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虐待を疑われないために・・海外育児で気をつけること

海外での子育て、日本とは勝手が違うことが色々とあります。数あるうちの中で、一番気を付けた方が良いと思うことは、

「蒙古斑(もうこはん)」

です。お尻や背中に、青いアザのような蒙古斑、あった記憶があるひともいるのでは?私も、幼い頃の写真を見ると、バッチリ蒙古斑ありました。

蒙古斑について調べてみると、こんな検査結果が出てきます。

生まれつきの青あざの代表が蒙古斑です。蒙古斑は生後1週から1ヶ月ころまでに、青いシミがお尻や背中の下部にみられるもので、胎生期の真皮メラノサイトの残存と考えられています。日本人にはほぼ100パーセントにみられ誰でも知っている「あざ」のひとつですが、5,6歳までに自然に消失しさほど問題にはなりません。 引用 一般社団法人 日本形成外科学会

日本人ならほぼ100%、蒙古斑があるのですが・・。

ヨーロッパ出身の子供には蒙古斑がない?

この蒙古斑、名前が示すようにモンゴル系、アジア系の子供に現れる確率は非常に高いのですが、ヨーロッパの子供には現れることがないようです。

日本人とスペイン人の両親を持つ息子ですが、蒙古斑をバッチリ持って生まれてきました。

出産したドイツの病院では、こんなことが。

「お尻に青いアザがある。病気かもしれない。血液検査に出します。」と言われ、血液検査されることに・・。血液検査で異常はみつからず、先生に蒙古斑のことを説明して事なきを得ました。

ベルリンにはアジア系の移民もそれなりにいるので、出産先の病院で蒙古斑が知られていないことに驚いたものです。

ドイツの小児科で息子の初めての検診の時。同じことがないように、服を脱がせたらまず蒙古斑の説明をしたのですが。

小児科の先生は、「ああ、蒙古斑(英語ではMongolianSpot)ね〜。」とさらりと流されました。ドイツの医療関係者内でも、蒙古斑、知っている人は知っているようです。

虐待を疑われないために・・

この蒙古斑、知らない人が見ると、虐待されたアザにしか見えません。

実際、スペインの義両親にも、虐待疑惑をかけられたことがあります💦というのも、義両親が息子を連れ出してくれたことがあったのですが、服からちらりと背中にある蒙古斑が見えたそうで。

蒙古斑のことなんて知らない義両親は、まさか・・?と淡い虐待の疑惑抱いたようで、その後合流した私に真っ先に聞いてきました。

「あの青いアザって何?」と。

あ、これは蒙古斑のこと知らない感じだ・・!と察した私は、虐待疑惑を晴らすために、蒙古斑のこと、日本人の子供には普通にあること、を一気に説明。

「ああ、そうなのね。スペイン🇪🇸には蒙古斑なんてないから、びっくりしちゃったわよーオホホホホ!」

義両親、すぐに聞いてくれたから良かったものの、本当に虐待を疑われて、第三者機関に通報でもされたら、もっと大変なことになっていたかもしれません。特に、息子をこれから保育園に通わせることになるので、気を付けなければ・・。

海外では蒙古斑は知られていないから、誤解を生まないために蒙古斑のことは事前に知らせておく

海外(特にヨーロッパ)で、蒙古斑を持つ子供を育てるなら、気を付けなくてはですね。

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