中学年2
そしてこの頃、新たな症状がありました。
頭に浮かんでくる不道徳な言葉を
口に出さずにいられない というものです。
当時の年齢で知っていた不道徳ワードなんて
たかが知れており
浮気、万引きの二つだったと記憶しています。
例えば、万引きなんてするはずがないのに
頭にワードが浮かんでしまったから
母に「万引きしようと思った」と伝えるのです。
当然母は「何言ってるの?!」と
怒ったり悲しんだりして、私は泣きながら「ごめんなさい」と。
頭に浮かばせないようにすればするほど
浮かんでしまいので、毎日のようにこれを繰り返しました。
犯罪レベルの悪な考えを抱えて、とんでもないことをしでかしている という絶望感。
隠すのも辛い、告白するのも辛い、
という状況で、精神的にかなり参っていた時期でした。
しかしこの症状は
ある事をキッカケにおさまりました。
それは、母が祖母に対して
「この子、万引きするとか言うんだよ」と伝えたときのこと。
私は祖母にまで知られてしまったことにビクビクしていましたが
祖母はあっけらかんと「思ったって、しなければいいんだよ」と言いました。
それを聞いた私はフッと楽になり
″頭に浮かぼうが考えようが、別に平気″
と思えるようになりました。
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