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書きたいだけ書くnote日記 2022/04/25

 処処啼鳥を聞く。
 ぼんやりと遠くに、また鳥が啼いている。ああ鳥がまた啼いている、と思いつつ、えっ、でも夜じゃない、とも思い始め、意識が鮮明になる。時計を見たら5時20分。けっこう日本でも西の方にある当地は東京とかより明けが遅い。5時半は夜寄りの薄暗さだ。その中を啼いている。それにしても、去年までうちのあたりで聞いたこともない声。山になにか異変があるのか。というかそもそもどこの子なのか。

 今日の弁当どーん。

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 気が乗らず、楽々弁当に。初めてお弁当用のミートボールを利用。これ、本当は私のお昼の主食だけど、入れてみる。卵焼きは新しく買った卵焼き器に慣れてきた。

 〆切ひとつ仕上げる。
 短歌の依頼原稿。12首。依頼を受けてから〆切まで、息子1の春休みにかかっていて、なかなか取り組む時間がなくて一人気分が上がり下がりしていたものの、出来る。調整、見直す、を繰り返す。やり過ぎておかしくなる前に送稿。

 いつも寄稿の〆切はさっぱりした気分。すっきりしそうなものだけれど、すっきりしたことなどない。もったいないなあ、頑張ったのだから達成感に酔っていいのでは、と思う。しかしそんな気分にならないのは、短歌に取り組み、呻吟すること自体が私にとって祝祭みたいなもので、〆切というのはその祝祭の終わりそのものだからなのかもしれない。

 じわじわと症状は進んで、いまや常にリーディンググラスが無いと何も読めない今日この頃。各部屋に1つずつ置いて、よそ行き用も持っているぐらいには本格的になった。普段、原稿の読み書きには、フレームが太いものを使っている。ふと、電源が消えているPCに映る自分を見て、あー誰かに似てる、と思い、考える。読み書きに邪魔なので、前髪は左右で耳にかけて、眼鏡で留めこんでいる。誰、誰に似ている…と考えて気づく。江青だ。

 うーん。江青。毛沢東の奥さんの一人。愛人だったか。若い頃はかわいい江青が晩年近くは黒縁眼鏡のものすごいインパクトある身なりになるのが結構ショック。私の若い頃がどうなのかは置いといて、江青に似ている。

 帰宅したオットに、
「ちょっとちょっと、私、江青に似てない? 」
 と言うと、
「江青! 毛沢東の! あー!! 」
 と、とても良い笑顔をした。似ているのだな。複雑。結構な悪女ぶりは嫌いではない。なんにしろ傑出した人に似ていてちょっとうれしいけど。

 知人から歌い方について相談のメール。短歌の作風ではなく、音楽の方。知人の生徒さんのことで。音楽の世界はいま大変革期だ。100年に1度の、という人もいるけれど、私はそれ以上の構造の変革期だと思っている。それは大きく目に見える所ばかりではなく、我らピラミッドの上層ではないところにも現れている。その知人が10年前なら受けない仕事を受けているのも、やはり畑違いに見える私に相談が来るのも。最近また産卵後のメス鮭気分でいつ死んでもいいな~となっていたところにこれで、生きてはみるもんだ、と思う。

 晩飯、3色丼と味噌汁(新玉ねぎ、人参、豆腐、わかめ。熊本の味噌)、ヤマダ電機のくじで当たったレトルトの地鶏炭火焼き。

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