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2022/11/12 強欲

 土曜。弁当無し。朝食は息子1が喜ぶ焼くだけになってるピザ。私も喜ぶ(手間がかからない)。だが林檎はむいた。ふじが出始めている。私は前夜の二色丼の具の残りとコーヒー。

 子は午前だけ授業。昼は学食で食べて学内でテスト勉強してから帰るという。強化部活でありつつ前提は勉強で、成績に問題があると参加出来ないのでテスト前は必死。実績が出てる部もみんな同じらしい。というか、スポ特の子たちも実績があっても成績が満たない子は受験で受からないというから、なんというかすげえな、と思ってしまう。でもまあ、楽しそう。こういうのも学生生活の楽しさ・良さだなあと思う。

 オットお休み。ということでお手軽な天ぷら屋さんでお昼。色々値上がりの煽りはここにも見えて、無料食べ放題だったイカの塩辛が150円払わねばならなくなっていた。結構このイカの塩辛も楽しみにしてきたというのに、なんだかグッとなって頼まなかった。私もオットもそればかり食べるようなことはしたこと無いけれど、無料のそれを楽しみにしてる時点であさましいような気がしてしまった。ご飯は食べ放題。カウンターの隣りに座った身なりのいい男性は塩辛を頼んで、天ぷらが来る前に一膳食べきっておかわりしていた。あさましきことなり、と思うも、古語は若干意味違うな、と思う。

カニカマ天待ち。先に出てきた味噌汁かなり飲んでる。

 天ぷらは好きだ。鰻・ステーキ・天ぷらと三大好物のうち。いつでもどこでも食べられる勢なので非常に美味しく満足した。カニカマ天はやはり神の食べ物だと思う。

 おやつを買って帰ろうと、近くの老舗の洋菓子店に行く。行ってみるもなにやら以前と雰囲気が変わっていて、混んでいたこともあって興ざめして出る。入り口のプロムナードが雰囲気が良く、見出し画像の写真だけ、そっと撮らせてもらう。江津湖をぐるっと東の方へ回る。冬の水鳥が盛んに捕食中。お尻を上げてひっくり返っている様がかわいい。
 結局おやつは安定のシャトレーゼ。しかしいつもの店舗とは違うところにしたら、ゴミだらけでなんか雰囲気悪し。私たちは文句が多くていけないのか。アップルパイ買えてほくほく。

 帰宅後、晩飯を仕込む。楽団練習の後、コンビニで晩飯を買って帰るとなると時間が悪くて欲しい物は無いし、どうしても帰宅が遅くなって嫌なので。

生っぽいがこれから煮込まれる。

 おでん、今季の前回が鍋の大きさを見誤って満杯で大変だったので、大きいのにした。凄まじい量。そんなにたくさんにした覚えないのに。

 夜、楽団練習へ。
 やはりものすごく衰えている。休みが長かったのですぐに以前のように吹けるわけはないことを思い知る。持久力が決定的に足りない。というか失った。
 ただそれだけなのに、ものすごく落ち込む。それで生活する演奏家でもないのだから、ここから取り戻せばいいだけ。しかも新しいやり方すら試せる面白い局面。それなのにこれ。これこそあさましいし、強欲そのものと感じる。以前持っていたものがもう無いからって、その以前と比べて過剰に落ち込むとか。せっかく今、けっこうまっさらなところからやるのだから、もっと真摯に、純粋にピュアに出来んもんかね。私の我欲の方向は間違っている上に真っ黒だ。我欲はあって当然だけど、方向性が大事なのだと思う。

 楽団、知らない人がかなり増えている。ビビリ人としてはとてもおそろしい。おそろしいものの、人間関係がかなりかなり面白い。ウォッチャーとしてはたまらん。普段会わないタイプがいっぱいいる。私のその人達と同世代の時期からはかなり時間が経っているけれど、若者たちの感じというものは時代が変わっても変わらないもの、などと思った。見てきた色んなシーンや顔が蘇る。

 帰宅後、強欲で真っ黒のまま、おでん。テスト勉強で家にいた息子にご飯炊きとおでんのあたためを頼んでおいて成功。ほくほく食べる。夜から雨が降ってという天気予報。雨がポツポツとテラスの屋根に落ちる音を聞きながら就寝。12時。

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