ナニーさんってなに?
久しぶりにダジャレを思いついた自分にじわじわきています。
今日は学校にいるナニーさんについて!
ナニーさんとは...
ズバリ、お掃除さんのことです🧹
1コ前の記事で書いたように、EJSでは掃除の時間が設けられています。
お昼ご飯を食べたあと教室や廊下を掃除するのです。
ここでちょっと想像してみてください。
例えば教室で、あなたが水筒の中の水をこぼしたとします。そんなときあなたはどうしますか?
おそらくほとんどの人が「雑巾を持ってきて拭く」とか「片付ける」「掃除する」っていう回答だと思います。日本の学校だったらそうですよね?
ところが、EJSにはお掃除さんがいるのです👷🏼
子どもたちは何かこぼしたら「ナニー!ナニー!」と言って校内を探し回ります。
なんと不思議な光景。「自分で汚したんだから自分で片付けなさい!」なんていう注意は通用しません。
ゴミが落ちていても先生も子どもも掃除の時間以外は拾いません。なぜなら学校を綺麗に保つのがナニーさんの仕事だから。
この文化を理解していてもやっぱりわたしは気になってゴミが落ちていたら拾います。それを同僚の先生たちは全く気に留めないかむしろニヤニヤして見ています…。もどかしい。
でも、校内でゴミを拾ったり汚れを見つけて掃除をしたりすることを私たちがしてしまうとナニーさんの雇用を奪ってしまうことになりかねません😢
実際他の日本人と話していて同じような場面に遭遇している人がたくさん。
良かれと思って、自分が掃除していたら、それを見ていた人がナニーさんに怒った。「なんであなたがやらないの?」と。
いやいや、私がやりたくてやってるんだよ、ナニーさんがサボってるんじゃないよ。って思うけれど、仕事じゃないのに掃除をするっていう感覚がそもそも受け入れられないのだと思う。
あくまでわたし個人の意見だけど、
正直、この環境の中で日本式の教育を取り入れるために“掃除の時間”を導入しても、その時間があるから、決められてるから掃除をするのであって、それが日常生活の中で「汚れたら綺麗にしよう」とか「自分の生活する環境を整えよう」という積極的な姿勢に繋がるのかは疑問だな💭
どんなに日本の教育が称賛されていても、やっぱり異文化の中ではそのまま導入することは難しいんだなあと実感しています。
どれが正しくてどれが間違っているか、の問題ではなくて、その土地にあったやり方をいろんなもののいいとこ取りで見つけていけたらいいなあ
掃除の時間が、ただほうきとちりとりを持って教室を徘徊する時間ではなく、子どもたちにとって『学びの時間』になるようになにかしらのアプローチができるようになりたい。
wifi不調だったので更新があいてしまいましたが!
今日も読んでくれてありがとう!
مع السلامة👋(マーサラーマ)