扇風機は楽しいの話
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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!
空気をとめる、という話を前回させていただきました。
空気がとまっていると身体は熱を感じ暑くなります。綿や羽毛などは空気を留めておくことで温かさを保ちます。何も着なくても周りの空気が動かなければ同じ温度でも体感的には寒さを感じにくくなります。5度なんて気温では空気が動こうが動かまいが寒いです。なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。
35度の気温ではどうでしょう。空気が動く、つまりは風があるかないかでは暑さが随分と違ってきます。
外で空調などのない野外では、うちわなどで人為的に風をつくり暑さをしのぐなんて人もたくさんいます。
服をパタパタとさせ服の中に空気を取り入れ風をつくり暑さをしのぐという人もいたりいなかったりします。
最近では充電式の小さな扇風機なんてものを持ち、その風で暑さをしのいでいる人もいたりいなかったりします。
顔が熱いのか暑いのか、首もとに風を送りたいのか、はわかりませんが、口元にまるでマイクのように何か一曲歌うかのようにその扇風機を持っている人をよく見かけます。
顔が熱いにせよ、首が暑いにせよ、もう少し離して手を伸ばしたところから風を送ったほうが効率的に顔にも首にも当たりそうな気もしますが気がするだけなのでしょうか。
そもそも、あれくらいの羽ねハネだと近距離でしか風がない。のかもしれません。
しかし、電車などで隣に座った人がそんな扇風機で暑さをしのいでいると、その首や顔に当たった風が隣のこちらまでくるなんてこともあったりなかったりしますから、そんな風の勢いは小さくはないような気もします。
この扇風機をつかう人は効率よりも強い風にあたっているという感覚がほしいのかもしれません。
昔の人が風鈴の音で風を感じ暑さをしのいでいたように。
クビにカオにうちわでは出せない風力を当てているのだ。という安心を感じているのかもしれません。
あるいは、大きな扇風機でも子どもの頃にやったことがみんなある。声を発して、何とも言えない声の変化を楽しんでいるのかもしれません。
歌なんかを歌って、楽しんでいるのかもしれません。
そう思って扇風機の人を見るとなんだかこちらも楽しい気持ちになってきます、涼しくなればもっといいのですが、それはこちらも扇風機を用意しなければなりません。
日差しは夏のそれで暑いというよりも痛いので、このあたりで。
ありがとうございます。
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