【2021年3月21日のこと】病院の採血、バウルーブーム、田舎暮らし、金継ぎ
朝から嵐。風がビュービュー吹く中、病院へ行く。
病院は激混みだった。日曜日も診察オッケーだから人気があるんだ。仕方ないが、コロナ渦にあっては密は要注意。なにかと気を使う。
血液検査で血を採ることになったが、わたしは血管が細いから、いつも苦労する。運が悪いことに若い看護婦さんが担当になった。
迷い迷って左手の甲から採らせて欲しいと言われる。やだな〜と思いながら目を閉じていると、注射器の針がブサっっと突き刺さる。だが、失敗したようで、絆創膏を貼られながら謝られた。
再チャレンジさせて下さいと、今度は右手の甲に注射器を刺してくる。今度はぐいぐい針を刺され続け、無事に試験管に血が溜まっていった。それを見ただけで貧血になりそうになる。痛かった。
採血を終え、病院の待ち合いロビーで立って待っている。相変わらずソファに座るスペースもないくらい混んでいる。検査の為に昨日の午後6時から何も食べていないのでお腹はかなり空いている。
知らないうちに16時間断食状態になっていた!と気づいた。はて、この方法は結局、おすすめなのだったのかな。YouTubeダンスもしないとダイエット効果はないのかしらん、なんて、思い巡らせる。
家に帰り、ホットサンドを作った。ホットサンド器のバウルーマイブームは未だ覚めず続いている。
今日は目玉焼きとキャベツ、とろけるチーズを8枚切りパン2枚ではさんでバターを塗ったバウルーでプレスし、ガス台で焼いた。
ガス台で直火焼きになるからか、バウルーで焼いたパンはかなりいい感じに両面トーストされて、サクサク感がたまらず、トースターで焼くより美味しい。
大根の味噌汁と一緒に食べたのだが、味噌汁とトーストのバターの味が口の中でマリアージュされて、これまた美味でサイコーだった。
東京から地方に引越しして、立ち食い蕎麦屋のありがたさがやっとわかった。いや、コーヒースタンドもファーストフードもユニクロも100均も、田舎だと身近にないから生活での意味合いががらりと変わった。
ご近所さんから「ここは出前が全く出来ない地区なんだよ。宅配ピザも圏外なの。団地もあるし需要はあると思うのにね」と言われた。
だものデリバリーアプリのクーポンをもらっても使えない。東京でウーバーイーツの自転車にぶつけられていた頃が懐かしい。
田舎は東京より物価は安いと言うけれど、車社会だから、車がないと何もできない。車やガソリン代、保険、駐車場などを足すと、田舎だってお金はかかる。そのくせ時給の最低賃金額も低いし、バスは一時間に一本しかないし、運賃も信じられないくらい高い。
金欠でペーパードライバーなわたしは、職探しも難航中だ。まずは自動車学校のペーパードライバー講習に行かねばなるまい。車も買わないと、、うーーん、、
父の初彼岸なので、今日は、何組かの来客があった。いなげやのおはぎが美味しかった。いなげや、って何だよ、って話だけど、ローカルしか分からない固有名詞ってのも秘密暗号みたいでいい。
ベランダのポップアップテントで日向ぼっこをしながら、昨日は金継ぎをした。ロクジゲンのワークショップでナカムラクニオさん直伝の手法で挑戦する。
食洗機を使い欠けさせてしまったおんだやきや益子焼の器を補修し、金箔を塗った。手先が不器用なので、野暮ったくなってしまった器もあり課題もあるけど、達成感あり。いま、部屋の隅で乾かしているところ。
モノを修繕していくのって、自分自身の内面もリペアされる感じがしてケアにもなる。モノがふたたび、新たな文脈を生まれ変わるのって、すてき。「ひと」もかくありたいものだ。
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