自分を大事にする方法
2024年5月
11年間してきた看護師を一旦辞めた。
一番の原因は人間関係だけど、今の医療業界の考え方に疑問もとても多かった。
辞めた直後はいろんな感情が自分自身を苦しめているなとひしひしと感じる。
辞めて開放感いっぱいになると思った。
今、とってもやりたいこと、挑戦したいこともあったからそこに全力を注ぐ時間ができたと嬉しさで溢れると思ってた。
意外にもそうじゃない自分自身に一番驚いているかもしれない。
すぐ転職先を探して、生活の基盤を作らないと。
他の人が働いてるのにバイトくらいしなくていいんだろうか。
私のやりたいことは本当に誰かが求めてることなんだろうか。
やりたいことを続けたとして、それは生活でいるレベルになるんだろうか。
一人でいる時間、家にいる時間が増えて
起きてから寝るまで何かを考えていない時間がなく
なぜか毎日どっと疲れてしまう。
「文章に起こすと頭の中が整理する」
いろんなところで聞いては来て、インプットは十分にできてるのに
それを実践に移すまでには相当時間がかかって…
ようやくイオンのフードコートでこの記事を書き始めました。笑
自分を大切にしたいと思った本との出会い
今まで特に意識したことはなかったことだけど
この漠然としている不安と仕事を辞めてやりたいこと真っしぐらに進む未来を想像してたはずだがそうできない自分をどうしても責めてしまう。
そんな時ある本を教えてもらった。
それはショウゲンくんという男性が日本を離れて絵を学びに行くんですが
その土地の人々に日本人の心を、というか人の心を教えてもらったという内容なんです。(すごーくざっくりまとめてしまいましたが)
内容もなかなか衝撃的だったのですが、その中で一番印象に残っているエピソードが
「ショウゲン、昨日誰と夕食を食べた?」(昨日か2日前だったと思いますが…)
この問いにショウゲンくんは答えられなかったそう。
答えはその問いをしたおじいさま家族と食べていたそう。
ショウゲンくんは確かにその場にいた。
だけど「心がそこになかった」とおじいさまは言われてました。
そしてそこにいた家族もショウゲンくんが目の前にいるのに、そこにはいなかった、と。
ショウゲンくんは仕事を辞め、親の反対の中、一人で海外で絵の勉強を始めました。
彼の中ではその村にいる1分1秒を無駄にできないと必死だったんだと思います。
ここで実力なり、結果なりをつけて日本に戻った時に成功できるように。親に認めてもらえるように。仕事を辞めてた時間が無駄にならないように。
私も今を生きていないかも
このエピソードを聞いた時、私もショウゲンくんと同じ気持ちでした。
そして2日前も昨日の食事の内容も思い出せなかった。
誰となんの話をしていたのか思い出せなかった。
仕事を辞める前からそうでしたが、辞めてからさらに未来への不安や未来のために今何をするかということしか考えていませんでした。
「ショウゲンにとって食事は作業なんだよ」
全くその通り。栄養が摂れて、空腹を満たすためだけの食事。
私にとっても食事は作業でした。
私も、もしかしたら多くの日本人も「今」より「未来」を意識してる人が多いかもしれません。
自分のやりたいこと、将来の夢のために考え・行動することはとて素晴らしいこと。
だけど、そのために「今」に心を置かないのはあまりにももったいないことだと気付かされました。
自分を大切にする方法
正直な話、私は今からそれを探し始めます。
不安や心配の感情が湧き上がると、それと同時にそれを打破するための行動ができない自分を責めてしまいます。
ショウゲンくんの本との出会いをきっかけに
その本を紹介してくれた方、本を通して「ひすいこたろう」さんのことも知るようになりました。
この2人との出会いをきっかけに
「感謝ノート」というものを知りました。
当たり前にあるものに感謝できる気持ちを育てる。
でも、こうも言われました。
「探すんじゃない、感謝は湧き出てくるもの」
朝の暖かい日差しにありがとう
当たり前に動いてくれる車にありがとう
温かいご飯をありがとう
感謝から始めてみよう。
湧き出てくる感謝で自分満たしてみよう。
私もこれから始めていきます。
不思議と感謝口にする時の私は穏やかな顔をしています。
イライラもしていないし、怒ってもいません。
とてもいい気持ちです。
それではまた。
今日も素敵だったね。ありがとう。