NY OPTION CUTもちょっと見てみよっか!
ども、ロリトレです。今回は皆の為替トレードの一助になるかもしれない、NY OPTION CUTについてのお話をしていこうと思います。
ややこしい話は排除して、実際にどう使えるのかだけ書いていくね。
目次
NY OPTION CUTとは
まず、カットのお話をする前にオプションの話を少しだけします。
オプションとは、事前に決まっている期日に、とある価格で買う、もしくは売る権利の売買をする商品の事を指します。
例えば、ドルを7月5日23時に100円で買う権利だったり、8月8日23時に110円で売る権利なんかを売買できる金融商品です。
買う権利のことをコールオプション、売る権利のことをプットオプションなんて呼びます。
このオプションの権利の執行期限がNY OPTION CUTです。
平日、ほぼ毎日このカットが入ります。
オプションの入っている価格に関してはこちらのサイトから確認可能です。
夏時間では23時、それ以外では24時にこのカットが入るので覚えておいてください。
特徴
NY OPTION CUTでは、そのカットが入っている価格帯に値動きが向かいやすかったり、入っている価格帯を超えたり割れりしないよう攻防が行われたりする特徴があります。具体例を出して考えてみましょう。
現在のドルの価格が142円で、140円でのコールを購入している人が居たとします。コールとは、その価格でドルを購入する権利ですので、2円幅分この権利を執行した時に得することになります。(142円の物を140円で買えるって事ね)
得をしている人が居るという事は損している人が居るのは相場の常で、もちろん今回も例外ではありません。コールを購入し、得した人の利益は勿論、この購入する権利を売った人が背負わなければいけません。
ではこの権利を売ってしまった人はどうするでしょうか。
簡単なことで、権利を購入した人が得しない価格帯までドル円のレートを引き下げればいいんです。現在の価格が142円だからこそ、140円で買える権利を持つ人は利益が出せるわけなので、ドル円のレートを140円より下回らせれば購入者に得させず、逆に売った人は損せず済むんですよね。
そんなわけでオプションカットが入っている価格帯に値動きは向かいやすいわけです。
では逆に、実際ドル円のレートが引き下げられて、140円を割れそうになってしまったとき、権利の購入者は自分が得できるようどうするでしょうか。
簡単なことで、140円を割れることないように買い上げて権利の売却者が得しないよう、自分が得できるよう戦うんですよね。
ここまでがオプションカットの基本の「き」です。
多くのカットが入っている価格帯には注意しましょう。
他にも、オプションにはいくらになったら権利が消失するなどの条件などもあって、そこでも攻防が有ったりとオプションが多く入っている日は相場は荒れやすいです。(ノックアウトオプションとかDNTとかね)
じゃ、最後に、オプションカットが入った後の相場への影響書いておきます。
オプションカットが終わったら、もう購入者も売却者もレートを動かすために使った建玉を持っている必要はなくなります。
なので、売却者が損しない様に値動きを下に向かわせるため取ったドル円のショートは決済されていくため、ショートの決済すなわち買い注文が入りやすくなります。購入者側も同じで、オプションの入った価格を守るために入れたロングの決済すなわち売り注文を出します。この具合によっては、かなり値が飛ぶこともあるので、カット終了後もまた相場は荒れやすくなります。
使い方
もうほぼほぼ書いてあるので、使い方に関しては簡単に纏めておくだけにします。実際、オプションがどこに入っているか相場と一緒に観察してみると結構効くことが分かると思うので、是非活かしてください~。
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