Microsoft認定資格合格体験記 PL-900
こんにちは!あーちゃんです。
2025年1月にMicrosoft認定資格 PL-900を受験し合格しました。本記事ではPL-900 合格に至るまでの道のりを振り返り、学習計画や使用した教材、試験当日の様子などを詳しく紹介します。これから PL-900 の取得を目指す方々の参考になれば幸いです。
目次
1. Microsoft認定資格 PL-900とは
Microsoft認定資格とはマイクロソフト製品に関する知識や技術を認定する世界共通のプログラムです。略してMCP(Microsoft Certifications Program)と呼ばれることもあります。今回受験したのはPL-900で、正式名称は Microsoft Certified: Power Platform Fundamentals という資格です。
Microsoftが提供するデータ分析やアプリ作成、業務の自動化を専門的なプログラミング知識がなくても簡単に行えるプラットフォーム、Power Platformの活用を始めようとする人を対象としています。Power Platform系の入門認定資格となるのがPL-900です。
出題範囲はPower Platformの5つのツールとデータソースの役割を果たすMicrosoft Dataverseに関する内容が広く浅く出題されます。
Power Platformはアップデートが早いツールでツールの名前が変わってしまうこともあります。本記事は2025年1月に書いています。もし受験する場合は最新情報を公式サイトで確認するようにしてください。
MCP試験の申込方法や受験日程の確認方法は以下記事にまとめています。
2. 資格取得の動機
PL-900 資格取得を目指した理由はPower Platform全般の正しい知識を得たいと思ったからです。普段仕事でPower Automate、Power Appsの初心者向けセミナーの講師を担当しています。冒頭にPower Platformの解説を毎回行っており、PL-900の取得を通してよりよい解説ができる知識を習得しようと考えました。
3. 学習計画
今回、急ぎ取得したいという事情があり、年末年始休み一週間の集中学習で一発合格を目指す計画を立てました。実務では Power Automate 、Power Automate for desktop、Power Appを使用している一方、Power BI、Power Pages、Microsoft Copilot Studio、Microsoft Dataverseはほとんど触ったことがないという状態でした。触ったことがないツールの知識を効率的に取得する必要がありました。
4. 使用した教材とツール
同僚に合格者がいたため、話を聞き情報を集めました。
PL-900の勉強方法の選択はいくつかあります。
①Microsoft Power Platform Virtual Training Daysを受講する
最もオススメな方法です。なぜならば、受験料が50%OFFとなるバウチャーが付いてくるからです(2025年1月確認)。毎月2回ほどオンラインで開催されています。私は日程が合わず、使うことができませんでしたが、同僚はこのトレーニングの受講と公式プラクティス評価を一通りやって、合格できたとのことです。
②教材を購入して勉強する
PL-900は受験者が多い試験なので、Udemyなどで教材がたくさんでています。自分はタイミングの問題もあり、こちらを選びました。なおUdemyは頻繁に半額セールが開催されるみたいなので、セールのタイミングで購入するとよいでしょう。
まず講義動画を一通りみてから、問題集を解きました。試験2日前には9.5割以上とれるようになり、試しにプラクティス評価を受けたところ解けない問題がある…ということで焦ってしまい、もう一つ問題集を購入し、一通り解きました。自分は問題集を買いましたが、プラクティス評価を何度か解くという選択肢もあるかと思います。
5. 学習のポイント
Power Platformの5つのツールの特徴とDataverseを理解することが基本となりますが、ここを抑えておくと得点源になりそうだなと感じた点を書いておきます。
なお、PL-900は試験中Microsoft Learnのドキュメントは閲覧できません。お気をつけください!
6. 試験当日の様子
自宅から12kmほど離れた駅前の試験センターで受験しました。受付で身分証のチェックと写真撮影があります。その後、荷物をロッカーに預け、受験室に案内されます。出題、解答はPC端末で行われます。
試験時間は45分ですべて見直しができたところでちょうど試験終了となりました。試験終了を押すとその場で合否が表示されます。700点合格のところ900点弱取って合格となりました。問題集は1つでもよかったかも?
7. 合格後の感想
PL-900はPower Platform系の入門資格ですが、出題範囲が広く、アップデートも早いため、予定より多くの勉強時間を投入することになりました。特に自分が普段触っていないツールの勉強に多くの時間を使いました。もし取得したいという場合は事前に5つのツールを少しでも触っておくとよいかと思います。
8. まとめ
10月にPL-500を受験し、2ヶ月あまりでPL-900も受験するというハードスケジュールとなりましたが、どちらも一発で合格できてとにかくホッとしています。またPL-900受験をきっかけにPower BIを触り始め、とても面白いなと思いました。興味の幅も広がり、受験した価値はあったと感じています。
またMCPは受験料が高いため、半額バウチャーをゲットしてお得に受けるなどの工夫も大事だということも学びました。現時点では4章で紹介したVirtual Training Daysを利用するのが一番よい選択かと思います。
挑戦される方はぜひチェックしてみてください。
それではまた!