ギャグ漫画の終わり方
ギャグ漫画って、一文で表せる設定が根幹にあります。
その一文からひたすら話が膨らんでいきます。
はんだくんは”人気者の嫌われいるという被害妄想"
ニーチェ先生は"悟りを開いた仏教コンビニ店員"
聖☆おにいさんは"下界で仲良く暮すブッタとキリストたち"
その根幹設定からの話の膨らませ方は素晴らしいです。
全てのギャグの根幹です。
☓☓が起こりました、△△になりました、なぜなら”根幹設定”だからです。
という図式です。
そんなギャグ漫画はいかにして物語が終了するのか考えてみました。
根幹の設定の一部が欠如することです。
はんだくん なら"人気者の嫌われいるという被害妄想"の一部の
嫌われいるという被害妄想が欠如します。
きっとニーチェ先生の最後はコンビニ店員の卒業です。
(仏教からは離れない)
恋愛漫画とかバトル漫画とかに比べて考えると
こんなに根幹の設定の一文で物語が始まり、進み、終わる ものはないなと思いました。
そのシンプルさゆえに疲れないコンテンツです。
何も考えたくないときには案外この手のマンガがいいのかもしれません。
ギャグが面白いことを解釈するので頭を使わないわけではない。
でも一つの観点でだけ物語を読み進められる。
ちょうどいい疲労感です。
祝!はんだくん本編完結!