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MTG14 Charlotte・Charlotteに寄せて
こちらでははじめまして!
徳川まつり・周防桃子担当プロデューサーのあまあぴゃです。
先日はミラージュ・ミラーイベお疲れ様でございました!
Charlotte・Charlotteは発表された時から人選、世界観、楽曲、衣装、ドラマ全てが好みで、イベントを走っている時間もずっと楽しかったです。今回は最終900位台でしたが、イベ曲約150回オート無しで回すくらいには楽しんでました!PRは無理なく取れるから良いね!
このイベントを以てシャルシャロとしての活動は一区切り、なのでこの機会に感想などをせっかくだしまとめておこうと思い、初noteです。それと、ドラマCDが出た頃にいろいろ考察を書いてみたこともあったのですが、諸事情で尻切れトンボに終わっていたので、そのリベンジもちょっと兼ねています。
少し長くなりますが、シャルシャロ最高大好き良いよ!!って気持ちが少しでも伝わったら嬉しいです。よろしければ最後までお付き合いくださいませ。(※個人の解釈やネタバレを多分に含みます。)
徳川まつりとエミリー・スチュアートの関係性
まず、今回のデュオのメンバー2人について、コミュをおさらいしつつ書いていきます。
まつりは19歳、エミリーは13歳。
この2人が”双子”のお姫様…!?と誰もが思ったのではないでしょうか。年齢も容姿も性格も全然違う、ただロリータ服は2人ともめちゃくちゃ似合ってるから最初はそういうチョイスかと思った。
「だってあなたはプリンセス」のイベコミュでは、まつりの面倒見の良いお姉ちゃん属性が発揮されて、エミリーもそれに応えていって、息ピッタリのユニットになっていく様はとても良かったですね。
かわいい。。。
その過程で、ゆきまこ、貴音姫、あみまみから極意を学んでいくというのも読んでいて楽しかったです。何より、貴音と亜美・真美はドラマにも出ているし、ミラミラの方のコミュでも大活躍で、欠かせない存在でした。
また、エミリーが洋装に難色を示した時のまつりのフォローも見事でしたよね~~~~大和撫子は相手のことを考える和の心そのものなのだと…はぁまつり、最高の自慢の担当だよ…
しかし、ドラマでは、そんな2人とは違う、むしろ逆の意味を持たせたような関係性となっています。
病弱で無垢な深窓の令嬢であるシャルロットをまつり、そのシャルロットの前に突如現れ、彼女の成長のきっかけとなる不思議な少女シャーロットをエミリーを演じているというのは、興味深いところです。
私は、シャーロットがシャルロットにすずらんの毒を渡すシーンがとても好きなんです。というのも、シャーロットが、「すずらんの毒よ」と言い放った時の、冷たく何の感情も無いようで、無邪気さもはらんだエミリーの演技が本当に素晴らしいと思うのです。
素のエミリーってとても可愛くて素直でめちゃくちゃ可愛くて慎ましくて努力家な大和撫子じゃないですか。まだ子供と言われる年齢であるエミリーだからこそ、あの無垢な残酷さが際立つというか、配役に一番痺れた瞬間でした。
結局お母様に毒を盛れなかったシャルロットに別れを告げる終盤のシーンも素晴らしいです。感情が溢れそうなのを寸で止めているような、シャーロットの愛が詰まったシーンで大好きです。エミリーの、ゆうちゃの演技がすごいよ~~~(このシーンをエミリーのカードにしてくれたミリシタ運営さん本当にありがとうございました。)
2つの楽曲について
2人の関係について書いたところで、「鏡の中のシャーロット」の話にいきたいところですが、その前にCharlotte・Charlotteの世界を彩る2曲について書いていきます。
「だってあなたはプリンセス」
ユニットコンセプトどおりの、Charlotte・Charlotteの名刺的な曲だと思っています。女の子が憧れる甘くてふわふわでキラキラでちょっと不思議なお伽話のお姫様の世界…そこで仲良く過ごす双子のお姫様という世界観をこれでもかというくらい見せて聴かせてくれています。何より衣装が本当にかわいい~~バレエぽい振りとかも本当に映えますよね。
でも、落ちサビのオルゴール音だったり、「夢のようなこの世界でずっと二人で いつまでもこのままいれたらいいな」という歌詞から、今ではもう失われているものを懐かしんでいるような、別れを予感しているような、そんな視点も感じて、キラキラで甘々なだけではないところも好きです。
「ミラージュ・ミラー」
アンティークな世界観にデジタルサウンドが融合した、不思議な懐かしさのある曲です。ずっとDmなのに最後の最後でFになって明るい和音で終わるのがとってもずるいし切なさがすごい。
そしてここでは多くは語るまい。
そういえば、イベントのビジュアル出た時、あまりにイメージどおり、理想どおりすぎてびっくりしました。衣装もMVもはちゃめちゃに良かった…
結局「鏡の中のシャーロット」は何者なのか
以上書いたことを前提として、ここからは、核心のドラマ「鏡の中のシャーロット」についてです。とりわけシャーロットについて考えながら、この物語の意図するところを探っていきます。
リリイベで正解はぼやかされ、我々の想像に委ねられたシャーロットの正体。演じる上では明確な役柄があるということですが、果たして…
ここでは一つの区切りですし、私なりにシャルシャロの世界を愛した跡として、答えを残しておこうと思います。(ここを書きたいがためにこれ書いてるみたいなところある)答えを知っている方が万が一これ見ることがあったとしても、笑ってスルーしてください。
さて。。。
シャーロットという存在は、「シャルロットに纏わる愛そのもの」なのではないでしょうか。
シャルロットは孤独でした。もちろん、環境がそうであったのは間違いないのですが、彼女自身、愛が見えていなかったというのが大きいと思います。
優しかった生母、すれ違いがちだった継母、そして彼女自身も、ちゃんと彼女を愛しているのですが、なかなかそれを実感することはできていない。しかし、シャーロットと出会ったことで、生母の温かい愛を思い出し、継母とのすれ違いは解消され、そして自身も含めて、みんな自分を大切な存在として愛してくれていると認識できたんです。シャーロットは、そんな愛たちによって、シャルロットを支え、守る存在なのではないかと。
ちょっと本筋とは外れますが、突っ込んだ話をすると、シャーロットがシャルロットの自己愛を具現化しているシーンも印象的です。
「ダイエット中だけど、最近頑張ってきたから今日くらいいいよね?アイス食べちゃおうよ♡」みたいに、自分に言い訳をして甘やかしてしまうこと、ありますよね?(私は日常茶飯事です。)外に出る理由やすずらんの花束を作る理由を並べ立てて湖へ行こうとするシーンで、その悪魔の声を担っているのがシャーロットなのがとても興味深いです。
寄宿学校への拒否からの継母への毒盛り未遂も、あれも一種の自己愛なんだと思います。本能的に危険だと思い込みどんどん被害妄想が膨らんで、自分を守るためにとんでもない方向に思考が固まってしまう…ひぐらしのなく頃に的なあれです。
皮肉にも、結局毒を盛れなかったシャルロットの淹れたお茶が、継母の愛を知るきっかけになるのずるいですよね。シャーロットはこうなることを分かっていたんでしょうね。やり方が巧みすぎる…
つまり、生母からの、継母からの、(+メイドからの、)そしてシャルロット自身の愛によって、シャルロットはシャーロットと出会うことができたのです。(シャーロットに出会ったからこそ、シャルロットはこれらの愛に気づくことができたとも捉えられますが、それは鶏が先か卵が先かみたいな話であって本質ではないかと。)
そんなシャーロットがシャルロットに外の世界へと踏み出す、大人になる一歩のための存在だなんて素敵すぎるし、これを愛と言わずに何というのか。。。と考えたときに、この物語のどこが良い、好きだと思ったのか、私の中でひとつ答えが出たような気がしたんですね。
その全ての愛が詰まったお別れのシーン、好きすぎる…
"もしもこの時が ミラージュだったとしても
手と手を合わせ感じたこのぬくもりは 確かにここにあるから
出会えてよかった 鏡の奥の私たち"
「鏡の中のシャーロット」は愛のお伽話
このお話は、当然ながら全てが説明がついて答えがあるものではなく、何かしらのメッセージを物語を通してふんわりと感じるものだと私は解釈しています。
私は最初、義母との関係とか、野ばらのティーカップはいつ直ったんだ?とか、すずらんがあーだこーだと要素要素でこの物語を読んでいました。しかしそれはそれとして、何度もこのドラマを聞くうちに感じたのは、どの登場人物も、様々な形の愛を見せてくれているいうことでした。シャーロットの消滅も、ひとつの愛だと思います。その全ての愛の温かさをじんわりと感じながら、その愛たちによって一歩成長する少女を見守るというのが、私の感じたこの物語の読み方、楽しみ方、そしてテーマです。
それを感じやすいのが野ばらの柄のティーセットというアイテムなのかなと思います。このアイテムの存在がほんとうに好きなんですよね。
まず、生母が形見として残したティーセットでお茶会をしたことで、シャーロットに出会えた。そして、シャーロットが”月の魔法”によって欠けを直し、直ったティーセットはシャルロットとシャーロットの楽しい時間を彩ったけれども、その”月の魔法”は、シャーロットの消滅とともに消えてしまった。
それでも、シャーロットという存在が必要なくなり、これから外の世界に出ていき、屋根裏部屋でお茶会をする必要がなくなったシャルロットは何も困らないはずでした。だから屋根裏部屋に置いてきたんだと。
なのに、継母がわざわざ、シャルロットの生母の形見で大切なものだと思ったから、街まで出向いて東洋の技術を工面して直して寄宿学校に入るシャルロットに持たせてあげるとか…泣ける…ずるいよ…こんなの愛でしかないじゃんってなるのよ…シャーロットの"月の魔法"は消えてなかったんだ…まさにシャルロットを巡る愛のバトンというやつなんです。。。
オファーのコミュで拾ってくれて嬉しかった。
"大人"になるということ
ドラマ終了後のエンディングにて、どうして2人はお別れしなくてはならなかったのでしょうと悲しげに言うエミリーと、それに対してのまつりの反応が印象に残っている方も多いのではないかと思います。(ここで貴音姫が「美しい物話」と評しているのが個人的好きポイント)
一連のコミュやドラマを踏まえて、ここでの大人というのは、自分を取り巻く愛に気づいて、それを返していける人、なのかと思います。愛に気づいて一歩成長したシャルロットと同じように、エミリーもユニット活動を通じて成長しましたよね。ユニットを思って行動するのも愛、その気持ちに気づいて応えていくのも愛…それがエミリーの目指す大和撫子に通じている。
でも、私はこの物語を悲しいお話と捉えるエミリーの純粋さはかけがえのないものだと思います。まつりの言うとおり、今はそれで良い。今のエミリーでしか感じられない、表現できない世界があるということなんです。この先エミリーがどんなアイドルに、どんな女性に成長していくのか楽しみでなりません。
アイドルになれば、ずっと一緒。Charlotte・Charlotte, Forever...
(番外)ありがとうミリシタ感謝祭
これしこしこ書いている時にまさか「ミラージュ・ミラー」を聴けるとか思わないじゃん???もうMTG曲はないと勝手に思ってたから嬉しすぎたしイベ直後だから尚更ぶっ刺さるし初披露からも時間経っているからパフォーマンスも成熟していて余裕や絆の深まりをひしひしと感じたしこんなんリアルシャルシャロリバイバル公演じゃないですか本当にありがとうございました成仏しそうと思ったけど現地じゃなかったからギリ耐えたわ!!!!!!ゆうちゃの用意したイヤリングもとっても素敵でミラミライベ衣装で見たやつ~~~~ってなったしMCで曲中お互い笑顔が多くて笑顔になったという話で私が満面の笑顔(ニチャア)になったしパンフレットにあったユニット活動外でもおそろコーデを楽しんでいるという記述で天を仰いだ……(ここまで一息)
最後に
物語の中だけではなく、まつりとエミリーにとっても思い出深いアイテムとなっていた"すずらんの香水"。まつりのカードコミュでも、エミリーにすずらんの香水をプレゼントしたりしていましたね。
普段香水はあまり使わないし買わないのですが、2人にあやかってすずらんの香水が欲しくなってしまった影響されやすいオタクこと私、ボーナス出たし買ってしまいました!!
じゃ~~ん!!シャルシャロちゃんで記念撮影もしたよ!!
一吹きしてみたところ、すごく上品な香りで、本当にほんもののお花に鼻を近づけた時のような、すずらんの花畑にいるような、そんな気持ちにさせてくれました。この先この香りを纏った時、シャルロットとシャーロットの素敵な物語や2人の思い出を感じることができるのがとても嬉しいです。実際まつりがエミリーに買ってあげたのはどこの香水かなんてわからないですけれどね!でも「俺が本物だと思えば、それが本物になるんだ、そうでしょう、部長?」って真白友也も言ってたもん。買ってよかった~~
Charlotte・Charlotte、素敵な時間をありがとう ♡
ずっと大好きです。
お読みくださりありがとうございました。