためらっている、かわいらしい片翼の飛行機を励ましに出てきたデコトラに笑う。なんでデコトラ。そもそも伊藤若冲の絵が電飾されてギンギンギラギラしているだけで面白いのに、デコトラの後ろにParaと書いてあるのもおかしい。キル・ビルの曲が流れた瞬間に、このデコトラの中から布袋(寅泰さん)が出たら絶対に面白いのにな、と思っていたら本当に登場。もう信じられないおかしさと爽快感。悪夢的でもある。誰が面白くしろと(以下略)みたいな気分。布袋の足上げステップは若さがないものの軽やかで健在。
 パラ旗を運ぶベアラーに富田宇宙さんが出ていてうれしくなる。富田さんは近所の出身の選手。勝手に超応援している。
 実母が亡くなって35年。あの人はデコトラ文化も布袋の何たるかも知らないことに気づき、そうか、と思う。

2021/08/25(水)なめくじを見ながら歯磨き

 暑さが戻ってきた。7時台から暑い。
 体調も微妙でやる気がでないので断続的に掃除。掃除機をかけたり、拭き掃除。この心身ともに全く乗らない感じは完全に新しいことを始めた方が良い気がする。
 晩ごはん、親子とじ、餃子のスープ、大根と白菜・きゅうりの浅漬、ごはん。
 隠し持っていたきゅうり、悪くなったら悲しいので使う。きゅうりがあるだけで美味。好物なので一年中ウェルカムだけど、夏は特にきゅうりが必要。
 夜、風呂に入ったらバスタブの横の平らなところになめくじがいた。時短のため、お風呂に浸かりながら歯磨きするつもりだったが、お風呂に浸かってなめくじを見ながらすることにした。なめくじはなんだか半透明で、半身は少し濃い色。伸びたり縮んだりする触角がかわいい。遠くからふーっと息を吹くと異変を察知して少し縮めるのもかわいい。風呂から出てオットに言うと、オットは「あんたはどこから来たの?いかんでしょ、こんなところにいたら」など叱りながらなめくじを外の植え込みに出していた。

2021/08/26(木)雨の玉数と色

 午前中、息子2の学校の面談へ。行ったらすぐに雨が激しく降り出す。建物の作りのせいか、雨の音、水が軒から落ちる音がものすごい。それがメロディー的に音程で聞こえ、楽譜が頭の中にリアルな形で見える。音符の玉数が多い。もう面談どころじゃない。色もついてきて頭の中がごちゃごちゃ。全然話が入ってこなくて困った。必死で面談に集中して話して、ものすごく疲れた。みんな気にならないものなのか。私はこんな部分が子供の時のままだと思う。大人のふりで律するのに大変。
 息子2の言語能力について褒められて嬉しい。人はそうそう仕込んで仕込めるもんじゃないけど、出来る限り整えた環境を息子2が吸収してくれたのだと思う。面談が終わって行くと、息子は食堂で昼ごはん中。なんか芋みたいなものをもりもり食べていて、やはり素晴らしくかわいかった。中1がかわいいのはどうかと思うけれど、実際にかわいいのだからしかたない。
 急いで買物をして帰るとちょうど息子1帰宅。お昼に買ってきたものを食べて、夫と息子1は散髪へ。私はその理髪店の入っているモールへ。終わり次第私のいる店を勘で見つけてたどり着く、と息子1が言うのでそうさせたら全然駄目。私のほうが息子1を発見した。
 夕方パラ競泳、富田宇宙さんの400メートル自由形決勝。うまく行って欲しくてもう見られなかった。しばらく別室に行って戻ると銀メダル。自己ベスト更新、日本新記録、アジア新記録。このあたりで育った、オットと同じスクールでスイミングを始めた、息子たちが遊んだ公園とかで遊んでいた人かと思うともう何も言えない。偉業だと思う。
 晩ごはん、マンビキ(シイラ)を焼いたもの、ジャーマンポテト、味噌汁(茄子大根人参豆腐の仙台味噌)
 今日の買物で超曲がったきゅうりが3本184円で買えたものの、もったいなくて使わず。
 モデルナのワクチンに異物混入とのこと。筋肉に注入された異物はどこをどうなっていくのだろう。陰謀論者たちがよく沸く燃料になってしまいそう。

2021/08/27(金)ワクチン予約変更に成功

 昼前に皮膚科へ。1ヶ月ぐらい、円形には光線を週に3、4回は当てたほうが良いとのこと。ものすごくだるかったのでなんだか他人事のように聞いて、たくさん薬をもらう。健軍神社に寄って、買物して帰る。
 帰宅して二度目の洗濯やらゴミ出しやら慌てているさなかに息子が帰ってきてそのまま昼を作る。忙しいのと合わさって大慌て。息切れしつつ作る。
 お昼 冷やし中華(息子1)、私は親子とじの残り、卵納豆に刻みネギときゅうりを入れたもの
 今日、熊本市は第6期のワクチン予約受付日。それが2時間足らずて予約受付を終了していて焦る。
 というのも息子1の2回目を取らねばならなかった。1回目の予約時に自動的に決定した2回目が部活の定期演奏会の前日で、副反応を考えてずらそうとしたら9月以降配分されるワクチンが激減するらしく約束できないと言われ、この第6期にコールセンターから予約を取ることになっていた。
 どうしようか思案していたらオットから電話。診察終了5分前に私のかかりつけに電話してなんとか予約を取ったという内容で、歓喜。かかりつけ、電話の後ろでは調整で大騒動だったらしい。予想通り激減して、2回目の調整がつかずに出た1回目のキャンセルに滑り込んだ模様。推奨の予約方法から外れたら救済されずに終わってしまってもおかしくないので、とにかくほっとした。
 夕方遅く、溜まりに溜まって未読の朝刊を読む。わけあって熊日を取り始めて3ヶ月。新聞は溜まるからつらい。私たちはもう紙媒体世代じゃないのだろう。世の中もそうみたいで熊日は9月いっぱいで夕刊を廃止するという。これが現実だけれどこういうものはネット一辺倒はこわいのよね。フェイクやら操作やらしやすい。いろんな媒体がないとどれが正しいか比較することも出来ない。

2021/08/28(土)セミの入れ替わり

 よく晴れた。夏のようでもう夏ではない季節。クマゼミとかアブラゼミはやはり長雨で死に絶えたらしく、あんなにいたのにたまに遠くでツクツクボウシが鳴いているだけ。
 皮膚科へ。診察開始15分前に行ったのに駐車場も待合もういっぱい。土曜は大変。しかし治療だけなので2番に呼ばれて9時には終了。飛び抜かしたようで申し訳ない気持ち。健軍神社に寄った後、ゆめマで買物。良い巨峰がタイムセールで半額。もちろん購入。一度家に寄って買ったものを置いて、ダイソーへ。必要品を買っただけなのに豪遊気分。1200円の豪遊。
 今日から時間が出来たらやろうと思っていた、英語のシャドーイングを開始。常に使わないせいか発音が壊滅的になってしまっているので少しずつ。それから書き物に取り掛かる。こちらも新しい試みを色々。
 昼 ちゃんぽんを息子1に。私は具とスープのみ。われながら美味い。他にマスタードチキンともやしのサラダ。
 息子を塾に出して、調べ物。疲れて気分転換に外回りの草むしり。長雨のせいで草がとてつもなく伸びで、大変な見た目になっていた。たった5分ぐらいなのに、隣家から活きのいいヤブ蚊が飛び出してくる。もちろん瞬殺。他にも何匹か来たのでどいつもこいつも撃ち落としてやった。
夜、牛肉とごぼうと絹厚揚げの煮物、味噌汁(白菜しいたけ人参豆腐で熊本の麦味噌)もやしのナムル、納豆、ごはん
 なんだか一日ぼうっとしているのは今飲んでいる薬のせいかもしれない。何もやる気せず。朝井まかての『ぬけまいる』を持ってきて読む。

2021/08/29(日)夏休み最終日

 8時に起きるも信じられなくだるい。だんだんこれが当たり前になってきているので驚きもせず。
 子らは夏休み最終日。どちらも明日は始業式。私は宿題の手伝いから開放された夏だった。毎年まあ死にそうだった。最終週なんて地獄そのもの、前日になってから家庭科の課題や習字をさせたり。そこから開放されたものの結局部活や塾のサポートで種別が変わってもそれなりに大変な夏だった。
 昼前に買物に出て、セリアでずっと探していたタイプの小さな茶碗があったので買う。5センチぐらいの口径の、ご飯茶碗を小型にした形のもの。私は有田焼とかの上等な薄手のものが欲しいのに程々のものすら見つからず、ままごと用や人形用まで探していたというのに、100均。頼んでおいたスシローの持ち帰りの寿司を受け取って帰宅。
 寿司は息子1のリクエスト。息子は一貫して感染を警戒して好きな回転寿司も行きたがらない。この警戒ぶりは生きていくためには良いことと思うので何も言うまい、と思っている。
 夏休み最終日にて息子1は宿題の追い込みと確認。息子2も忙しいのかLINEが既読だけで返事しないので少し言ってやる。
 夜オットがZOOMで音楽関係の集まりがあり早めにお風呂もごはんも終わらたというのに、早けりゃ早いで手持ち無沙汰。本を持ってきて読まずに終わる。

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