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混ざると美味しい。音楽の坩堝アメリカVOL.1

混ざると美味しい。音楽の坩堝アメリカVOL.1
★2002年に書いた日記から(一部加筆修正)★

ワインは食べ物と一緒だと美味しい。
巧く合うと互いに引き立てあう。
チーズと赤ワインが口の中で一戦交えると・・・。
それはそれは幸せになります。

音楽も同じだな~と、考えています。アメリカと云う国は人種の坩堝です。
メーフラワー号で英国から移住した白人、奴隷としてアフリカから移住させられた黒人。そして近隣のカリブ海noキューバ、ハイチドミニカなど。隣国のメキシコとプエルトリコ。様々な人種は、それぞれの音楽を持ち込んだ。無論ネイティブのインディアンもいる。唄と一緒に言葉(言語)フレーズも伝わる。

僕はロックンロールが大好きです。
中でも一番好きなのは少しスローなメロディの美しいものです。
メロディはケルティック、リズムはR&B、それにソウルフルなバックコーラス。
リズムのドラムとベース。コードを刻むギターにスライドやペダルスティールのギターなんか最高です。
アメリカに生まれた現代の音楽は人類の宝です。

■美しいメロディはケルト人が伝えた。
ケルト人は中世期、ヨーロッパ全土にいた。
宗教は多神教=火水木土金、などシャーマニズムの世界で、この点は日本人と似ている。
ゲルマンに迫害されヨーロッパ大陸からイギリスに逃げる。
イギリスでは英国王に追われて北のスコットランド、アイルランドに追いやられる。
映画「ブレイブハート」はメル・ギブソン自身がケルト人でもあり、当時の事が良く解る。
ケルト人はゲール語を用い筆記体の文字を持たなかった。
愛の表現も、悲しみも喜びも楽しさも口述の伝承で物語はバラッドだった。
言葉のイントネーションは音楽のフレージングです。
バグパイプに代表される音楽はジグなどダンス音楽も生んでいる。

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自然と共に生きてきた彼らには見えないものを信じたり、過去の人々の霊や気が降りてきてエネルギーを伝える事が信じられている。
エンヤは短時間に沢山の曲を書きCDにしているが、彼女は私の作品は祖先のものですと言っています。
空からメロディーが自然と降りてくる、それを譜面に書き写しているだけだと言っている。
ケルト人は北の貧しい大地に苦しむ、その希望を新たな新天地アメリカに向けメーフラワー号に乗る。
アメリカでも多くはアパラチア山地等の豊でない所に住んでしまうのは血なのかもしれない。
そこで、ダルシマやフィドル(=ヴァイオリン)、ギターとブルーグラスとか画楽器として使われます。
サザン・マウンテン・ミュージックなどアイルランド民謡とかスコットランド民謡とか云われる、現在トラディショナルフォークソングと呼ばれているものが詠われていく。
カントリー&ウエスタンもこの流れです。

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ケルトの唄はアイルランド民謡とかスコットランド民謡とか、単にイギリス古謡とかかかれます。「庭の千草」とか「アニーローリー」それと♪「ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた・・」とか、一時代前の音楽の教科書に有った曲です。

よく行くイタリアレストラン「マリオ」のメニューに「4種類のチーズとパンのグラタン」これがバローロのフルボディに全く引けを取らない旨さで口の中で混ざり合って、~ガツンとやられます。

Vol.2に続く

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