松山機場のラウンジ(Airlines VIP Lounge)を使ってみた(2020/2)
中華民国(台湾)の首都である台北市内にある松山機場といえば東部や離島への国内線や、日本の東京羽田、韓国のソウル金浦、中国の上海虹橋などの限られた都市への国際線が飛んでいる比較的小さい空港ですが、羽田との直行便が1日8往復飛んでいる上にJAL、ANA、長榮航空、中華航空と日台両国のFSCが就航していることもあり、東京周辺に住んでる人や羽田との直行便がある地方空港周辺に住んでいる人には馴染み深い空港だと思います。
となるとJGCだのSFCだの各航空会社のステータスを持っている利用者もそれなりにいると思いますが、気になるのはラウンジがどんな感じなのかという人も多いと思います。しかしながらあまりレビューが少ないのが実情なので、台湾迷ならでは?の視線で書いてみたいと思います。
1.利用資格
ズバリ就航している航空会社全社で共用のラウンジのため、乗る便の運行会社のラウンジを使える人としか表現のしようがありません。JALだったらサクララウンジの利用資格と同じと考えて差し支えないと思います。
利用資格のある人は搭乗手続きの際に以下のような利用券を渡されてるので、それを受付に提出するだけです。姓名の欄はモザイクが掛かってますが、ただ単にJALのJと席番号が書かれているだけの非常に適当なものでした。
2.内装について
正直JALやキャセイパシフィックのラウンジのようなモノを期待するのは間違っています。薄暗い内装に薄暗い照明というカードラウンジとかでよくありがちな内装ですね。人が多かったので端の方の写真しか取れませんでしたがこんな感じです。
それにそんなには広くないので、結構ギリギリのタイミングで来ると席が埋まってしまうんじゃないかという席数でした。
3.料理や飲料について
運営は味に定評のある高雄空廚ということもあり、市内のそれなりのレストランで出てくるようなレベルでしたが、とにかく狭い分種類も少ない感じでした。
私が行った時だと、小籠包や焼き餃子、ベジタリアン点心など点心類数種類、ビーフンなど麺類2種類、白米、チキンカレー、魯肉飯の具、その他添え物やサラダ類、フルーツなどと言った感じでなかなか独特な品揃えでした。因みにおすすめは焼き餃子です。生地がもちもちしている上に具もとても美味かったです。
飲み物は缶ジュース(コーラや炭酸水など)と紙パック飲料(フルーツジュース類や一部の紅茶など)、エスプレッソマシンと天仁茗茶のティーバッグと言った品揃えで、アルコール類はビール(台灣啤酒とキリン一番搾り)とワイン(赤・白、係員に頼まないと出てこないっぽい)という品揃えでした。
生ビールやウィスキーが飲みたい人は先に市内で飲んできた方がいいレベルです。
4.その他雑感
あまりレベルの高くないラウンジですが、そもそもの空港の規模が大きくないという事情もありこんなものなのかなという感じはします。
(出国前も出国後も飲食店はそんなにない)
それよりもわざわざ出国後エリアの待合室にある高いだけの飯屋に行かずに済み、話している内容が痛々しい日本人格安ツアー客の雑談を聞かずに済むというのが大きなメリットなのかなあと思いますね。
酒もソフトドリンクも飲み放題だし。