『エイリアンのミラーボール宣言主義』
(R5.03.18)
いつものように、考察、という作品ではないから、書くか迷ったのですが
このウズウズ
どこにも行けないのは、つらいので
ぽつぽつと、書いておこうと、
カラダってなんで動くんだろう
何を動機として動かす必要があるのだろう
そこまでのプロセス、どうやって紡げばいいだろう
最近ずっと悩んでいた(いる)
そんな状態だった
待ちに待った今回の公演
本当に楽しみで仕方なくて、たぶん2ヶ月近く前から予定は空けていた。
煌めく床に、上からキラキラとしたカーテンみたいなものが垂れている
波々の板が床に反射して、みなものようだった
目の前に現れたエイリアンたち
私たちの方を見て、なにを思っているんだろう
もしかしたら、挨拶をしてくれていたのかも知れない
まだ馴染めない、どうしてそんなにゆっくり動くのかしら、時間がゆっくりと過ぎていく
そのなかで、ふと、入手さんに自然と目線が行く
どうしてだろうと考えていたのだけど
それがなんとなく見えるようになったのは、賑やかな音が終わって、静かな地鳴りのような音になってからだ
違和感、というより親近感?
エイリアンたちが住む惑星に、ひとり人間が降り立った、そんな風に見えた節があった。
知らないものをじっと見つめて、試してみる、観察する、どうしたら馴染めるかな、をゆっくりと繰り返す
この世界から疎外されているかもしれない
いや、気のせいか
エイリアンってなんだろう
全く違っているんだけど、似ているとこいっぱいあるんだよなぁ、くらいの意外と近い距離感
同じ種族はずなのに、全く話が通じない人間の方がよほどエイリアンに見える節がある、っていうのは、ここだけの話。
透けるカーテンの裏から
しゃなりと現れる
カーテンと、銀のシャラシャラが雨に見えた
上の白いカーテンは、じゃあ雲かしら
この世界はたくさん雨が降るから、こんな大きな湖ができたのかもしれないなぁ
妹がすすめる
何かしらのサプリメント
「これを飲めば幸せになれるよ」
これを信じる者が一定数いるのが、とても不思議だ
ただ、人に縋れなければ、そんな魔法みたいなモノに縋るしかないっていうのが現場で
もし、今私が本当にひとりぼっちで、本当になにもできなかったら、普通に手を出すと思う。
エイリアン語?ここは熱帯雨林か何かだろうか?
言語が異なっているけど、共鳴しているように見える。
(R5.03.30 追記)
貞太さんの解説が公演内に入る
これがあるとないとで、見えているものが大きく変わった気がした。
アメーバの身体
わたしたちの身体の中にアメーバが住み着いていて、そのアメーバが身体の中を縦横無尽に駆け巡り、変形していく。
身体は動かしたいように動くのではなく、アメーバに従って勝手に動いてしまうのである。
頭で考える前に身体が、ふっと動いてしまう感覚ってなんだろう
反射的なムーブメント
DaBYでのWS中、確かに一度あった。
自分が動かしているのではなく、ぐらっと身体が引っ張られる感覚、今でもちょっと覚えている
そんな身体が、目の前にあって
光を浴びて、キラキラしている。
ワクワクした。生き物を観察。
その細胞どうなってるの?身体は今何を感じている??
他人からの想像上では感じ得ないものが、身体の中で起こっているのかもしれない!
その細胞の一部になってしまいたい。
仲間になりたい!
なんだかそう思ってしまった。
舞台のラストスパートへ、音が激しくなる
その中で動くダンサーの動きもみんなバラバラ
ひとつの想像で、人間の身体がこんなにも自由に動き出す。
わたしがみたいのはこれだ!
わたしが踊りたいのもこれだー!
と身体がウズウズ。
イスに座ってられない。
多分わたしみたいに、今動きたくて仕方ない、と思っていた観客はいっぱいいたのだと思う。
音の振動もあるけれど、ちょっとイスガタガタ動いてたもの
きっとみんな、座っている状態で、腹の中にアメーバを飼っている。
公演後、もう本当に座っていられなくて、動きたくて仕方がなくて、一旦トイレに行って自分の腹の中のアメーバに「もう動いていいよ!」と声をかける
待ってましたと言わんばかりに身体は動く。
まだ耳に音楽が残っているから、火照るくらいに動かしたい衝動に駆られる。
ただ、さすがにずっとはいられないので、一旦落ち着きを取り戻して、
なおきちでシェイクを注文。
現在進行形で行なっている稽古のこと、今自分がなにがしたいのか
友達にわぁ〜っと話して、稽古場へ向かう。。