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CANVAS 06 ノクチルの新曲を聞いて色々

THE IDOLM@STER SHINY COLORS “CANVAS” 06を聞きながら考えた個人的な感想や歌詞の解釈などをまとめた文です。
今までのノクチルの物語を思い出しながら読むと共感できると思います。








Reflection

答えなんて探したって 在るはずもなくって
いつだって 自分自身の心模様
水面に映った空 泣き出しそうで 静かにただ覗いてた
一つ二つ 波紋が色を重ねる

降り出した雨 僕に潸々と 悪戯に降り注ぐ度
瞬く間に景色を染めていくけど 一人じゃないから 怖くないよ

暗い夜も 光る朝も 巡り巡る世界でも
隣には 変わらず きみがいたんだ
僕らは出会って 選んで 風を掴んで
今と違った明日へ ずっと 離れないように手と手 繋いだままで

気づけば あんなに泣いていた空が  ほら
少し笑って 見えた気がしたんだ

踏み出す僕ら 街に淡々と 足音を響かせる度
瞬く間に色づき始めるけど 迷わないで

進め前に 行こう先へ それがどんな世界でも
きみとなら 答えも 理由もいらない
明日へ向かって 走って 風に乗って
今と違った僕らへ ずっと 変わらないように手と手 繋いだままで

Reflection

CANVAS06 タイトルの”Reflection”ですが、曲名がReflectionなのはもうノクチルは透明ではなく、それぞれの色に染まっていることを意味するかも知りません。透明なものは光を通すが、透明でないものは光を反射させるからですね。


”降り出した雨が波紋を作り色を重ね、瞬く間に色づき始めるけど隣には変わらず君がいるから怖くない”のイメージの曲で、自分の「色」を探し始めた今のノクチルなのにラスサビで歌うメンバーが変わるたびにシンバルの音で波紋のイメージを作るのはほんんんんんんとにヤバいです。

最初は雨が波紋を作り自分に色を重ねること、瞬く間に自分が見る景色を染めていくことを怖くても一人じゃないから怖くないと歌ったけどラスサビの方では「踏み出す僕ら」「街に淡々と足音を響かせる度」「瞬く間に色づき始めるけど」と歌うのを聞くと最初は雨が作る波紋が自分たちを色に染める受動的なイメージだけど最後には自分たちが足音を響かせて街に色をづける主体に変わります。
これは多分雨が自分たちに色をつけていくことをみんなで耐えた結果、雨が止まった後には自分たちが街に色をつけていった。もう透明な僕たちではなく、透明だった僕たちに変わったんですね。

追いかけてるばかりじゃ  いつか きみが見えなくなる
だからもう振り向かずに  自分の足で歩かなきゃ
後ろじゃなく 胸を張って  隣で笑えるように

アスファルトを鳴らして

そして「アスファルトを鳴らして」では"隣で笑えるように"自分の足で歩いていたノクチルが、今回の「Reflection」では"隣には変わらず君がいたんだ"と歌うんです。




夢が夢じゃなくなるその日まで

初めてを見つけたあの日
全部が輝いて見えたんだ
手を伸ばせば届きそうなくらいに
ただ眩しかった

かすかに胸に芽生えた思いは
気づけば理由に変わっていた

どんなに遠く離れた未来でも
昨日より今日、今日より明日
夢が夢じゃなくなるその日まで
せいいっぱい  まっすぐに追いかけて  きっと

数えたらキリがないくらい
何度も挫けそうになった
そんなときは決まってあの日に見た
景色想い出すんだ

駆け出して、転んで、立って、一息
そんな繰り返しの日々でも

自分で選んで決めた道だから
これしかって思ってきたから
誰より何より自分自身を 夢を
信じ続けたいんだ  ずっと

どんなに遠く離れた未来でも
誰かに無理だと笑われても
届きそうで届かない光を
せいいっぱい  まっすぐに追いかけて
夢が夢じゃなくなるその日まで

LaLaLa…

夢が夢じゃなくなるその日まで

「手を伸ばせば届きそうなくらいにただ眩しかった」と円香が歌うとまるで自分が見た透に耐えして話すように聞こえますね。

芽生えた小さな胸の鼓動
ゆらりゆらりと  打ち寄せる波のように

僕らだけの未来の空

「僕らだけの未来の空」で芽生えた小さな胸の鼓動は「夢が夢じゃなくなるその日まで」で気づけば理由に変わっていた

「どんなに遠く離れた未来でも」「夢が夢じゃなくなるその日まで」「せいいっぱい まっすぐに追いかけて」と歌い、「昨日より今日、今日より明日
」とも歌って明日へ行こうとするノクチルは「今しかない瞬間を」で二度と来ない今しかない瞬間を大切にしようと歌う時とは変わりましたね。
ただ幼馴染と一緒にいるのが一番だったころから自分たちの夢を探して明日へ行くように変わったと思います。

「そんなときは決まってあの日に見た景色想い出すんだ」の歌詞を透が歌うのはジャングルジム狙ってますね。STEPも近くに出ましたし。

「自分で選んで決めた道だからこれしかって思ってきたから」「自分自身を夢を信じ続けたい」と最初は幼馴染と一緒にいるためだけにアイドルを始めたノクチルがこんな歌詞を歌うのを聞くと泣きますね 普通。



青とオレンジ

青とオレンジの  空の下で僕らは
いつもと違う道  わざと遠回りしたりしてた
今日がずっと続けば なんて思いながら
青をオレンジが 包み込むまで

限りあるこの瞬間を 今を 繋いで少しずつ一歩ずつ

僕らは歩いてるんだ  不安も希望も連れて  帰り道のない日々へと
空の向こう 見えないけど 今日よりもきっと明日はって そう信じながら
青に手を振って  笑ってまた明日

始まりがあれば  終わりもきっとあって
永遠じゃないから  何より大切で

限りあるこの瞬間を  今を  重ねて少しずつ先へ
毎日迷って泣き笑いながら  真っ白に色を付けてくように

僕らは生きているんだ  不安も希望も抱え  かけがえのないこの日々を
空の向こう  見えなくても  今日よりももっと明日はって
オレンジに手を伸ばした

ラララ…

未来は何色にでも 染めて変えていける
そしていつの日かきっと  気づくんだ自分の色に  同じ色がないことに
それでも 同じ空の下を

一緒に歩いてくんだ  不安も希望も連れて 帰り道のない日々へと
空の向こう 見えないけど  今日よりもきっと明日はって  そう思えたから
きみに手を振って  笑ってまた明日

青とオレンジの  空の下で僕らは
昨日と違う道  オレンジが眩しかった

青とオレンジ

昼と夕焼けの空の色を「青とオレンジ」に重ねて時間の流れを歌うのだとも聞こえますね。 ”青をオレンジが包み込むまで”から”青に手を振って” ”オレンジが眩しかった”で終わるからな…

円香が「青に手を振って」透が「笑ってまた明日」と答えるところも好きです。 そして「青とオレンジの空の下で僕らは」という歌詞を最初は円香一人で歌うけど透が”青をオレンジが包み込むまで”と歌う後には円香と透が一緒に歌うんですね…

「今日がずっと続けば なんて思いながら」から「今日よりもきっと明日はって」と変わる小糸のパートも好きですね。

個人的には「今しかない瞬間を」と繋がれるところが多い曲だと思います。

二度と来ない 今しかない瞬間を
眩しいくらい駆け抜けよう

また明日手を振る君の
その背中が夕日に小さくなって行く(円香)

時が流れて 大人になって
今と違った色をしてても
ずっと忘れないこの景色を
君と見た空を

今しかない瞬間を

「今しかない瞬間を」で「また明日手を振る君のその背中が夕日に小さくなって行く」と歌う円香のパートと「青とオレンジ」の「笑ってまた明日」と答える透のパートが繋がれます。
イメージ的にも「今しかない瞬間を」と「青とオレンジ」二つとも帰り道のイメージがあります。けど「今しかない瞬間を」は”君の隣で 笑う日々がそんな毎日が 宝物”だから”二度と来ない今しかない瞬間を”楽しもうの方で、「青とオレンジ」は”今日がずっと続けば”と思ったけど”今を繋いで少しずつ一歩ずつ”未来へ、明日へ行こうの方です。けど「青とオレンジ」で明日へ行くことを”永遠じゃないから 何より大切で限りあるこの瞬間”(今)を重ねて明日へ行くと歌っているので「今しかない瞬間を」からもっと発展したとも見ることができます。
「今しかない瞬間を」で「時が流れて 大人になって 今と違った色をしてても ずっと忘れないこの景色を君と見た空を」のパートと「青とオレンジ」の「未来は何色にでも染めて変えていける そしていつの日かきっと 気づくんだ 自分の色に 同じ色がないことに それでも同じ空の下を」パートも繋がれますね。

「始まりがあれば 終わりもきっとあって永遠じゃないから」「今」は何より大切だけどそんな「今」が重ねて作られるものが「明日」だから今日よりもきっと明日はって信じられるものでしょう。

「そしていつの日かきっと 気づくんだ自分の色に 同じ色がないことに」のパートを最初透明だったノクチルが歌うと思うとすごくエモくなりますね。
(個人的に円香Pの立場としては透明をずっと求める円香がこの歌詞を歌えるように成長するのかなと思いながら聞きました。)

(「始まりがあれば 終わりもきっとあって永遠じゃないから 何より大切で」のパートも個人的には円香の【オイサラバエル】を思い出しました。)

「青をオレンジが 包み込むまで」から初めて「青に手を振って」、「 オレンジが眩しかった」で終わるので時の流れが見える曲なのでライブで見れる日が来ると最初はノクチルの青色ペンライトから初めてどんどんUOの色に代わって行くといいな…と思っています。


余談

アルバムカーバーのことも話すと、ノクチルのメンバー個人たちの色が一番強く描いていて衣装にもどんどん個人の色が強くなって行きます。
最初のノクチルは「さよなら、透明だった僕たち」のフレーズで始まり、透明性を出していました。この透明性はアイドルへの夢や熱情より、ただ幼馴染と一緒にいるためにアイドルを始めたノクチルを表現する言葉でした。けど色んなものを見て、そして経験し成長して自分の色を探し始めたノクチルは衣装にも自分の色がどんどん強くいくことで表現されました。そしてそんなメンバー個人の色が強くなった4次衣装(クリアベルトサーフェス)のアルバムで個人の色が今まで一番強く出たのでこれは感動しました。








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