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エバンジェリスト?なにそれ?の人が一年半やってわかったこと
こんにちは。あーちゃん@昭和企業でRPAです。
2019年に転職して会社から「テクニカルエバンジェリスト」というポジションをもらいました。「エバンジェリストってエヴァンゲリオンのことじゃないですよね?」という返ししかできない状態から1年半やってみてわかったことを今日は書いてみます。
1,エバンジェリストとして自分がやっていること
自分が普段やっている仕事はこんな感じです。プリセールスとカスタマーサクセスを兼任しているようなイメージでやっています。
・自社Webセミナーの企画・開催
・操作講習(主に初級)
・商談&製品デモンストレーション
・製品活用スタート時のお客様サポート
(セットアップ、サポート活用方法、製品基本操作説明など)
・社外登壇
Webセミナーの企画・開催は入社時に会社からやってみて、と言われ、毎月開催し続けたところ気付いたら600名の方が参加してくれていました。
他の業務は気付いたら担当するようになっていた、という感じです。エバンジェリストだからか、社風だからかわかりませんが、会社からこれがあなたの業務です、と明確に指示されることはあまりありません。こういうことやったらいいんじゃないか、ということで試行錯誤を繰り返した結果、このような業務内容に落ち着いてきた、という感じです。
2,エバンジェリストの役割
エバンジェリストの役割を自分なりに腹落ちさせるのに実は1年半ほどかかりました。なにをすればいいのか、なにを期待されているのかわからず、暗闇の中をライトを照らしながら歩くような状態が一年半ほど続きました。
特に自分は技術畑出身ではないため、技術に強いエバンジェリストにはなれそうもない、という気持ちがずっとありました。
世間で有名なエバンジェリストの方は技術畑出身の方が多く、参考にしたくても参考にできない、と思っていました。
そんなある日、自分がずっと興味を持って調べていた「リスキリング」について「このお客様には伝えたい」と思いセミナーの中でお話しをしました。
なんとこれがお客様から「とてもよかった、次回もこの内容で」と好評をいただいたのです。
自分なりの意見を添えて、製品の魅力を伝えたことでお客様の気持ちを動かすことができた。
これは私にとって、大きな自信となりました。
ようやくエバンジェリストとしての役割が腹落ちした瞬間で、
エバンジェリストの役割はこれだと思うようになりました。
自分なりの意見を表明した上で、製品の魅力をユーザーもしくは製品に興味のある方に伝える
自分なりの意見を表明して、ということがポイントだと思っています。製品の魅力を伝える、というのはセールスポジションでも必要とされることです。一方、エバンジェリストは自分なりの意見を表明した上で製品の魅力を伝える、というポジション。
会社とエバンジェリストの関係はある意味「対等」なんだと思っています。
会社に雇われている社員ですが、会社は私に自らの意見をもって、製品の魅力を伝えることを期待しているし、私の意見を尊重する姿勢をとってくれていると感じています。
「自律し、自走する」存在がエバンジェリストなのだと思います。
1年半エバンジェリストをやってみて、ようやく自分なりのエバンジェリスト像を語れるようになりました(時間かかりました)
私を信じ続けてくれた、という点において会社にはほんとに感謝しています。
3,エバンジェリストに必要な能力・素質
私はエバンジェリストになりたくてなったわけではありません。採用面接時に「ユーザーとしての経験と発信力を活かしてください」と言われて入社したら、エバンジェリストやってみて、と言われたパターンです。
一般的にエバンジェリストに求められる素質・能力は以下かと思います。
・プレゼンテーションスキル
・製品への深い知識・興味
・ユーザーとのコミュニケーションスキル
・情報収集能力
私にはこの素質・能力が果たしてあるのか・・・
いまでもよくわかりません。
特にプレゼンテーションは毎回かなり緊張してしまい、逃亡したい気持ちにかられることもあります。
ここにはないのですが、一年半やってみて、一つ自分の素質・能力と合っているな、と感じる点があります。
それは「社会的な課題を発見し、自分なりの意見を表明し行動する」という点です。
エバンジェリストは自律し自走する存在。
社会的な課題に興味があり、それに対して行動を起こしたいと思いのお陰で自分は自律・自走できるようになったと思っています。
4,エバンジェリストのこれから
エバンジェリストはこれからいろんなタイプが出てくるじゃないかな、と予想しています。必要な能力・素質もあまり定まっていないので、やってみたい人はやってみるのがいいポジションなんだと思います。
自分にとって、心の底からおススメしたい製品・サービスに出会えたら、エバンジェリストという選択をしてもいいんじゃないかな、と思います。
得体の知れないポジションに向き合うという貴重な経験もできますよ。
それではまた。