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KYUJITSUと『花の名前』

1日休みの日を作ってしまうと
どうしても動くことができなくなってしまう。

なにか買い物行く気にもならない
だからと言って、家事にも手が回らない

何にもできない

ただ、ぼぅとPCを眺めている

この時間が、じつはあまり好きではない。けれど体がオフモード。
どうしても、なにもできない。

なにか、途切れてしまいそうになる、すこし不安な時間。

こんな時には、本当は人に会いたい。
けど、そんな誘うほどの勇気は残念ながら持ち合わせていない。

曇り。少し寒い。

裸足で指先が冷える。

夜は公演を観に行く。それまであと6時間。


中村蓉さん『花の名前』@下北沢ハーフムーンホール

ようさんの作品を初めて観たのは、たしかジゼル、、横浜だったかな

ようさんの描く女性
すごく好きなんだよなあ、
ポキっと折れてしまいそうな心を、狂気と計算で立て直す。

ようさんの動きがわたしはすごく好き、すごく繊細な身体からは
線を一本一本着実に引いていく姿が見えてくる。

ホワイトボード上に、きゅっきゅと直線を引いていく感じ(つたわれ)

でも、無機質さはなくて、表情がごろごろと変化する。

今回の公演も、ごろごろ変わっていくようさんが観れてすごく楽しかったなあ

個人的にめちゃくちゃあがったのが永島敬三さんをこんな近くで観れたこと!
柿喰う客の存在を去年の夏に知った。それから過去のアーカイブを観たり、新作『初体験』『禁猟区』を観にいったりしていた。
で、その中ですごく『八百長デスマッチ』がすごくおもしろくて、あー!
楽しい!って思ってたので、今回もそういうアドリブっぽい語りが観れて本当に最高だったなあ、なんやねんハンガーに向かって、その丸みも好きだよって。

語り部と原作がある
完全に演劇よりだと思っていた。
けれど、言葉が、セリフではなく、音楽として利用される
間違いなく「ダンス公演」だった。

言葉をリズムとして使用するって、本当に難しいな、とずっと思っている。
言葉を使用すると、じゃあ、身体だけで無理に表現させる必要なくない?
もうそこに情報と、答えが詰まってしまっているから
ってなる。

そうならなかった公演

4人で言葉を重ねる場面
あぁ、人って言葉聞いているようで、聞こえているようで
なんにも聞いてないじゃん
なんにも伝わらないじゃん
あぁ〜、そんなもんよね!

って開き直っちゃった。

1日分のぐったりを1時間の公演で払拭する
そんな、パワフルな作品。
また観たいなあ、

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