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[not enough]の感想

解釈より感想に集中しました。





stand

シーズとして舞台の仕事を受けてお互いのことを考えながらやりたいと思う二人。歌のステージではないのにお互いのことを考えてやりたいと思うのはやはりセヴン♯スまでの話があったからでしょう。



始める


今までの美琴は完璧なパフォーマンスのために歌やダンスのような外的な要素だけを練習したけど今回は中身の感想や気持ちを求めるため苦戦しています。

にちかから一緒に練習することを提案するところで成長を感じる。

ここの美琴ほんとにかわいい。みーちゃん.…

美琴に食べ物をくれるにちかと一緒に食べようとする美琴。にちかにとって一緒に食事することには色んな意味がありますが後で話します。


マーレイとリリア

セリフも所作も完璧だからこそ中身の足りないものが見えてしまう美琴。そしてそんな美琴にできないことをできるようになってみることを課題として与える演出家。



足りないものは

できないことをできるようになるため料理を始めようと材料を着実にたくさん買うが、料理道具は準備できないところは美琴らしい。

grad - goodbye

美琴の家事が下手なところはgradの最後を思い出しますね。


家に招待するにちかとか「ふたりで」と言う美琴とかほんとにエモくなります.…



もっているものは

美琴は好きなこととかやりたいことを向かって走って行くけどその時、隣に自分はいるのかなと思うにちか。

そして美琴の隣に自分がいないことを思ったら褒められるんですがリリアの空っぽな感じが出たことを褒められます。つまりにちかは美琴の隣にいない私は空っぽということです。



(たぶん)1+1

今まではにちかが美琴を追いかけて行く方だったのに今回は逆ですね。

そしてプロデューサーのプロデュース指針。

ほんまに

そして今回は先に一緒に練習しようと話す美琴。ノー・カラットでにちかではなくダンサーと相談していた時とは代わっていて成長を感じますね.…

ノー・カラット - III

セヴン♯スでは美琴が少しシーズから離れてまた帰ってくる方向だったけど、今回は逆ににちかがシーズとしての仕事より別の仕事をやって帰ってくる方向ですね。

このセリフはこのシナリオでの話だけではなく、今までの物語で美琴がにちかの近づこうとする気持ちを気づいてくれなくてすまないという風にも見えます。

自分が一人で作ってみた筑前煮をにちかにくれるんですが、最初ににちかに貰った、そしてにちかに作る方を教えられた食べ物を今回は一人で作ってくれるんです。
にちかは食べ物と「家族」という概念について話したことがあるんですが、これを思い出しました。

【夜よこノ窓は塗らないデ】- 夜夜夜窓夜

【夜よこノ窓は塗らないデ】ではにちかと買い物をしたり、同じ食べ物を食べる行動を通じて、にちかが持っている'家族'という概念について話が流れます。過去、家族とともにすき焼きをたべる時卵を破って良いことがあるように祈って食べた思い出を言ってくれたにちかにプロデューサーはにちかに良い事があるように二つも祈ります。同じ食べ物を同じ場所で一緒に食べているけど、同じ鍋ではなく個別の鍋で食べている場面でにちかの家族、もしくはそれに似た保護者の役割になりたいプロデューサーの姿とまだそのようには行われなかった姿が描かれました。
同じ食べ物を一緒に食べることで同じ経験を共有して特定の関係の中での結束力を結びたい,もしくは確かめたいんです。なのにそんなにちかに一緒に食べったことがある、作ったことがある筑前煮を今回は一人で作ってくれるのはにちかにとってはほんとに嬉しいことでしょう.…
一緒にいたい、けどまだたぶんが付いている美琴に手作り料理を、それも一緒に共有している思い出がある料理をもらうなんて.…
ここでほんとにボロ泣きしました.…

ここも最初とは逆なので泣きますほんと。

そして一緒にいたい思いをお互いに伝えるふたり…



足りない(1.0)

今回は一緒に番組に出るふたり。

この一言がこのシナリオで伝いたいことではないのかと思います。



最後に

シナリオを見る前にはこのふたりがシーズとしてようやく一緒に歩み始めたから今回はふたりがシーズにいる理由が出るんじゃないかな?と思いましたが…

はい…理由なんてなくてもただ一緒にいたい、その思いだけいればいんです…

そして最後のコミュの名前ですが
6話で「(たぶん)1+1」、そして最後にお互いの思いを確かめてたぶんはなくなったと思います。
エンディングは「足りない(1.0)」。1+1(にちかと美琴)は1.0(シーズ)になるということでしょう。

そして1.0は1000カラットの物語、シーズとしての物語は今始まったばかりなのを意味するのではないんでしょか。

ほんとに最高のシナリオでした…




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