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たすきをつないで~伊東潤の読書会 第19回(オンライン)~

2020.4/18(土)

『伊東潤の読書会』第19回(オンライン)が無事開催された。


元々リアルで18回続いてきたこの読書会。

この読書会初?のファン主導による開催、その幹事を拝命し、色々企画を練ったのだけど、の新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、リアルでの開催を断念。

しかし、オンライン上の開催に切り替え、内容を一部変更。

最終的には(ファシリテーター含め)総勢25人近い方々の参加をいただき、なんとかお蔵入りを避けることができた。

自分の“推し伊東順作品”を参加者が発表してくださり、感想を言い合い、雑談で盛り上がって時間が足りない、というリアル時と変わらない風景がそこにあり(笑)

オンラインだけど、雰囲気そんなに変わらなかったね、という感想いただき、読書会後の懇親会は、とてもオープンに出来ないワードが飛び交い(爆)

当の自分が機材トラブルで何度かログアウトするという事態に見舞われていて、そっちの方がはるかに不手際で申し訳なかったほど。


アンケートをタケダさんから見せていただいたところ、高評価をいただき、ホッと一息です(笑)


『伊東潤の読書会』は(読書会形式分けでいうところの)“課題本形式”でここまで開催されてきた読書会。

今回お話し頂いた時点で、この“課題本”形式と違う読書会をやりたい、と思っていて、伊東さんとお話しする機会があるごとに、企画内容をそれとなーく伝えて感触を確かめていたのはいい思い出。

※課題本形式:運営側から読書会に使用する本を指定。その指定された本を読んで、当日参加者と感想などを語り合う形式。当日までに指定された本(課題本)を読了することが条件となっている。


僕が選んだのは、“推し本形式”。

(読書会に馴染みのある方には“紹介本形式”といった方がわかりやすい)

お題に沿って、参加者が本を選んでくる。そしてその本を当日披露し、特徴や魅力を発表し合う形式だ。


・お題はそのまま「推したい伊東順作品」

(好きな本、初めて読んだ本、など選んだ背景や文脈は発表者にお任せ)

・さらに、体験枠(初めての方向け)と聞き専(聞く専門)枠を新説。

・そして、これまで常連が行っていたグループ別ディスカッション・ファシリテータを、第三者(コルクラボメン)に依頼。


などなど、細かいところまで、ガラリと変えることにした。


なんといっても、運営から決められていたお題を対応するのではなく、今回は参加者自らが設定しなければいけない(参加か、聞き専か、という立ち位置選択も含めて)。それが最大の変化。

過去18回続けてきた読書会からすると、かなりのパラダイムシフト。


細かい説明を直前にしたこともあるけれど、相当色々な質問いただいた。

他の運営サポートメンバーからは、質問の他に意見や提案もらったのだけど、何というか、“予定調和”な展開を望む方向性の話しが多く、“課題本形式”文化のメリット・デメリットを感じたなあ。


相手がどの作品を出してくるか、自分が何を発表するのか。

当日のグループメンバーは誰なのか、時間内で何を話そうか。


当日になってみないとわからないワクワク感が楽しいのに。。。


「当日出される作品は・・・」「誰が○○さんを発表する予定なんですよ」と共有しようとするタケダさんを何度「言うな~」と言ったことか(笑)

※最終的に席順決めることになり、作品知ってしまった、けど・・・


自分が選んだ作品を発表すると言うことは、自分のことを話すと言うこと。

自分のことを話すと言うことは、相手のことを知っていた(安心できる)方がやりやすく、自分のことを知ってもらえていれば、暗黙知が足りないところをフォローしてくれる。それが濃いインプットになり、アウトプットへつながる。

実際、今回の読書会準備期間中(及び開催後)、「他の方の話を聞きたい」「みんながどんな作品を好きなのか知りたい」という声が目に見えて増加。

課題本以外のもの(人)と接することで、改めてお互いのことを意識する(いやらしい意味ではなく)きっかけになったのかも。


ちなみに、元々の予定ではそこに「続編投票会」というお祭企画を入れて、準備万端。だったのだけど、前述の通り、形式も内容も変更せざるを得なかった。

とはいいつつも「今回はオンライン形式検討した方がいいですかね」と言ったら、それをうけて迅速に対応してくれたタケダさんのおかげで、読書会はなくならなかった。

そして、不安な状態の中参加してくださった皆様のおかげで、次回(6月)の読書会への手応えを運営メンバー一同感じることができた。

※オンライン開催前のプレ読書会で、伊東さんから「続編に関するみなさんの意見を聞きたい」って聞いたときは、ニーズそっちだったかーーー、と読み間違いに焦った(苦笑)


しばらくはどうなるかわからない。そもそも『伊東潤の読書会』はどこを目指すのか、ってこと自体、再考する必要があるのかもしれない。

そこも頭の片隅におきつつ、少なくても今は、できる範囲の中で、一つ経験と体験ができた、ということで、それを次につなげていく。

手探りはどこも同じ。

だからまだまだ挑んでいこう。









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