ほら
30日から31日になったことはさ、
ギリ、大晦日って名前を付けて祝うやん。
朝教室で皆におめでとうって言われてる、
自分とは接点のない子に向かって一応発する
おめでとー、の熱量ぐらいに。
31日から1日になったことはさ、
推しの誕生日以上に、
自分が総裁選に当選したとき以上に、
あの人と両片想いって知ったとき以上に、
この上なく祝うやん。
私はさ、それに埋もれて、
何の記憶にも残らず、無駄に消費される
1月2日をさ、
誰よりも祝福を持って迎えようって、
思ってたのにさ。
気付いたら今、まさに1月3日。
嘘やろ。
これはまた来年の1月2日まで、
生きないと。