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自分の信念を知る。世界はシンプルになる。

セルフイメージというものがある。自分が自分をどんなふうに思っているのか、自分に対しての思い込みのことだ。

セルフイメージは3歳までにつくられるという。まったく自分のあずかり知らぬところで氣づかない内につくられて、そのセルフイメージで人生は進む。

自分のセルフイメージに、『わたしは可愛い』と入っていると、『わたしは可愛い』人生を送れる。つまり、『わたしは可愛い』という信念で、なにも恐れることなくなんでも行動することができる。

『わたしはなにをやってもダメな人間』というセルフイメージが出来上がっていると、その信念で、『なにをやってもダメ』という行動をとる。

セルフイメージが高いと、なにがあっても自己肯定感は高く、人生なんでもうまくいく。セルフイメージが低いと、なにをやってもうまくいかない選択をしてしまい、いつのまにか人生は諦めがちになっていく。

これがやっかいなのは、すべて無意識であることだ。

わたしたちがいま意識できている『意識』は実は全体の約10%も満たない。約90%の人生を、わたしたちは無意識で生きているのだ。無意識は潜在意識ともいう。

いくら意識的な部分で『わたしはすべて上手くいく』『わたしは運がいい』『わたしは可愛い』と思い込もうとしたとしても、無意識の部分が『そうは言っても、わたしはぜんぜん可愛くないし、どうせなにをやっても上手くいかない』と潜在的に思っていたとしたら、無意識の部分が勝ってしまうのだ。

物心つく前に、すでにセルフイメージが出来上がってしまうということは、その頃に周りの大人からどんな言葉をあびせられたのか、ということがかなり関係しているということなのだけど、これはすでに大人になってしまったらどうしようもできない。

わたし自身も自分のことを振り返ってみると、潜在意識に入ってるセルフイメージが非常に低いことに氣がついた。

『お金がない』『きれいじゃない』『愛されていない』『なにも成し遂げれていない』『自分には足りないところがたくさんある』『認められていない』『自分には優しさが足りない』『自分には価値がない』『こんな分の気持ちを話したところで、みんな困るだけだろう』などなど。

潜在意識に入り込んでいる、これらの自分に対する思い込みにまずは氣づくことが大切なように思う。自分の思い込みがわかると変えられるのだ。

過去の経験は変えられないが、セルフイメージは書き換えることができる。さまざまな方法で書き換えることができるが、女性はきれいになることに取り組むことが効果的。

思い込みは執着だ。その執着を手放すことで脳に空白ができる。空白ができることで、新しい思考や思いやイメージが入る。断捨離やヨガの考え方はそこにフォーカスしている。

現代に生きるわたしたちは、たくさんの多様な価値観、人間関係、出来事、情報、めまぐるしい世界の動きに囲まれている。とても複雑な環境でそれぞれが懸命に生きている。その弊害なのか、とても生きづらい。

だからこそ、自分の意識を知ることはとても大切なことだ。自分を知れば知るほど生きやすく、人生はシンプルになる。

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