2023年度学位記授与式が挙行されました
河津桜も盛りが過ぎ、足元では蒲公英や菫が街路樹を見上げる時節となりました。ソメイヨシノは平年並みか遅めの開花予想。だんだん春めいた陽気となっていますが堤防などで菜の花と桜の共演が見られるまではもう少し、と言ったところでしょうか。
さて、3月22日に学位記授与式が挙行されました。
今年度は学部生10名、修士3名が卒業となります。
卒業する学部生、今野研15期生は2020年に入学しました。新型コロナウイルス感染症も真っ盛り、千葉工業大学では入学式が挙行されなかった世代です。高等学校の卒業式もなくなってしまったところも多く、卒業式は7年ぶり…と言う子も。入学直後はオンライン授業ばかりで、初年度の友人づくりやコミュニケーションが難しかった世代でもあります。
徐々に対面授業が再開されたものの、オンデマンド授業を継続する講義や2教室に分かれての実習もあり、思い描いていた学生生活とはほど遠かったかもしれません。
研究室配属後はこれまでの講義とは異なる主体性を持った研究活動が始まり、それぞれが悩みつつも努力している姿をたくさん見ました。研究だけでなく、研究室の係活動に、講義に、バイトに……と忙しくしていましたね。
トラブル、苦しかったこと、楽しかったことがたくさんあったと思います。
入学当時と比べて、きっと大きく変わり成長したことでしょう。
修了する修士、今野研13期生の大学院入学は2022年。
あまり記憶が定かではありませんが、2年間ドタバタしていたような気がしています。
学部の頃から「必要ならやるけど個人主義」に近い世代でしたが、そのままでしたね。研究も何もかもが三者三様で、それでもやるべきことはやってるからきっと大丈夫と思える空気感は気が楽でした。
学部の時は新型コロナウイルス感染症の影響で先輩方との交流が難しかったこともあり、初めの頃後輩の資料チェックなどがかなり手探りでしたね。今野研12期生の先輩方が修了されてからは「人数が足りない…!」と困った覚えが。
研究活動では、お互いのテーマがあまりに違うこともあって議論するようなことはほとんどありませんでした。でも、ゼミの報告で試行錯誤を知ったり雑談の流れで話を聞いたりする度に、励まされ全く知らないことに触れる楽しさを感じていました。
修士課程の2年間は思ったよりも大きく、きっとこれからの糧になるだろうと感じています。
また、学位記授与式後には知能メディア工学科として初の祝賀会(謝恩会)が幕張テクノガーデンで開催されました。
学科全体としては最後の交流の場。先生方や学生同士が盛り上がって大きな笑い声がして、レクリエーションのビンゴゲームでは結果に一喜一憂し、景品を選ぶ際に野次が飛ぶこともあるほど垣根のない雰囲気でした。
そんな祝賀会は無事閉会し、楽しさの余韻と一抹の寂しさを抱えてそれぞれが家路につきました。
本年の4分の1が過ぎ、もう新年度も間近。
進学者はいるものの、ほとんどの卒業・修了生は社会人となります。
日々を過ごす中でふと大学や研究室での生活を振り返り「なんだかんだ楽しかったな」と思えますよう。
皆様の前途に幸多からんことを!
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