映画「イップマン」の話
カンフー映画「イップマン」にハマった。
主人公はイップ・マン。
詠春拳葉門派の宗師で
実在していた人物
あのブルース・リーのカンフーの先生である。
全部で確か四部作くらいあったと思うのだが
日本占領時代の中国から
香港、アメリカへとシリーズは続き
主人公である武術家イップマンは
詠春拳を人々に指導しながら
空手を使う日本人将校や
他流の中国武術家、アメリカのボクサー
アメリカ海兵隊の猛者などを倒していく。
なにがイイって
詠春拳で戦うアクションシーンが
ひっじょーにリアルなのである。
特に
ショートレンジ(短い間合い)で連打する
突き技や目の端を手刀で打つ目潰しなどが
格闘技というより
THE・武術って感じで
おっー!!!!!と感動してしまった。
もちろん
ブルース・リーも
ジャッキー・チェンも
ジェット・リーも大好きなんだけど
映画の中の戦闘シーンって感じが色濃い。
もちろん
「イップマン」の中でも
そういうシーンはたくさんあるが
端々に出てくるこの小技が非常に
リアル武術って感じで
見ていてゾクゾクしてしまった。
くわえて
イップマンを演じる
ドニー・イェンのきわめて普通な感じが
より一層リアルさを引き立たせていた。
上半身裸で筋肉を見せつけることもなく
端正な中国服に身を包み
愛煙家で
愛妻家。
主なトレーニングシーンといえば
中国武術で使われる
木人と呼ばれる
人の背丈ほどの柱から
手のような数本の棒が伸びているやつを
ひたすら打ち付けるだけ。
映画の中では
詠春拳は小柄な女性が屈強な男性を倒せるように
練りあげられた武術なのだと語られていた。
完結編では
弟子のブルース・リーも(むろん本人ではない)登場し
往年のブルース・リー映画をオマージュした
あの独特の格闘シーンも完璧に再現されていた。
ブルース・リーファンの方にも
ぜひ観ていただきたい
おすすめのカンフーアクション映画である。
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