【2022年1月25日のこと】長岡花火、犬のはなし、食糧人類など
ランチタイム文学。眠い、とにかく眠い。
某プロジェクトの仲間から新潟県長岡市におばあちゃんの家がある、という話を聞いた。長岡と言ったら花火。長岡花火は見たことあるんですか、と聞いたら見たことはないと予想外の答え。
え、長岡に親戚がいるのに長岡花火を見たことがないんですか!と驚くと、長岡花火は見たことないけど、長岡のおばあちゃんちの小さな花火大会は見たことあると言われた。
え、長岡花火があるのに、その上で、また別に、長岡では花火が上がるの⁉︎
聞けば仲間のおばあちゃんちの集落の花火はこじんまりとした花火大会らしい。長岡花火があるのに、それだけじゃなく花火大会はあるなんて、どれだけ花火が好きなんだろう、長岡市民は!
その流れで、YouTubeで長岡花火の映像を観ていたら、大林宣彦監督の映画「この空の花 流れ花火物語」が落ちているのを見つけた。わたしはDVDを購入して持っているのだけどつい見てしまう。いや、つい見るという感覚の時間じゃない、3時間近く、徹夜して見てしまう。
何年ぶりかで見たが、刺さりまくった。長岡花火は一度だけ見に行ったことがあるけれど、あれは人生観が変わるくらいの衝撃で、今でも長岡花火と聞くだけでパブロフのイヌのように反射的に涙ぐむ。昨夜は映画で何度も泣いたりしたから、朝起きたら目が腫れていた。そして、寝不足で眠い。とにかく眠い。
朝、出勤で運転していたら、道路に動物らしい血だらけの死体があった。朝から気持ちが滅入る。車に轢かれた犬だろうか。平安時代なら、陰陽師を呼んでお祓いし、物忌で家に引き篭もるレベルだ。
死体にはカラスたちが寄ってきて、突っついていた。死体を食べているんだと分かると背筋が冷たくなる。
実はこれ、初めて見た光景ではない。運転するようになって知ったけれど、茨城では定期的に見られる光景なんだ。
たぶん、わたしが退勤して、帰りに運転するころには、この死体はカラスが跡形もなく食べてしまうから無くなっているはずだ。なんともはや、諸行無常だ。
鳥葬ってこんな感じか、とも。
夕べ読んだ漫画「部長 島耕作」の中に中国で犬鍋を食べるシーンがあった。ちょうど20年前の話だが、中国の犬鍋が世界から非難されているって内容だった。
犬を食べる文化は知っていたけれど、「食用の犬」を飼育していると聞くとギョッとなる。
この手の話になると、犬は食べちゃダメなら、牛や豚、鳥肉は殺して食べていいの?というはなしにぶつかる。クジラの話も同じ文脈で浮上する。
ちなみに去年は漫画「 食糧人類 」にハマった。人間がエイリアンの食糧となる話。物凄くグロいはなしだけれど、アイロニー満載な内容に身につまされてハマってしまった。
続編も読み始めたが、こちらは戦中日本のブラックなパロディともとれて、これまた物凄くグロいけど気になってしまう。
電子漫画、つい読んじゃう今日この頃。とくに無料な漫画を毎日少しずつ読むのがいい。
「課長 島耕作」から読み始めたシリーズの漫画がやっと数ヶ月かけて「取締役 島耕作」にまで出世したのは嬉しい。でもこの先も長い。なにせ、「社長 島耕作」「会長 島耕作」まで続くのだから。会長・島耕作がコロナに感染して入院する最近のシーンまで、根気強く読み進めたい。
明日は関東地方、また雪だって。どうしよう。