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読書の秋ということで

お久しぶりです.今野研究室B4の佐伯峻志です.

 9月も下旬に差し掛かり,漸く過ごし易い気温になったように感じますが,皆様いかがお過ごしでしょうか.

 秋は何をするにも最適な季節と言われ,「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」などの様々な表現があります.私自身も毎年,この季節にふと読書をしたくなることがあります.

 今野研ではB3のゼミ1の際に自分の好きな本を紹介するプレゼンをしますが,元齊藤研究室生に所属していた私は,B3のゼミ1で本の紹介プレゼンをしていないため,この機会に私の好きな本を1冊簡単に紹介したいと思います.

 その本は「世界から猫が消えたなら」です.本作の著者は「君の名は。」をプロデュースした川村元気さんです.

 あらすじとしては主人公がある日,医者に余命先刻を受けます.家に帰宅すると自分と瓜二つの姿をした悪魔から「世界から物を1つ消す代わりに,1日寿命を伸ばす」提案をされます.主人公はそれを承諾し,以後1日ごとに思い出のものが世界から消えていくといった話です.

 この話は「失ってから初めて消えてしまったものの有難さに気づく」ということが根幹になっていると読み終えて私は感じました.また自分が主人公の立場になった場合,何に消えてほしくないのか考えるきっかけになると思います.小説だけでなく,映画化もされているので読書が苦手な方にもお勧めです.

 今回,読書の秋についてお話ししましたが,皆様もどうかお身体に気を付けて,各々「秋」という過ごし易い季節を楽しんでいただければと思います.

 それでは.


文責:佐伯峻志

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