”サラリーマンじゃない人”になる予定の人の声
「年内で仕事辞めます」
10月、上司とのリモート面談で思い切って言った。
上司も、その上の上司も慌てたけど、私にとってはずっと決めてたことだし、自分がこれからきちんと元気に、自分の足で立っていくために必要な宣言だった。
もう2年くらい…って引き留められたけど、しんどかった気持ちをもう一周って考えたらぞっとして、固い気持ちで振り切った。
退職の理由は別に残しておこう。
半ば強引に退職の意向を伝えた私は、
「会社は誰かが辞めさせてくれることはないから、自分の口で辞めるって言わないといつまで経っても辞められないよ。」
と、同じ悩みを持つ同期に言い残して、10月末関東に帰ってきた。
11月の1週目はきっちりお休みを取って、美容院行ったり、脱毛行ったり、ミュージカル見に行ったり、引っ越ししたり、精神的な健康を取り戻すために使った。
どうあがいてもこの会社で働くのもあと1か月、という事実が、私の気持ちを晴れやかにした。
あと1か月で辞める人間に新しい仕事が降ってくることもなく、残りの期間はほぼ毎日定時で帰り、お笑いを見に行ったり、新しく住み始めた駅前を散策したりしていた。
そうして12月某日、有休消化が始まった。
最近は毎日いくつか面接を受けながら、海を見に行ったり、ウクレレを練習したり、コメダ珈琲で本を読んだりしている。
しかも新卒のときよりも面接の打率がいいことも心の余裕につながっているかもしれない。
最近の生活についても別に残しておこうと思う。
12月中は一応サラリーマンという肩書があるけど、来月はおそらくサラリーマンじゃない人になる期間が少なからずあるはずではある。
ただ正直、出張手当が相当分振り込まれたので、当分お金に困ることはない。
だから次の家もゆっくり決めればいいし、仕事も面白そうだなと思える会社が見つかるまでゆっくり探せばいいよね、という心の余裕。
ネームバリューも、成長の速さも、会社の規模もすべてを取っ払って、純粋に面白そうな仕事、って思える会社を探すことにした。
全部、自分が元気に生きていくためだ。
(すでにいろんな人から、ここ数年で一番すっきりした顔をしていると言われる実績あり。)
時間も有り余ってるので、しばらくはここに日記替わりに文章を残すことにしよう。