地元の病院

実家に住んでいた頃、家は汚い=全身を洗ってからでないと外出できない

という状態でした。

どんなことがあってもこのルールは絶対に破ってはならないものでしたが
体調を崩して、どうしようもないときがあります。

血が出るまで洗い続け、必要な菌まで流しているため、抵抗力の低い身体。
しょっちゅう風邪をひいて熱を出していて、近くの内科に行くことが多くありました。

フラフラの状態でも極力ルールを守りますが
具合が悪すぎて諦めることも。

そんな時は、家の汚染を外界に広げてしまう絶望を抱えながら
何もかもに目を瞑って行動していました。

側から見れば笑い話のようなことなのですが
例えば服装に目を瞑ることは大きな問題でした。

家での私は、徹底して汚染に浸っているので
本当にゴミのような服を身につけていました。

見た目だけでなく臭いも酷く
とても外に出るような格好ではありません。

着替えれば済む話ですが、お風呂に入らず外出着を身につけるなんて
とても許されることではありません。

下着や靴下も、身につけたくても身につけられません。

真冬であれば、仕方なく身につけることもありましたが
その瞬間に捨てることが決定して、また絶望感に苛まれます。

バカバカしいと頭で充分わかっていても
自分を痛めつける行動しかとれませんでした。

いくら具合が悪いからって、それはないだろう…と周囲が引いてしまうような身なりで病院に行っていました。
一刻も早く立ち去りたくて、気が気ではありませんでした。

今でも、そんな感覚を夢の中で体験することがあります。

自分自身で、自らにトラウマ植えつけるような
意味のわからないことをしていました。

余談ですが
素の気質はお洒落が好きで活発なので
派手なファッションをしたり、年齢的にちょっと反抗的な格好をしたことがあり、そんな時にはもちろん周囲の目が痛いこともありました。笑

が、善悪のない経験なので、こちらは夢に見ることはまずありません。
似たような体験でも、脳の使っている部分が全然違うんだろうなと
この記事を書きながら思っています。

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強迫性障害と家族について、もし私に相談など

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