大学生5

この頃には、自分のクローズゼット以外は
全て汚染エリアになっていました。

今もそうですが、キレイか汚いか?を白黒ハッキリつけてしまい
グレーにすることが苦手なため
「汚い」と判断したところは何故か無駄に汚したりする傾向があります。

当時も、自分の部屋をあえて汚していたので
THEゴミ部屋になっていました。

その汚れを学校などに持ち出したくないし、外では通常を装って生活したかったので
外出する前は徹底してシャワーを浴びていました。

徹底ぶりは、だんだんと悪化して

バスタオルは汚いから使えない→拭くものがないのでビショビショのまま服を着る
→服が臭う→洗濯機は汚いから使えない→汚いまま、また着る

というような、逆に不潔な生活をしていました。

こうなってくると、そろそろ本格的に人間関係にも
影響が出始めるように。

また、床に足がつかないようにバスタオルを敷いて裸で歩き回ったり、
バスタオルを使えなくなるとゴミ袋をひきづって歩いたりして
体力的にも精神的にも疲弊してしまう毎日でした。

何時間もかけて家を出る準備をするくらいなら、出かけることを辞めた方がよくなり
さらに引きこもりになりました。

家族からは、さらに異常な目で見られるようになって
その状況は今でも夢に出てくることがあります。

でも、当時はそんなこと気にしている場合ではないくらいに追い込まれて
強迫行為のことをよく〝命がけ″と表現していました。

大イベントをやりきって全てをキレイにしても
玄関のドアやエレベーターのボタンを押してしまうので、最寄り駅につくとトイレでまた手洗いをするのがルーティーンでした。

手洗いを終えるまでは、雪の降る日でも手を丸出しにしておかなければならず
さらに冷水で長時間洗うことが過酷でした。

私はなんで、自分で自分を虐待しているんだろう、と思っていました。
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強迫性障害と家族について、もしお話希望してくださる方いらっしゃいましたらこちらご覧ください

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