2022/10/07　記念日としての今日

　いつも通りの朝。弁当と朝食と作る。

　弁当。今日は2個。

　亜々子はねぎ塩ダレを覚えた……などと多分にゲーム的なことを思う。これで上がるレベルはどれほどなのだろうとも。
　豚カルビのねぎ塩ダレとだし巻き卵、ごぼうと人参のサラダ、冷食1個。思いつきで朝から検索して作った割にねぎ塩ダレ、簡単でおいしい。お店みたいだ、と一人はしゃぐ。これなんにでもいけそう。日が短くなる冬に向かって、そろそろ自然光では撮れなくなってきたので考えなくてはいけない、と思う。
　朝飯、目玉焼きとサラダ、チーズのフォカッチャ、りんご（トキ）。ここ数年、黄りんご系が良い。歯ごたえと味がとても好み。

「あらっ、16歳の人がいるわよ」

　と起きてきた息子1に絡む。おめでとう、と添えて。16年も親してるんだぞ、と言うと何言ってるの、と笑う。16年前のこの時間は院内の病室で出産直前に至ってしまい、車いすで廊下を運ばれるところ。子は朝生まれだ。

　自分が子を生んだこと、本当に奇遇だとしか思えない。強く子がほしいと思ったことは無い。世のプレママ族の赤ちゃんに会いたいとか、私のベビちゃんなどの、そういった愛にはついぞ目覚めなかった。パートナーが欲しがるからいっちょ生むか、ぐらいのもの。機能を持っていたから産めた。そうして生まれてみたらまあとても大変で、面白かった。私の子のくせに私よりなんぼも素晴らしい。出会いものとして、私はかなり良い出会いをしたのでないか、と思っている。今日は私の記念日だ。

　息子1の誕生日は晴れる日が多いけれど、今年は雨。めずらしい。午前中ずっと降りしきって、昼前に病院に行く際も降っている。雨のせいか気温も低い。パーカーにデニムのスカート、縞のレギンスを履いて出る。

　皮膚科にて、とりあえず円形の治療は一段落、と告げられる。とりあえず今、生えていない部位がない。急に薬をやめるとまた抜ける可能性があるので、自分が納得するところまで続けて徐々に終わらせていこうね、とのこと。結局年齢のこともあるし抜け毛はぎりぎり1日の正常範囲なので様子見で、という話に。あー、と思う。たくさん調べて、読める限りの論文も読んだけれど、まあその通りで、すがりつけるような画期的な治療法も薬も無かった。有名な薬もやめたら治療して生えた分が抜けてしまうとか、自費でやっても生える確証がない、とか。先生が、

「人は変わります。どんどん先へ行くのです。同じ人なんかおりません」

　と言うのがおかしくて笑うと、先生もつられて2人でわはははと笑ってしまう。

　転換点だな、と思う。この髪のあれこれはストレスも理由として大きく関わっていると見ている。色々ありすぎてここ1年半、バカになっていた。いよいよやったことのない方向へ行く、新しいことに着手するところだなあ、と思う。

　午後、色々自分のやっている関係の雑務。新しいことを始めるのでそれと今やっていることを、ざっくり言うとまとめるための諸々の準備。結構手間で、それでいて楽しい。知るべきで調べるべきことがたくさんある。

　息子1の誕生日のお祝いは翌日の土曜にすることにしている。そうではあるものの、当日何もしないなんて無いので、せめて晩飯は息子1の好きなものにした。ケーキも翌日送りだけど、プッチンプリンのBIGを買っておく。

　晩飯。鶏天、ほうれん草のおひたし、茹でアスパラガス、大根玉ねぎ人参豆腐揚げの味噌汁（信州味噌）。茹でアスパラ以外は全て息子1の好物。揚げ物は特別な感じがするのは私だけか。買ってきた肉すべて揚げてしまう。800グラム。やりすぎた。

　夜、楽しみにしていた若者たちのYou Tubeライブを見る。予定時間より遅く、もう無いと思って風呂に入っていたら始まっていた。ツイキャスも同時で、同じ部屋で2通りの話をしながらライブなのでどっちも聞くとごちゃごちゃで面白い。寝る用意をして見ていたものの、あまりに眠くてリタイヤ。