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書きたいだけ書く日記【2021/12/20~2021/12/26】

同年同月生まれの人のこと、新しい誕生石のこと…などの通常運転から週末、タイツのはき方問題に愕然。衝撃を受け世の中には知らないことばかりと思った1週間。画像は今年の食べ納めとなった、近所のラーメン。ここのが一番好き。

2021/12/20(月) 当たり前でしょ

 昨日のM1グランプリ、見たい人もおらず見なかったら錦鯉が優勝していた。錦鯉。長谷川雅紀さんは同年同月生まれなので注視してきた。すごいとも素晴らしいとも言いたくない。何を言っても成し遂げたことの大きさに合った表現にならないように感じる。ただ一緒にどんどん行こうぜ!と思う。同世代、もう枯れちゃったやつはそっちでやってくれ、出来たらどんどん枯れて消えて欲しいと常に思っている。思い入れも仲間意識もいらん。長谷川さんが好きな「魂は年を取らない」という言葉がヤフーの急上昇ワードになっていて、何を今更、との感しか無い。これをいい言葉と言って感動してる奴らが癪に障ってしょうがないお年頃なのである。

 読書耽溺生活と決別することを決意。
 やっぱり読書はいかん。悪い娯楽だ。うちの毒祖母の言ってたことは正しいとまた思う。毒はともあれあの人の発言は真理を突いていることが多かった。どうも私の実母からこの性質をもらっているようで、読み方が意地汚い上に、睡眠から何から削ってまで好きなものだけ読む。娯楽としてコントロール出来ない時点で終わっている。読むべきものややるべきことを押しやるのにも限界がある。決心したここが終わるポイントだろう。
 でも、今回のこの耽溺は必要なものだったと思う。元々好きなものを読んで読んで読みまくることで得たものが大きい。こんなこともあるんだなとの思い。
 神田沙也加さんの急死、今はご両親の心情を考えてしまう。たった一人の子が亡くなってしまうなんて。納得してはいたものの息子2を不本意に家から出しただけで、私の何分の一かは死んだ。たったそれだけでそうなるのに、亡くなるなんて。

 誕生石がなんでもものすごくしばらくぶりに新しくなるとのこと。えええ、と思う。私の誕生石はルビー。『ルビーの指輪』って歌すらある知名度と、硬度といい色といい宝石の王道。私はとても気に入っていたし、石を入れる時はルビーをメインにしてきたというのに変わったらどうしようと慄きつつ見たら、新たにいくつか加わっていただけ。7月はスフェーンなる石。別名チタナイト。えっチタナイトと思う。ええー。地学も必須の学生だった私としては引く。モース硬度5~5.5なんてさらに引く。

2021/12/21(火) 自分がバカだと思う時

 自分がバカだと思うのは、用事を重ねすぎた時。お仕事は調整して重ねすぎないのに、フリーの日を増やしたくて、用事は重ねられるだけ重ねて、自分でやったのに死にそうになる。

 本日は、9時半に歯のメンテナンス。今後いかに持たせるかのためのもの。歯が弱い上に人生の前半でものすごく悪くしてしまっているので。メンテは良い。エステのような気分。数ヶ月ごとに手入れすることの安心感。高濃度フッ素を塗布して2時間絶飲食。
 歯のメンテ後ショッピングモールへ。コーヒー豆を買って、紀伊國屋書店の歌書コーナーにあるものを一冊、問答無用で買う大会をやる。こうでもしないと興味ないと思い込んだものは読まないので。誰の何を買ったかは書かない。だって自分の本が書かれたらいい気はしないでしょう。私だったら脊髄反射で呪詛を口にしてしまう。
 モールの後は、皮膚科で光線治療。わがハゲ、健気にも結構生えてきてえらい、とてもえらい。それから健軍神社でお参り。その後この時期にしか買えないシュワシュワした泡の飲み物の一年分大量購入のため販売店を2軒はしご。お祝いがあるごとに、気分がいい時にどんどん開けて飲みたいので。3本買えたものの、まだまだ足りぬ。
 その後、ダイレックスで食材とともに調味料として赤酒とか清酒とかみりんとか。鏡餅大小3個。

 本当にバカだった。死ぬほど疲れてしまった。疲れて涙目で見ていたテレビの昼のワイドショーに反田恭平さんが出て、弾いていた。ショパンの『猫のワルツ』、テレビで初めて聞いた。コンクールが終わってテレビに出て弾いてるの今日含め2度見たけれど、2度ともファツィオリ。契約したんかいな。コンクールではスタインウェイを選択していたけれど。ファツィオリ、触ってみたい。どんな感じなのかしら。音楽界隈でも地方でピアノがメインではない世界では出会うピアノは限られてくる。不思議と地方のホールはスタインウェイのフルコンが結構普通にあって、ヤマハとベーゼンも珍しくない。うちのピアノはカワイ。ファツィオリはグランドもアップライトも、一度も相見えたことは無い。いつか出会えたら、と思う、と息子1に言うと「俺はスタインウェイのフルコン以外興味ない」とのこと。相手が悪かった。この人はコンクールの会場をピアノで選んでいたことを思い出した。

日記。どうも更新が遅れがちでいかん。

2021/12/22(水)バカなのだけど

 家族が早く出かけたので、早くから一人。息子1は今日の夕食希望時間を言ってから行った。5時30分。お寺みたいな時間と元お寺の娘は思う。
 いろいろ作業に取り組む。遠くから柝の音のような音がする。何かの現場で、こんな音を生み出す仕事はなんなのだろう、と思いつつ。気が乗らず、何も生み出せず。

 朝っぱらから沈み、泥んでいる。体調に気分が引きずられて厄介。
  2時過ぎか、緊急速報のポップアップが面白くて見入る。「ゲリラや特殊部隊による攻撃が発生しました」というもの。ああ海兵隊とかと同等のものが来たという意味かと思い、強制揚陸艦やパラシュート部隊、ゲリラなら内乱か破防法適用するようなあれ、危険な宗教とか…と想像をしつつ、日付が2006年1月30日なのでははーん誤送信だと思ったらその通りで、追って訂正と謝罪が来た。ふーん、と思ったのは、この日付。もしかしなくてもこれは初期設定時の日時かもしれない。そんな時期にこのテンプレ作ってたんだ、という、ふーん。戦争がどういう顔をしていようと、私たちは逃げられないし、それを考え指揮する側は私たちは路傍の小石ぐらいにしか考えていない。なんぼ死んでも痛くも痒くもない小石にこれ教えて何になるのかね、と思ってしまう。逆に情報操作にも使えるね、とも。

 晩飯、ビーフシチュー、キャベツと蒸し鶏、きゅうりのサラダ、ごはん。私はご飯は無し。誰かと食べる食事はなんとなく食べられるという良さがあるし、一人で食べる時は食べない自由がある。今この落差がひどい。誰もいないとちくわとルマンドのみ。食事どうでもいい。
 夜、見るでもなく7話一挙放送の『呪術廻戦』を見てしまう。原作より絵がきれいで私は好感。話の初期設定が作り込まれていてうまい。懐疑的だったけれど、入れてるアプリで読めるので読んでみよう。

 テーマ曲であるEveの『廻廻奇譚』。息子2が得意な歌であるから、メロディーラインは歌えるほどには知っているものの、初めてちゃんと楽曲の全部が聞こえる状態で聞いて愕然。息子2よ、お前のリズム感。歌い出しの休符、サビのところのカウント。息子2の歌う通りに聞いていたら全然違う。驚いて息子1に訴えるも、「当然じゃん、俺いつも弾いてるでしょ」と言い残して颯爽と塾へ。完璧男に聞いても埒が明かないので、その後帰宅したリズム強者のオットに聞いてみると「息子2に騙されるな」とのこと。オットも息子2の歌に騙されていたらしい。結局の所、息子2はちゃんと取れないから自己流に改ざんしていた。そしてそれを正しいと思っていたから私はびっくりした、だけの話。よかった、自分がバカになっちゃったのかと思った。いや、バカなのだけど、これがわからないのはひどすぎるから気づけて安心した。しかし息子2、間違ってるのにうまく歌う能力、すごい。特殊能力。

2021/12/23(木) タイツのはき方の衝撃

 目覚めて昨日ほど陰惨な気持ちではなく、ほっとして起きる。少しずつ、減ってきているような。数ヶ月前まで毎日ひどくて、常に終わりへのカウントダウン状態で今考えるとよく暮らせていたなと思う。今は少しずつ、取得し直しているような感じ。

 今年もらった本のお礼状を2つ書く。1つはものすごく遅くなってしまったけれど。ありがたい気持ち伝えたいのこころ。
 黒瀬珂瀾さんの『ひかりの針がうたふ』再読。初読時わーっと読んではぁーっ(いい意味で)となるなど、オノマトペ的感覚優位で堪能してしまったので、付箋などつけつつ。しかし結局付箋を付け忘れて戻ってやり直す、を繰り返す。以前、福岡歌会(仮)で拝見した歌がいくつかあるけれど、その時とまた印象が違うのは私の感覚がその時よりも開発されたからなのか、と感じた。

 夜NHKでやっていた『密会レストラン』という番組。峯田和伸さんが女性のストッキングの履き方に幻滅する、という話に釘付け。峯田さんや吉村崇さんが、ほぼ上まではいたところでガバっとガニ股になるのが幻滅するらしい。寺島しのぶさんは「私は四股を踏む」そうで、何でもたかだかと脚を上げるという。ちょっと想像がつかない。私は普通に、片足ずつ足先からはいていって、全体を上げておしまい。もしかして必要な大切な行程を私は省いてしまっているのか不安になる。

2021/12/24(金) 郵便局はディストピア

 息子1の英語ヒアリング対策として朝から家を出る時間まで、AFNPacificをつけていたのはやめて、昨日からはYou Tubeのヒアリング対策初級編なるものを聞いている。ヒアリングは普通の会話とは違うから、こっちのほうがためになりそう。

 朝食、サラダとゆで卵、ハムはセットでりんごは任意、炭水化物は各自好きなもの。私は無し。
 まだ24日だと言うのにもうすでに交通事情がおかしい。毎年推測しているのだけど、忙しいから普段乗らない人がそろりそろりと車で出撃してくるからか。東郵便局がディストピア化していて笑えないと思いつつ、笑ってしまう。惨状である。そもそもいつもあそこの駐車場はやばい。年に一回は駐車場内で事故が起きて警察のお世話になり、夏は人が倒れて救急が来る。なんか磁場かなんか悪いんじゃないだろうか。近隣最凶のプアースポットだ。なにげなく郵便局前の道を使ってしまい後悔した。一つ手前の交差点から渋滞。駐車場に2枠使って頭から斜めに突っ込んで駐車したのに、警備員さんが見てくれてもバックが怖くてできない高齢者マーク付きのプリウスとか。やめて、フラグ立てまくるの。急発進追突死亡事故の旗が立ってる感。ビビりつつ通過…と思いきや対向車線から前の車の前に、年賀状を出すためだけに一台突っ込んできてハザード出して停車。勝手な駐停車もやめて…通過するまで生きた気がしなかった。もう年末は東郵便局の半径100mに近づかない。私の手に負える世界じゃない。結局皮膚科までいつも10分ちょっとのところ25分もかかってしまった。

 久しぶりに熊本で感染者。かなり長く、ゼロが続いていた。感染者が居ても居なくてもマスクはしているし、手も念入りに2回洗う。出歩かない。もう生活がこちらにアジャストして、それが普通になってしまったことを実感する。そしてこんな生活はそもそも感染症は流行りにくいのではないか。インフルエンザが今年は要注意と聞いたけれど、本当なんだろうか。「流行るかも」と「流行ったらヤバい」が混ぜこぜになってそう。

 なんとなく、美味しそうなチキンが売っていたので買ってきて、なんとなく子1の好きなケーキを買ってコンソメベースの野菜スープを作って晩飯。うちのクリスマスという行事は日本の年中行事の位置にある。サンタはよそには来るけどうちは来ない家であり、君たちは直接年末賞与としてのプレゼントの希望を申告しなよ、というのがうちだ。実家は伝統仏教の仲間でありつつも宗祖が激しいタイプの寺なのでそういうものはないというスタンスだったものの、祖母も出入りの業者さんのノルマもあるしー、とチキンもケーキも買っていたことを思い出した。

2021/12/25(土) 大人買い

 息子2がクリスマスプレゼント代わりにおねだりをしてきた。『東京リベンジャーズ』の大人買い。25巻もあるではないか。そもそも息子2は遠慮する。家族に迷惑をかけている、などと言って。そんなことはないので、こちらは意地で買い与えたい。やってやるぜの心。今回も24巻と25巻だけでいいというのをオットが「23巻まではいらないのか?」と振ったところ、珍しく「いります!!!」と即答してきたらしい。素直でよろしい。

 お昼に近所のラーメン屋でラーメン(記事冒頭の画像のやつ)。私はそこのお店の近くで仕事していた20数年前以来ずっと好き。まさか近くに住むようになるとは思わなかった。今年最後のラーメンになるかな、と思いつつ食べる。

 近所のお店で速やかに手に入れる。なぜか大人買いセットなるものがあって歓喜。そして息子2の元へ。感染禍のせいでの面会制限が続いていていまだ15分。今日はそれで息子の個人エリアを片付けてテレビの配置替えをして、お餅を飾りたい。漫画も渡したいという強行軍。もう必死でやった。15分では済まず、4分はみ出したものの見逃してくれた。息子のエリア、とてもきれいになった。学校の菜園で掘った芋を持って帰らされた。
 へとへとに疲れてしまった。帰宅してコーヒーを入れて、シュークリーム。わかりやすく回復。
 晩飯に昨日のチキンの残りをオーブン機能であたためて、とろとろの肉団子スープを作る。もやしのナムル風も。

 タイツのはき方問題続報
 別にガニ股にならなくてもいいっぽい。よかった。でもやっている人がものすごくたくさんいて衝撃。ガニ股で2、3回グッグッとするらしい。私はお風呂の後に股を拭く時もストッキングを履く時もガニ股になる実母が嫌で嫌で、絶対するものか、と思ってきた。自分はしたことがない。タイツの説明書きにも書いてない。
 出かける前にガニ股になるとかテンション下がる。ただでさえ出不精で出かけたくないのに、テンション下げてから行きたくない。化粧して、行く所によってレベルこそあれ戦闘服/鎧を来て出撃するのに、そこでガニ股になったら防御力も攻撃力も下がっちゃう。調べた所、はきながらジャンプしてガニ股で着地するという高等なガニ股術もあるらしい。世の中は知らないことばっかりだ。

 夜になって、熊本歌会(仮)が明日あるというアナウンスされているのを見て笑う。さすがだ。そもそも予定を聞いていたので驚かない。

2021/12/26(日) タコさんウインナー歌会

 起きて寒い。タイマーでエアコンを入れておいて、起きた時に室温13℃とかこれはほんかくてきよ、ほんかくてき。

 息子1の塾弁当を作る。塾すごい。昨日同様拘束時間12時間、帰宅は9時頃。となると栄養偏るし、買い弁は飽きるので1食は手作りを食べさせたい。外気温が低すぎると息子1は騒ぎながら出かけていった。
 14時過ぎに、歌会のため家を出ると白いものが舞っている。雪。短歌の人は「ゆひら」とすぐ言うが、もうありふれ過ぎてしまったので言わない。ちなみにゆひらの元ネタはこれ。

体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ
 穂村 弘『ラインマーカーズ』2003年 小学館
(歌集『シンジケート』が初出であるけれど、私はこちらが初見なので悪しからず)

日記冒頭の「ほんかくてきよ、ほんかくてき」の元ネタもこの歌集にある。

目覚めたら息まっしろで、これはもう、ほんかくてきよ、ほんかくてき
 穂村 弘『ラインマーカーズ』2003年 小学館
(こちらも本当の初出は歌集『手紙魔まみ、夏の引越し』なれど、私はこちらで知った)


 熊本歌会(仮)、今日はレギュラーメンバー二人欠けて4人。私たちは伝説の歌会なので、いきなり居酒屋で歌会をする。本日は磯丸水産からスタート。

 強ビジュアルと楽しそうなもの大好物なので狂喜してオーダーに同意。
 熊本歌会(仮)で歌を読み解くのは楽しい。勉強、という言い方よりみんなでパーティー組んで歌世界を冒険している感じが良い。ちなみに虹の中山さんの仲間でやっていた歌会は殺し合いだったらしいので、やっぱり歌会は冒険の一種と思って間違いないと思う。

 お店移動で行こうとして満席で断られたお店、O。ここは楽団の方での行きつけで、警戒して覗くと音楽関係者がいて、笑う。めっちゃ笑ってしまった。オットの知人が一家でいた。「あっ、あいつ知ってる」という顔で目が合ったものの、誰か出てこない様子。しかしOは音楽関係者の巣。他にも関係者がいた。

 歌会メンバーと話すのは楽しかった。しかしあの、飲食店に置かれている仕切りは強敵だなあ。耳が過敏で聞こえにくい性質持ちなので聞き取れない。
 店の移動、バスセンターへの移動とも、とても寒かった。冬を実感するのには超えた寒さ。熊本はとても暑くて寒いところ。それでも北国よりは当然温かいのだけど、人も家屋も7ヶ月もある冬以外の時期に特化していて寒さに弱い。人は住むところなのだな。私は完全に北国にルーツがある人達から生まれたのに熊本より寒いところは駄目かも。

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