12月13日
明け方、雨が降っていた。ひさしぶりの雨は、いろいろなものを流してくれるようで気持ちいい。
今日はゆったりした1日だった。自分の中にもっていたアイデアを人に話していると、具体的にやることが見えてくる。そうして話を聞いてくださる人がいることがありがたい。ヒントになりそうな本を教えていただき、さっそく買って帰る。
帰り道、しかし、意気込んで少し力が入っている身体にも気がつく。最寄駅に着くと、ステッキを2本ついてゆっくりと歩いている人が前に見えた。私はもっといまを意識しようというメッセージのように見えた。少し速度を落として、歩いていることを感じながら家路に着く。
最近、自分に対して言われる言葉が、その人が発しているのだけれど、もっと遠い何かからのメッセージとしてその人の口を介して発されているように感じる時がある。
あまり関係値がない人からの言葉、話に前後の文脈がないときでも、急にいまの自分に必要と思われる言葉に出会うことがある。だから目に映るもの、聞こえてくるもの、何か気になる時は、一度立ち止まってみる。