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【FLUXモデル × LoRAでハイクオリティ画像生成】Stable Diffusion WebUI ForgeをGoogle Colabで動かす方法
この記事でわかること
Google Colab上でStable Diffusion WebUI Forgeを起動する基本手順
FLUXモデルの導入法とLoRA(人物固定・絵柄固定)導入手順
テキスト-to-イメージでの画像生成の流れ
画像を保存する際のポイントや注意点
※本記事はこちらのテキスト版です。動画で見たい、または、さらに詳細を知りたい場合は、リンクから動画へ飛んでください。
はじめに
最近、話題のFLUXモデルを使って高品質な画像生成を楽しむ方が増えています。
しかし、「LoRAを使って好みの絵柄や人物イメージを固定したい」とか「イメージ-to-イメージも試したい」という方にとっては、デモ版だけでは物足りないかもしれません。
そこで今回は、Google Colab上でStable Diffusion WebUI Forgeを動かして、FLUXモデル+LoRAを活用する方法を解説します。
最後まで読んでいただければ、高品質かつ自由度の高い画像生成ができるようになりますよ!
1. Google Colabの環境準備
Google Colabへアクセス
概要欄(この記事内リンク)やGoogle検索からColabを開きましょう。
右上にログインボタンがあれば、自分のGoogleアカウントでログイン。
新しいノートブックを作成
画面左上の「ファイル」→「ドライブに新しいノートブック」をクリック。
適当な名前を付けて(例:`SD_Test`など)ノートブックを作ります。
ランタイムタイプを設定
画面上部「ランタイム」→「ランタイムのタイプを変更」をクリック。
ハードウェアアクセラレータを「A100」または「L4」に設定。
`/start`メニューから「リソースを表示」を押し、「使用可能なコンピューティングユニット(CU)」が残っているか必ず確認してください。
CUがないとGPUが使えず、無料版でのAI利用は規約違反リスク大。
足りない場合はColab Proの「Pay as you go」プランなどでCUを追加購入を。
2. 必要なコード解説
以下のコードを「コーディングを開始するか、AIで生成します」の箇所にコピー&ペースト。
!git clone https://github.com/lllysviel/stable-diffusion-webui-forge.git
%cd /content/stable-diffusion-webui-forge
cmd_args = "--share --xformers --theme dark"
# flux1-schnell (Comfy-Org)
!wget https://huggingface.co/Comfy-Org/flux1-schnell/resolve/main/flux1-schnell-fp8.safetensors --directory-prefix=/content/stable-diffusion-webui-forge/models/Stable-diffusion/
# yayoi-lora-flux
!wget https://huggingface.co/Kotajiro/yayoi_LoRA/resolve/main/yayoi_LoRA_R02.safetensors --directory-prefix=/content/stable-diffusion-webui-forge/models/Lora/
# Web UIを実行
!python launch.py {cmd_args}
各行でしていること
Stable Diffusion WebUI Forgeをクローンする
!git clone https://github.com/lllysviel/stable-diffusion-webui-forge.git
%cd /content/stable-diffusion-webui-forge
起動設定パラメータを指定する
cmd_args = "--share --xformers --theme dark"
FLUXモデル&LoRAを所定の場所へダウンロードする
!wget https://huggingface.co/Comfy-Org/flux1-schnell/resolve/main/flux1-schnell-fp8.safetensors --directory-prefix=/content/stable-diffusion-webui-forge/models/Stable-diffusion/
!wget https://huggingface.co/Kotajiro/yayoi_LoRA/resolve/main/yayoi_LoRA_R02.safetensors --directory-prefix=/content/stable-diffusion-webui-forge/models/Lora/
WebUIを起動する
!python launch.py {cmd_args}
3. WebUIを起動して画像生成を試す
コードを実行
ノートブック上でコードをコピペしたセルの「再生ボタン」をクリック。
大容量モデルのダウンロードに時間がかかるので気長に待ちましょう。
WebUIのURLにアクセス
実行ログの最後に`Public URL:`の文字列があり、そこから始まるURLをクリックするとWebUIに接続できます。
FLUXモデルを選択 & プロンプト入力
テキスト欄に例として「日本人女性、自然光、ストレートヘア、バストアップ」などと入力。
設定パネルで「FLUX」向けの設定を選ぶ。
`Generate`ボタンを押すと画像が生成されます。
LoRAを適用
WebUIの「LoRA」タブ(または拡張機能)で、先ほどダウンロードした「YayoiLoRA」などを選択し、強度を指定。
再度`Generate`ボタンを押せば、より特定の絵柄・人物に近いイメージが得られます。
4. 出力画像の保存方法
WebUI上で個別に保存
生成された画像サムネイルの右上あたりに「ダウンロード」ボタンがあるので適宜保存。
ColabフォルダからまとめてDL
左側の「ファイル」タブ → `/content/stable-diffusion-webui4/outputs/` → さらに`txt2img`や`img2img`フォルダ。
ここに日付別で画像ファイルが溜まるので、右クリックでダウンロード可能。
※注意
Colabランタイムを停止すると、セッション内ファイルは基本的に消えます。必要な画像は停止前にダウンロードしておきましょう。
5. よくあるトラブルと対策
ディスク容量エラー
モデルが大きすぎてGoogleドライブ上限を超えると、ダウンロード失敗。不要データを削除しましょう。
GPUリソース不足
無料枠でAI系を動かすのは規約違反リスク大。Colab Proなど有料プランでCUを確保するのが無難。
FLUX設定が反映されない
FLUX向けプリセットを選んでいない、または設定を切り替えずにGenerateすると通常SDモデルのまま。
6. まとめ&YouTubeチャンネル登録のお願い
6-1. 記事の要点
Google ColabでStable Diffusion WebUI Forgeを起動すれば、LoRAやimg2imgといった高度な機能も自由に使える。
FLUXモデル を導入すると、デモ版以上の高クオリティと幅広い生成が可能。
LoRA で人物・絵柄を固定して、より狙い通りのイラストを手に入れよう。
6-2. 今すぐやるべきこと
Colabノートブックを作成 し、コードをコピペして実行
FLUX&お好みのLoRA をHugging Face等から入手して試す
画像生成の成果をSNSやポートフォリオに活かす
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