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2022/09/09 飛ぶものがうるさい

 まあまあの涼しさ。子が「テスト中、最も頭が働くのは起きて3時間後らしい。だから6時に起こして」と言う。私はそんな理由で睡眠時間を削って早起きしてやる気はないので話し合った結果、私の起床時間から10分後となった。弁当1個。子はまだテスト中。

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 ちくわ煮付け弁当。地味なのに人気のおかず。卵焼きはニラ入り。後は冷食。メインと後1~2品作って、隙間は冷食に頑張ってもらう。野菜ものと、自分じゃ作らない美味しいもの。

 朝食に、昨日のタッカンマリの残りのスープで卵雑炊。煮込んだ鳥のスープ最強。しかし一緒に入れたものでスープは変わる。いつもの鶏煮込み鍋には入れないじゃがいもがこんなに味を変えるのか、と思うイモはオール苦手な私には雑味に感じてしまう。

 今日は飛ぶものがうるさい。そもそも音を聞いたりしているのに、その時に限って音がする。今日はなんだろう、上空を飛ぶものがうるさかった。ここは飛行機がけっこう高度を落としてくる辺りで、常にいつも音がするけど、今日は旅客機だけじゃなく、旅客機じゃないプロペラ機(色々飛んでくるのです)とか、ライトプレーンとか、みんなうるさめ。着陸がよく聞こえるはずなのに、今日は離陸したものまでうるさい。気候の関係なのだろうか。秋の季語に「澄む秋」があるけれど、空気が澄んでくるというより、こんな感じだからそんな季語が出来たのか、と思う。

 エリザベス2世死去。数日前にイギリスの新首相の表敬を受けている写真を見て、ああお元気そう、と思っていたのに。お年寄りはぽっくり亡くなる。この方について、幼少期はお世話の人とか、19世紀生まれの人がついていたのかと思うと感慨深い。古い時代を知っていて、古い文化が身についている人。そんな教育の始まりから第二次世界大戦、そして21世紀。本当に激動。しかしこれで、もう向こう数十年は女王は生まれない。『God Save the Queen』は聞き納め。それはわかっていた。しかし、硬貨も紙幣もチャールズ3世になるとは、生きている人の顔がお金にならない国の民なので気づかなかった。どうでもいいけれどひ孫さんのジョージくんは何もなければ次の次の国王だけれど、名がエリザベス女王のお父さんと同じだから、彼はジョージ7世になるんだろうな、などと思う。

 1日、体を動かす。リフォームしまくっていた隣の家はついに新しい人が入るそう。そこの持ち主さんと話して知った。ということで我が家の庭の草むしり。勝手に生える雑草で、うちがだらしない人の集まりと思われるのは嫌なので。いや、そうきっちりではないのだけど、見た目だけでも。むしってむしってむしりまくる。巨大なコウロギが飛び出してくる。ああ、声の大きい虫はお前か、と思いつつごめんよ、と謝っておく。むしり過ぎた。棲みかを奪ってしまった。

 家の中も片付ける。秋に入ったら抜本的に捨てて捨てて捨てまくる、と決めていたのに、一つ大きめの原稿があるからまたしても現状維持の片付け。私は色んなことが出来ない。一つやることがあるとそっちに全て注いでしまわないと気がすまない。 

 しかしよくよく考えたら原稿の〆切自体は途切れないのだから、「俺、この原稿が終わったら…」というフラグを立てるのは根本的に間違っているのではないか。色々手掛けたいことは他にもあるので、その調子だといつまでも片付けに手がつけられないからこの死亡フラグみたいなの、やめた方がいいな。

 晩飯、麻婆茄子的なものとニラと人参の卵スープ、納豆。麻婆茄子的なものは神的なうまさで驚く。素は使わず、あるものだけで作ったというのに。豆板醤がないのでコチジャンなのに。

 夜、月が出ていた。かなり丸い。調べたら満月の1日前で、粋な言い方をするなら小望月。草をむしり過ぎて、もう出ていっちゃったと思ったコウロギがものすごく鳴いている。ずっとうちにいる声の大きい奴ら。むしり過ぎに気づいてから少し残したのがよかったのか。煌々と輝く月の下、張り合うように鳴いていて、いかにも秋らしい秋。

 いつまでも起きてスマホをいじっていると子が来て色々話してくるので早寝。昼間の疲れもあってすぐ根付く。

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