超!少子高齢化社会とシングルマザー
女は弱し、されど、母は強し!
世界的にシングルマザーが増加傾向にあり、欧米諸国では出産の時点で60〜50%を超える国も珍しくない。世界的には婚外子が当たり前に成りつつある。データは2018年OECD発表、フランスでは59.7%ノルウエー56.2%スエーデン54.9%デンマーク54.0%主なヨーロッパ各国は50%前後だ。
この比較データを見ると、日本の2.3%の異常さが解かる。
そこには、日本の問題点が見える。一つは、社会通念と、結婚と出産に関するモラルです。それは、国の考え方や法整備にも大きな影を落としている。一般的通年で「未婚の母」という言葉は日本では蔑んだ差別用語だと思う。
シングルマザーは英語で置き換えただけだが、英語の魔法で少し明るい?
いや、ずっと明るい!こうした社会の目、近所の目が一番恐ろしい残酷な現実を生み出します。
欧米では20歳以下のシングルマザーが増えている。
そして、結婚後に子供を連れて離婚するシングルマザーも増えている。
日本で同じ事をするのは、大変です。
経済的に直ぐに行き詰る。地方行政も国も全く支援しません。
江戸時代、200年間人口は増えなかった。理由は、口減らしといって、姥捨てとか、老人を山奥に捨てに行く事であった。それだけ飢饉も多かった。
長野道には姥捨というPAがあります。こけし、と云う言葉や、間引き、という言葉に残っている。こけし、とは、子消し。生まれたばかりの子供を殺して、消す事。そしてコケシ人形は身代わりです。
間引きとは、兄弟の間に出来た子供を殺して、間を空けることです。
残酷ですが、そうしなければ生きて行けない、貧農の歴史がそうさせます。
お地蔵さん!京都・嵯峨野の化野念仏寺(あだし野念仏寺を見れば、あれが現実です。水子地蔵やその供養も風習が今もあります。
ここで欧米は何故と?キリスト教の宗教観では命を宿したら、その時から人権問題です。堕胎は基本的に殺人とされます。ですから国はその命を守ります。この考えの根幹が日本人には欠落しています。
SEXはするでも結婚はしたくない、そして、妊娠中絶は罪悪、又は、鼓動が聞こえた時点で、殺人と考える欧米諸国。そして、イギリスのように新婚夫婦よりも、国の手厚い援助でシングルマザーのほうが妊娠も出産もその後の生活も、経済的に楽に暮らせる。
私の友人のイギリス人と日本人のハーフのデイビス・ロビンと話をすると、
イギリスの社会の事が良く解かる。妊娠がわかると、妊婦に相談員=ソーシャルワーカーとかケースワーカーが決められ、出産費用から住まいから生活費に至るまで十分な手当が支給されるらしい。シングルマザーとわかれば尚更だ。社会全体が国の将来の子供たちとして手厚く保護する。
イギリスでは子供が5人居たら、公的なマンションで、4LDKに住めると言う。4人居たら3LDK。9歳以上の男の子と女の子が居たら、寝室は必ず分けなくてはいけないと言う法律もあって、それに応じて、部屋も増えるという。一番下に幼子が居れば、補助金も多くて、働かなくても食べていける。
シングルマザー=婚外子は50%近く居て、結婚してお金の無い若い夫婦よりも、優遇されていて、住む場所も出産も生活費もずっと楽だという。働かなくても食べていけるという、怠惰な生活?が良いのかどうかは別にして、最低限の文化的な生活の保障に、日本とは大きな差があることは事実です。
屈託の無い子供の笑顔が社会のバロメーターです。
いま、日本のシングルマザーが2%だとしたら・・・・。
本当は50%近い婚外子が有るとしたら、人工中絶で消えて行った水子は毎日何人居るのだろうか?本当は、未婚の母達に手厚い出産や子育ての援助が、国や社会や地域のご近所や、友人、家族から温かい目で向けられていたら・・・・。
この国の将来は明るいし、少子高齢化社会なんて問題は直ぐに解決です。
一番の問題、私や貴方自身の考え方、心の中に有ります。
もし、貴方の子供や、貴方の周囲の人が、10代の後半で妊娠したら・・・・・どうしますか?妊娠中絶手術ですか?
先進国、スゥエーデンでは、3人の子供を抱えたシングルマザーが元気に一人で子育てが出来るといいます。母親の給与に加えて、充実した児童手当、子供達は等しく均等に教育され、学費の心配が無い。母親を支援する社会のシステムは子供達の教育や文化関連の公的支出がしっかりと確保され、親の心配の無い形で充実している。
私達は親を選択できない、国も選択出来ない。でも、国を造り替え、変えてゆくことは出来る。その為には、一人一人が行動して立ち上がらなければ、変わらない。
もう一度同じデータを下記に示します。
因みに最初の写真は私の孫達です。この時は父親がいましたが、今現在は全員シングルマザーの子供です。笑
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