【日本応援】草薙悠弥、猪肉のパイを食べて応援【和歌山】
~主な引用、転載等
~
「今日は……和歌山だ」
只の日本人、今日は和歌山県を支援する。
今回も日本を応援する草薙悠弥である。
今回支援した県は――和歌山。
今回支援する業種は食品。
それも少し変わったものだ。
ジビエ。
猪肉である。
猪、獣害に悩まされる山の地からの支援要請でもあった。
猪や獣は畑を荒らす。
時折漁師、ハンターが時折獣を狩る。
ジビエの肉を有効活用したい。
そんな想いがあるようだった。
(仕留めた命を無駄にしない)
その気持ちは大事だと草薙は思う。
草薙も色々なものを色々な形で仕留める男。
共感するものはあった。
もったいない、精神は大事である。
(様々な食材が使われている)
ジビエ、猪肉。
トマト。
タマネギ等の野菜。
たくさんの人間が関わっている。
つまりこの支援を行う事で多くの人間が潤うという事だ。
(少々金がかかったが……支援だからな!)
それもまた良し。
「ガハハハハハハハハハ!」
◆
「うむ!!出来た!!」
草薙はジビエのパイを暖めた。
ジビエはとても上手く調理されていた。
草薙は正直、ジビエのくさみなど殆ど気にしない。
だいたいのものは『美味い!』と食べる男であった。
だが、こうやってパイに包むのは中々いいアイディアである。
「肉をパイで包む!肉をパイで包む!!」
草薙は声に出した。
肉をパイで包む!!
いい響きだぞぉ!!
「食うぞ」
草薙はジビエで作られたパイを食った。
「美味い!!」
ジビエで作られたパイは美味かった。
肉がガッツリ入っている。
これはやはり猪肉だろう。
猪肉のガッツリ食感が口に入ってくる。
あふれる肉汁。
それにこれは……
(トマトか)
トマトが入っている。
日本の農家の皆さんが丹精込めて作ったトマト!
これが味に爽をもたらし、アクセントになる。
肉感たっぷりの猪肉!
そこにトマトがいいアクセントになっているのだ。
トマトの他にも椎茸など様々なものがはいっている。
そしてとても柔らかい。
とろけるような柔らかさ。
つやつやとした脂。少しさわっただけでツヤツヤとした脂が
手に乗る。だがそれが「脂だな」という感じがした。
美味い、そして肉のパイなのにどこか爽やかさがあった。
(いいな)
よく考えて調理されている。
草薙は感心した。
畑を荒らす猪を仕留め、その肉で作った猪肉料理。
ジビエのパイ。
その味は
「美味い!」
そして、この支援が和歌山で働く人達の助けになる。
「――良かった」
――支援して良かった。
草薙は思った。
支援は多くの人間に影響をもたらすだろう。
猪を狩る漁師、ハンター。
猪を料理する料理人
トマトなど、ジビエ料理を彩る食品を作る農家、生産者。
(まぁ、微々たるもんだがな)
ささやかな金額、ささやかな支援。
だが――
「――それもまた良し」
(頑張れよ、和歌山!)
(頑張れよ、ジビエ料理!)
(頑張れよ、関わる多くの日本人!)
草薙悠弥は日本を応援。
ジビエ料理、和歌山の人を応援したのであった。
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