独りよがりのラブレター vol.9
尊敬する 貴方 へ
私が貴方を思い浮かべる時、
いつだって、どんな時だって、 笑顔なんだ。
写真に映し出される姿は いつもとびきり輝いて 仕方がない。
私は笑顔にしか会ったことがない。
そんな姿にしか、会わせてもらえなかったのかもしれない。
でも、時々聞く貴方を取り巻く状況や環境は 想像を絶する。
その度、胸が苦しい。
それでも、貴方が私にとびきりの笑顔だけを感じさせてくれるのだから
私は静かにその暖かさだけをまっすぐに受け止めよう。
不意に 宇多田ヒカルが 歌ってる
『花束を君に贈ろう』 と
『愛しい人』 と
涙がふぅっと溢れるのは
あの旋律とともに貴女の溢れんばかりの笑顔を思い浮かべるからだろう。
私の涙を 嬉し涙と受け取ってもらえるように。
私も凛として、花束を贈ろう。
愛しい貴方へ。