『伊東潤の読書会』ー潮待ちの宿ー』レポート(一報)
『伊東潤の読書会』当日。
おそらく、特別な日になるだろう、という気はしていた。
事実上初の満員御礼。
僕は参加してから1年くらいのメンバーなので、古株の方、何より伊東さんにとって、待ちに待った瞬間であろうと思う。
そして、後々、ジワジワとくるんじゃなかろうか。
どんなに想定していても、どんなに構想していても、現実にならなきゃ実感は湧かない。
『伊東潤の読書会』が今後どうなっていったとしても、一度「満員御礼」にならなきゃ、次にはいけないのだ。
そんなことを思いながら、少し早めに会場入り。
なんだろう。
この安定感。
いつもの方々と、早めだからこそののんびりした雰囲気。
どんな方来ても、なにが起きようと、まあなんとかできるだろう、みたいな趣が漂っていたように思ったのは僕だけだろうか?
(ちなみに運営のタケダさんは全く手が回っておらず、ワタワタしていた)
それもそうで、会場の定員は、スタッフも含めてだいたい30数人とのこと。
文字通り、満員どころか超満員。
実際、当日は僕が入室したあと、徐々に人が入ってきて、どんどん席がなくなっていく。
そうそう、これこれ。
人がみっちり埋まるこの光景とこの空気感こそ、必要だったもの。
そしてタケダさんなぜか浴衣。
あえて何もツッコミませんでしたけどね(笑)
(ちなみに、それを聞いた母はこれ以降、タケダさんの話しをすると「ああ、読書会で浴衣を着ていたタケダさんね」と、二つ名付きで覚えたそうな)
今回の読書会は『潮待ちの宿』という伊東さん初の"世話物"作品。
発売前のゲラを読んで、当日感想を話し合う。要望を直接本人に伝えることもできるので、もしかしたら、作品に反映されるかも?というところも、この読書会の魅力の一つだ。
読書会が始まり、グループごとのディスカッションが始まり、その後伊東さんへの発表コーナーにて、驚くべきコトが。
みなさん、発表が上手い。
あとで聞くと、今回は他の読書会にも参加している方や、(普段このようなディスカッション→発表を行っていて)形式慣れされている方が結構いたということで、常連メンバーからも驚きの声が。
うーむ、うかうかしていられない(苦笑)
ちなみに、今回の発表は伊東さんにとっても参考になる(反映させたい?)意見が結構出ていたような気がした。
これについては、発売後検証しておくかな。
発表の後は、伊東さん・誉田さん(著者)・板嶋さん(歴史ライター)三人によるトークコーナー。
"世話物"とは、ということや、今読まれる作品の傾向など、シナリオライターや小説家・作家志望の方が聞いたら結構参考になったのではないか、という話しがてんこ盛り。
ちなみに「歴史小説」と「時代小説」とでは領域がことなる、と思っている方がいて、どちらかはあまり読まない、という指摘があった。
あ、自分、まさにそれ(笑)
最後は懇親会。
ケータリングを利用しての立食パーティ、今年からこの形式で読書会後の懇親会行っているが、予想以上にウケがいい気がする。
実際飲み屋での懇親会より、話せている人数が多い。
間違いなく全員と一回以上は話したなあ。
まあ、落ち着かない、ということと、動き回るから酔いがまわりやすい、ということはあるかも・・・
というわけで、おそらく大盛況で終わった今回の読書会。
さあ、次回はどうなるかなあ。
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