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スペインの子育て事情

スペイン人と日本人のハーフ(最近はミックスという呼び方も増えてきましたね)の子を育てています。

現在ドイツ在住ですが、妊娠する前スペインで子育てすることも考えたことがあったので、私が知る限りのスペイン子育て事情を書いてみます✏️

育休が短い・・💦

スペインの法定育児休暇は、父親・母親共に16週間(4ヶ月!)です。ちなみに、父親の育児休暇は去年まで5週間でした。

男女ともに同じ期間なのは、男女平等が進むスペインならではです。(スペインの男女均等指数はヨーロッパ連合の中で8位)

父親母親合わせて8ヶ月とは、日本やドイツに比べると短く感じられます。

ちなみに、無給での育児休暇は最大3年まで認められていますが、雇用は維持されるものの、元のポストは保証されないそうです。

子供手当がない・・💦

ドイツでは、月々子供一人当たり約2万円の子供手当が支給されます。息子はまだ小さいので、月々の息子関連の出費はおむつや食費くらいですが、子供手当は非常にありがたいです。

スペインには子供手当にあたるものがなく、子持ち家庭の支援としては税金控除があるくらいとのこと。

子育てにかかる費用は必ずあるので、子供手当がないのは子育て家庭には厳しい・・。

おじいちゃん・おばあちゃんの助け💪

育休も短く、子供手当もないスペイン。子育ての大きな力となっているのが、おじいちゃん・おばあちゃんです。

平日の昼間、ベビーカーを押す赤ちゃんのおじいちゃん・おばあちゃんの多いこと、多いこと!

スペインの平均給料は、ヨーロッパ連合の中でも決して高い方ではないので子育て世代は共働きで働かざるを得ないのです・・。

乳幼児の子守は、子育て世代の親でも大変なのにおじいちゃんおばあちゃんはしんどいだろうなあ、と思いますが。

一方ドイツも、共働き家庭が多いですが、子守はアウトソーシング(ベビーシッター)している人がほとんど。祖父母に頼っている人はごくわずかです。スペインは社会的に家族の距離が近いことも一因にあるのだと思います。

程よく適当な育児(個人的感想)🇪🇸

スペインでは時々、「え、昨日生まれたんじゃないの?」と思うくらい、生まれたてホヤホヤ感のある新生児を散歩させているカップルを見かけることがあります。

日本では、新生児の期間は外に出さない方が言われていますよね。小さな小さな赤ちゃんを公園で抱っこしている親御さんを見るたときは、目を見張ってしまいました。

日本では甘いものも控えた方が良いと言われますが、スペインの人々は、甘いもの大好きな人たちなので、子供にもちょっとくらいいいじゃないと言いながら、ちょいちょい甘いものを与えてきます。😅

日本でしない方が良いと言われていることが悉くスペインでは通用しないので、日本人ならスペインでは程よく適当に育児するべきだな・・と思いました。あくまでも、個人的感想ですが。

スペインは、経済的には子育て世代への援助が少ないですが、国的に子供に優しい人が多いし、都市でも公園が多いので、子育てするには良い面もたくさんあると思います!

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