大学生2
大学生の春休み、気持ちが塞ぎ込みがちだったある日
リビングにあるテーブルが無性に虚しく感じられた。
″物が虚しい″という感覚は初めてで、未だによくわからないのだが
とにかく虚しくて仕方なかった。
後にも先にも、物にそこまで虚しさを感じたことはない というくらいだ。
虚しくて虚しくて、死にたくなった。
これも未だにわからないが
とにかく死にたくて仕方なかった。
この理解できない感覚により
自分が鬱だとはっきり認識した。
それまでにも過食の時や、虚しさを感じるのときには鬱っぽいと思っていたけど
字面で「鬱病」と自分を判断したのはこの時が初めてだった。
春休み中ずっと謎の死にたい願望にとらわれていた。
髪の毛をちぎる癖が酷く、自分の部屋の床が髪で埋めつくされていたのをよく覚えている。
---------------------------
強迫性障害と家族について、もしお話希望してくださる方いらっしゃいましたらこちらご覧ください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?