心の重りを手放し、軽やかな現実をつくる。
現在、youtubeで日々聞かせていただいている断捨離のお話しをきっかけに、先日、捨てるのに少し抵抗のあった服と向き合う機会があった。
なんの変哲もない、ユニクロのネイビーの長袖シャツ。無地。おそらく2、3年くらい前に購入。最初は冬に着るジム用で買ったと思う。それからなんとなく部屋着でも使っていたが、この冬はあまり着なくなった。漂白のシミがとんだのか、裾のほうに一部色が抜けたところが水玉になっている。でもそれ以外は特別汚れも目立たないし、生地の厚さや色も特別うすくなっていないし。
よく見ると少しダサく思えてきたので、そろそろ捨ててもいいかなとも思ったのだけど、まだ着れる。なんとなくもったいない氣がする。
なんだろう、と少し考えて。
ふと、『お金がない』からもったいないと思っていたことが分かった。わたしの潜在意識に『お金がない』ことが刷り込まれていた。
そしてちょっと不思議なのだけど、その氣づきだけでなく、いまある他の服に対しても『お金がないなりに、そのときの自分のセンスにこだわって一生懸命選んで買ったんだ』となんだか泣きたい氣分になった。泣いてないけど。
自分に対して、本当によく頑張っていたね、という氣持ちがわいてきていた。
断離離の目的は執着を捨てること。
ものと向き合うことで、自分の感情や思い込みと向き合うことがとても簡単にできる。捨てられないものの中に、自分の潜在意識の中に刷り込まれている思いの執着が隠れている。普段暮らしているときには氣づかないその執着に氣づき、ものを捨てると同時にそれも手放していく。
そうすると潜在意識がクリアになり、自分や周りに対しての感謝があふれ、自分の隠れていた夢や希望が自然と溢れ出てくるようだ。
今回、図らずも満月だったので、手放さなければならないことだったのだろう。
わたしたちは、必ず幸せに生きたいと思っている。でもなんとなく上手くいかないことがとても多い。
生きていく中で、傷ついて諦めて、自分で心にたくさん重りをつけて、いざ前に進みもうとしたときは、もう苦しくて堪らない。
でも、たった一度の自分の人生。わたしたちはもっと軽やかに生きていい。